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労働は大事だ

ノーバード王国は、フィリップ・ノーバード五世によって統治される中規模の国家だ。西側、北側はそれぞれ他国に面し、それ以外の国境は海に面している。

輸出物の主な品物は羊毛と材木。国土の約半分は森と湖が占めている。

気候は温暖、四季があるが比較的春や秋の時間が長い。森が多いために食べる物には困らないが、野生の動物に襲われ死ぬものも一定数居る。


それが私、サロメの現在住む国だ。前世では前田雪という名前だったけど、まあどうでもいいとしよう。

別に死んだわけじゃないとは思うけどぷっつりと記憶が途中から途切れてるからもしかしたら死んだのかもしれない。今は生きてるから別にいいとしたい。


現代日本ではあり得ない乳児死亡率と幼児死亡率が普通のこの国のこの時代にいるせいか、本体のサロメは死にかけてた。目覚めた時に食中毒だったようで腹痛に悩まされたものの中の人が入っちゃったせいか健康体に戻れたのはいい事のはずだ。

気が付いた時に抱きしめてくれた母親らしき人は実は母親じゃなくて叔母だとか、両親ともに死んでるとか、結構ハードな展開もあるけど、ちゃんと生きていけそうだ。


扶養してくれる叔母夫婦は都市に近い農村に住んでいる。森は近いから食うに困らないし、叔父さんは行商もしてるから多少裕福だ。

だから、ここに居られるのは本当に運がいい。


私は本が好きだ。そして実践も好きだ。

だから読んだ農業関連の本の内容を実家の菜園で細々実践してみたり河原に出て気になる鉱石が何かないかと探ってみたりするのが好きだった。

一応年頃の女だったこともあって、レース編みやつまみ細工みたいな手芸も好きだったから材料を揃えてやってみたり、料理や裁縫にも凝ってみたりした。


だけど、それが一体何になるという知識もあったし就職どうすんだという問題もあった。

今の所は、その知識が十分役立っているので有難いと切実に思っている。

働かざるもの食うべからず。食いたけりゃ働け。

さて、ちゃんとお仕事手伝って、収入が上がるようにしなければ!

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