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焔の魔法  作者: 有賀智樹
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嫌なこともあれば良い事もあっていいよね

 現在昼休みになった訳だが俺だけが阻害されているそんな感じだ。授業はまだいいだが、昼休みボッチは目立つということで昼飯を食べた俺は図書館にでも行くかと思い席を立つ。


「東雲さんよろしくね、僕は光屋 輝人どうかな連絡先とか交換しないかい」


「キャァァァァ、いきなり熱いアプローチ」


「普通に嫌なんだけど」


よしよく言ったクソメス。今だけは感謝を言ってやる、と思ったが今俺が教室を出てこうとするのをニヤニヤしながら見てたので無し、光屋とともに死んで欲しいそう心から願った。


 図書館はかなり広くどんな本でもあるような感じだった。生徒も俺含め少しだけだった、適当な席に座り、作者 サンライト太郎 のミステリー小説『連続密室殺人の回』を読む。名前の割にすごいシリアスなミステリー物を書くのでよく読んでいる。


 10分ほど経った所で後ろから刺さる視線に気づいた。黒髪ロングの女の子であった、これは俺から喋り掛けた方が良いのか分からない。


「あの、すいません サンライト太郎 好きなんですか? 」


「ああ、この名前でガチもののミステリーってのが面白いよな」


「はい、わたしもその作品好きなんです! 良かったちょっと話しませんか、あんまりそういう事話せる人いないんで」


「お、おう」


 普通にいいやつで喋りやすい子だった。本の話以外では口数は少ないが本のことになると急に饒舌になる。話に夢中になっている間に昼休み終了のチャイムが鳴った。


「もう時間だな」


「すいません話に夢中になっちゃって喋り過ぎちゃって」


「全然大丈夫だぞ、こっちも楽しかったからな」


「それは良かったです、えっと名前聞いてなかったですよね」


「俺は朝日 焔 よろしくな」


「クラスで有名な朝日くんだったんですね」


「えっともしかしてAクラス、いやあの視姦とか嘘だからな」


「大丈夫ですよ私は噂話とかは信じないので、黒原 一樹 ですよろしくお願いします」


この子は天使なんだと思ってしまうくらいの光り輝く笑顔だった。


「では一緒にクラスまで行きましょうか」


「そうだな、早く戻らねえと怒られるしな」


帰る途中は、あまり喋ることもなかったが無言はあまり辛いとは感じなかった。


 そのまま俺はホワホワした気持ちで授業を受けていると、横のイヤーな女から話しかけられた。


「ねえ、何でそんな嬉しそうなわけ?」


「別に、クソ……東雲には関係ないだろう」


「何、トイレでも行きたいの?」


俺は無視を決め込む。なぜならここから話してたらまたムカつくことを言われて終わりだからだ。


「えっ、もしかして漏らした」


「まてまて、そんな大きな声で言うなというか、漏らしてねえよ」


「焔くん静かにしなさい」


「てめえはめやがったな」


俺はクソメスに向かって小声で言う。


「……………」


無視かよ!いちいち感に触る野郎だな全く。


 とここで先生が学生生活についての重要な話をするといいだした。


「生徒諸君まず君たちにはこの1ヶ月間を使って固定グループを作ってもらいたい。この固定グループを作らなければ受けられない依頼などもあるのでよろしく頼む以上今日の授業を終了する。各々これからは任務での単位取得を目指すまたは他の人物の力を知りその人グループに入れるなり頑張ってくれたまえ」


終わったこれは終わった。誰と組むとか全然だし、ます友達できるか分からねえし。まあ今は4月1日正直時間はある、だから今日は帰る。相変わらずクソ女の所には人が群がっている。大方みんながスカウトしているのだろう、今のところ実力が知れてるのはあいつの他に数人だしあいつはその中でも飛び抜けてるからな。


俺があいつを誘うかと言えば絶対無いと言える。能力がずば抜けててもあの性格ではチームなんて組めないからだ。誘うとしたら黒原だが正直俺は女が少し苦手だチームなら気心の知れて何でもいい会える仲間がいいし、考えどころだ。


「まあ、難しいこと考えててもな意味はねえよな」


「何の意味が無いのですか」


俺は急に話しかけられてびっくりしてしまった。


「悪い悪い急に話しかけられてびっくりしちまった」


「いえいいですよ、何か難しい顔してられたので大丈夫かなと思いまして」


「ああ、問題ない大丈夫だ」


「そうですかでは失礼します」


また図書館にでも行くのか。本当に本の好きなやつだ、気が合うかも知れないし誘うのもありなのかも知れないな。



































 



毎日6時投稿の予定で行くのでよろしくです。

誤字とかあったらどんどん指摘お願いします。

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