~fragment's~
「……Who are you?」「オレは女じゃねえ! Not Lady!!」
「かわいい。so cute」「ドウタシマシテ。コナツ護る、俺の役目」
「ウンメイ。俺とコナツ、出逢う」
「んー、小夏が泣いてる気がしたから」「俺じゃ、駄目なのか?」
「ずっと、会いたかったんだ」
「私を、誰だと思ってるの? 夢魔族の第5王女、ライラ・リリシレイヤ様だよ」
「あの冷たいところがいいんじゃん。あーちょおゾクゾクするう♥」「う~ん……好きっていうか……犯したい?」
「だからかな、ほしいって思った。お姉ちゃんのはじめてを奪って、イヴだけのものにしたい。組み敷いて鳴かせて、イヴのことしか考えられなくしたい」
「そこは、お酒の力だよね」「うん。酔わせて、押し倒す」
「だいじょーぶ、オレらえっちうまいから」「骨抜きだよな、一回ヤっちゃうと」
「そうだなあ……双子坂がいつもお前にしてるみたいなこと、かな?」
「すき。こなつ、愛してる」「きゅうん」
「こなつ!! おれ、こいつキライ!! ころしていい!??」
「俺は俺が嫌いだ」 「女は、いつだって男を裏切る。弄ぶ。だったら俺は……」
「おまえのために、死ぬ。それはそんなに、いけないことか?」
「我バアル。悪魔の序列一位の猫将軍にゃ」「さあ、バアルとにゃんにゃんしようにゃ♥」
「ご主人は、きっと小夏のために死ぬだろうから」
「二度と、僕に触るな。汚らわしい……っ」「跪いて、許しを乞え。そうしたら、僕の奴隷にして可愛がってやるよ」
「だから、僕から離れるな。もう、二度と……」
「僕がいなくても、君は幸せに生きていける」「僕に傷つけられたくなかったら、離れてよ」
「いいよね。みんなからチヤホヤされて。さぞかし、いい気分だろうね」
( ( こなつは、おんなのこでしょ。けがしたら、どうするの ))
(( なにかあっても、おまえがたすけてくれるから。だからへいき。なにもこわくねーもん! ))
『ねえ、小夏。約束したよね。いつか君をさらいに行くって。今、その誓いをかなえるよ。結婚しよう、小夏。僕の赤ちゃんを産んでください』
「結論から言おう。君は、妊娠している」「その胎児は、人間<ヒト>ではないんだ、小夏」
「泣き叫べよ、僕の可愛い子犬<ディア・パピー>」「さあ、おまえはどんな声で鳴く? 聞かせてくれ、おまえの歌を」
(( だいすきだよ、ママ ))
(( ――さあ、<失われた心>を、取り戻せ。 ))
→→→『ミッドサマー・ロストハートⅡ』に続く(ムーンライトノベルス・R18・大人向けです)
https://novel18.syosetu.com/n5447ep/




