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「怒り」/「ほんの一息」
「怒り」
腹の底から湧き上がる
沸々と
煮えたぎる
マグマのような
——熱
全身の血流は煮えたぎり
顔に熱が
頭に熱が
押し寄せる
それでも
いつもぐっと抑え
無理やりねじ伏せて
けれども
煮えたぎる血は
出口を求め
溢れんばかりに
膨張し
出口を探しいる
抑え込み
ねじ伏せて
腹の奥底に呑み込んで
それでも
やがて
それは
出口を求めて
爆発する
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「ほんの一息」
珈琲でも
紅茶でも
お気に入りの一杯で
一息つきましょう
炭酸水でも
ジュースでも
お気に入りの一杯で
一息つきましょう
甘い甘い
砂糖を
いっぱいに
ゆっくりゆっくり
深呼吸して
ゆっくりゆっくり
飲みましょう
まわりの世界は
とても速足で
置いてゆかれそうになるけれど
少し立ち止まって
一息ついて
休みましょう
世の中は
苦いものにあふれているから
ときどきでいいから
甘いもので
自分を包んであげましょう




