表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

74/81

074 この章で新しく登場した人物と補足

ベイリン

アルゴの父。ドワーフの戦士のチャンピオン。息子が異様にでかいのはこの人の遺伝らしい。名前の由来はアーサー王伝説に登場する騎士のひとり。初期案では宴のとき競技会も行われそこで主人公と戦う予定だったのだが、お話的にこの章のメインはザラター戦なのでこの人とまでバトったらダレるだけなのでカット。でもオルフラムの剣は真の勇士と認められないと造ってもらえないし、主人公は武者修行で強いやつと戦いたがっているので、話に出てこないところで手合わせはしたはず。


ドワーフの女王

本作のドワーフは女性もヒゲが生える古典的なタイプ。のじゃロリを期待していた読者諸氏には申し訳ない限りである。


通せんぼ男爵

時代劇だとたまに川止め(水位上昇のため安全上の理由で渡河を禁止すること。お話では悪代官が旅籠に金を落とさせるため、十分渡れる水位でやるのがお約束)エピソードがあるので思いつきで登場させた。あまり有能ではなさそうだが、マンティコア退治を強制しなかったあたり人柄はどこぞの丘の村長よりまともで、領民から慕われているようだ。


とある伯爵&不仲だった隣の貴族

ただのモブ。特に細かい設定は存在せず。


ドワーフの戦士二名

モブなので適当にこじつけて名前を出さなかった。再登場するかは不明。


フィーネのお父さん

故人。設定だと料理人。フィーネの調理スキルはこの人の直伝。今でいうこども食堂のようなこともやっていたらしく、娘の「不遇な子供らに十分な食事を提供したい」という考えに影響を与えている。


マノン院長

フィーネの師匠。戦慄のサブミッションエトワール。なおフィーネが孤児院に来た当時は先代が存命だったため、まだ院長ではなかった。


魔法の剣を手に入れた戦士

名前はイグナシオ。詳細はギルマスが主人公の短編集「元ギルドマスターの手記」二話参照。


ザラター

魔界での勢力争いに敗れ、捲土重来を期して人間界で暗躍していた奸物。魔王なのに主人公にあっさり敗北したが、双頭トカゲって時点で絵的にもうダメである。今どき魔王を名乗るなら銀髪ゴスロリ美少女でないと……。名前はイギリスのゲームブック「最後のカイ戦士ローンウルフ」シリーズの設定資料集に登場した大道芸人まがいの魔法使いから拝借。なおその本のザラターは光の魔法で目眩ましをしてる間にテーブルの下に隠したロバを引っ張り出して召喚したように見せるという、どちらかというと手品師に近い人だった。依代の老人を三流魔法使いと呼んでいたのはこれが元ネタ。そういや頭が二つあるのに二つの魔法を同時に使ってこなかったな。主人公に煽られて逆上してたからか?


━━━━━


マンティコア

人間の顔にライオンの体、コウモリの羽とサソリの尾をもつ魔物。キメラの一種か。


ゾロア

人の上半身と蟻の下半身をもつ魔物。蜘蛛型のアラクネと違って上半身も外骨格らしい。


三本角のデーモン

別名、地獄魔神。典型的なグレーターデーモンの一種。


炎のデーモン

別名、火炎魔神。最もありふれたグレーターデーモン。


ザラターの名前

逃亡者なのに堂々と本名を名乗っていたのは疑問が残る。もちろんメタ的には情報量を減らすためだが、テキトーにこじつけるなら……①考えることはみな同じ。アニス王女同様、同名の別人で通すつもりだった。魔法使いが本当に同名だった可能性も②仮に魔法使いのときAという偽名を使ったとして、それは「Aへの」畏怖であって「ザラターへの」畏怖ではない、したがって魔力強化に不都合があった③敵対していた魔王は魔界にも別の敵がまだおり、人間界のザラターを討伐できる戦力を差し向ける余裕はない。なのでわざと正体を隠さないことによる挑発行為④偽名を使うのは逃げ隠れしているのを認めるようで癪だった、あたりか。正直、話の本筋に関係ないので私も考えてない。あと、種族は蛇魔神じゃなく夜魔神だったかも。


トリプルストリームアタック

元ネタはもちろん「機動戦士ガンダム」のジェットストリームアタックと「聖戦士ダンバイン」のトリプラー。フィーネは敵じゃなく味方に踏んづけられてたけど。リーズにこれを話したジュリアは地球人なので、普通にガンダムもダンバインも知ってた。ところでフィーネを踏み台にするとき、髪の毛踏んだら絶対滑るし、フィーネの首もガクッてなるよね? 戦闘時は邪魔にならないようアップにまとめて頭巾に入れてんのかな。絵的には長い髪をなびかせて戦う方が映えるんだけど。


作者の違う別の書物

その作者って、もしかして姫様本人なんじゃ……


プリンセスガードがお風呂にいなかった理由

むろんメタ的な都合だが、主人公の目に入らなかっただけでモブの女騎士が近くにいたかもしれない。姫様が「いつもプリンセスガードに囲まれてたら気が休まらない! 護衛はお姉さまたちがいるから!」とワガママ言ったのかもだけど。逆に、勇者の息子である主人公を王家の血縁に取り込むべく、ジョゼットさんがジェイクの悪戯を利用した可能性も?


壊れた武具

更新時は「魔王を討伐したとき使ったもの」として女王に献上したと書いた。でも投稿してから思い出したけど、この鎧って主人公が武者修行の旅に出るとき、お母さんが餞別にくれたものなんですよね。それを人にあげちゃっていいの? と思ったので書き直した。でもお母さんは「私の餞別だろうがなんだろうが鎧なんてただの鉄板よ。壊れたものを後生大事に持ってその分必要なものを持てる量が減って、それで危険な目に遭ったら本末転倒じゃない」くらい言いそう。


一夫多妻

魔法により女性でも身体能力をカバーできるといっても、やはり物騒な世界の死亡率は男のほうが高い。したがって一夫一婦だと女性が余り、人口維持に支障をきたすのだ。なお実際には経済的理由や人間関係の問題から一夫一婦が多い。ちなみに、稀ではあるが一妻多夫も違法ではない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ