プロローグ
コロナの影響でかなり暇だったので、書きました。
初めて書いたので読みづらいと思いますが、優しい目で見て頂けるとありがたいです。
「なぁ、映画行かね?」
俺、佐藤和也は高校からの帰り道で親友の後藤竜二に声をかけた。
「すまん。帰ってゲームする!」
「ゲームぐらいいつでも出来るだろ。折角模試が終わってゆっくりできるんだから今日ぐらい一緒に遊ぼうぜ。」
「βテストの期間今日までなんだって…」
「今日までならあと半日ぐらいしかないんだし諦めて俺に付き合えよ!」
「マジ面白いから無理。模試も集中できんかったし…」
「そんなにかよ。」
「あぁ、〖Another World Online〗略して〖AWO〗っていうゲームなんだよ。まぁ剣と魔法のありきたりなファンタジー世界なんだけど、スキルの数が半端なく多い。そのおかげでスキルの組み合わせ次第で強くなれるから廃人とかリアルチート勢とかに高校生の俺でも勝てる。そこが他と違うんだよな… あと、これは他のVRMMOにも言えることだけど、五感の再現がやばいから甘いもの好きなだけ食べれるのが良いな。」
こんなことを言っているが、竜二もかなりのリアルチートである。返答も予想できるので絶対に言わないが…
「竜二は相変わらず甘いものに目がないんだな… 五感の再現って俺みたいにかなり目が悪くても大丈夫なのか?」
「詳しくは俺もわかんねーけど、最新のVRMMOならどれも脳波を検知してるらしいから和也みたいな人でも大丈夫らしいぞ。」
「マジ?なら俺も買おうかな… 製品版いつ発売?」
「だいたい1ヶ月後らしい。βテスターなら1人分確保できるからいるか?」
「あざーす。やっぱもつべきものはゲーマーの親友だな!」
「はいはい。まぁ届いたら連絡するわ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
1ヶ月後
竜二から〖AWO〗が届いたと電話がかかってきた。俺は急いで竜二の家に向かった。
「竜二、取りに来ぞ。」
「おう。ありがたく受け取れ!」
「ありがとな。そういえば、最初は10個スキル選べるっていうのだけは調べたんだけど、必須スキルとかあるか?」
「『鑑定』と『識別』は必須だな。あとは和也が何したいかによるな。」
「ゲームぐらい身体動かしたいな。現実ではほとんど運動しないし…」
「身体動かしたいなら、魔法より武器持って戦う感じか?」
「あ〜そうだな… 短剣で二刀流とかしてみたいかも!なんかのアニメでみたのかっこよかったし。」
「短剣なら『剣』スキル取って育てれば、『短剣』スキルに派生するな。ただ、残念なことに二刀流は厳しいな…」
「二刀流が厳しいって短剣2本用意すればいいだけじゃないのか?」
「βの時にいろいろ試したやつがいたんだけど、両手に持っても片方しかスキル補正が乗らないらしいんだよ。だからもう片方はダメージ微妙になるんだよな… それなら、片手の武器分の重量をアクセサリーに回して攻撃力あげた方がいいらしい」
「なるほどな…」
「ただ、NPCに聞いたら『二刀流』スキルが存在するらしくてそれを習得すればいいらしいんだけど、βの短い期間では取得条件すらわからなかったな」
「参考になったわ。竜二ありがとな。」
これから
『』→スキル名
〈〉→個人アナウンス
《》→ワールドアナウンス
の予定です。