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夏生詩集2

願い

作者: 夏生

クリスマス

幸せいっぱいの男女のコマーシャル

幸せいっぱいのクリスマスソング

あちこち点滅する光

街は眩しい光の山 光の渦


クリスマスは

キリストの誕生日です

家族が

ひとつに集まってお祝いする日です

恋人同士 

愛を確かめ合うイベントです


華やかな街 煌く街は歌っています


私は耳を片方塞いで

目を片方瞑って

幸せいっぱいの世界から

一歩出ることにしました


クリスマスの喧騒にかき消された声を

聞きたくて

光の影になっている姿を捉えたくて

心の焦点を合わせようと


せめて

寄り添うことができたなら

せめて

声を聞くことができたなら


なんでもない

ただの一個の人間ですが

何も成し遂げていない

不束な者ですが


必要なければ幸いで

必要ならば 喜んで


今は

願うことしかできませんが

それでもよろしければ



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