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47.お師匠様4

10万文字達成。ピックアップされる条件がそろいましたー。

されるといいな。

 むくっと起きました。お姉さん師匠のお胸は大変心地よかったです。お母さんと一緒に寝たときよりもぽやぽやしていました。お母さんごめん。


 ネイちゃんも齧りついたまま、まだ寝ています。うん。お胸が2つあって良かったよ。ひと揉みして、うん、羨ましい。これが私にも付いていたらと思います。


 う~ん、さて起きようかな。貧農の朝は早いんですよ。生れてから遅寝などしたこと有りませんとも。前世では……朝錬が有ったから結構早起きだったな。


 2人はまだ寝てそうだね。よし。朝ご飯でも作っておきましょうかね。はわぁ~。一人起き出して身支度を整えて厨房に向かいます。


 シチューは昨日の残りを温め直せばいいでしょう。パンはスライスしてガリックバターで良しと。お肉が無いとネイちゃんが泣くかな? ……おっと。これはベコン? 保冷庫の奥で見つけちゃいました。


 卵が有ればベコンエッグなどもいいのですが流石に無いか。ならばカリカリベコンにしてみましょうかね。サラダはどうしようかな? 一応作ろうか。


 ドレッシングをわさぶで作ってみよう。結構濃いめの朝食だし、さっぱり行きたいよね。んー、食後のお茶は……これは!


 流石は錬金術師。お高いお茶も常備してますね。紅茶でしょうか? 早速準備をしておきましょう。黒いお砂糖も用意してと、ミルクは……有りますね~。この保冷庫結構いろいろ入ってますよ。


 何時から入っているかは考えないようにしましょう。昨日の感じだと恐ろしい結果になる気がします。


 だらっとした格好で片乳が見えそうな感じのお姉さん師匠が寝巻のままネイちゃんの手を引いて現れました。


 2人ともテーブルの上の食事を見てシャキッとします。すかさず魔法で洗浄、そのままテーブルに着きます。良いんですけどね。綺麗になったのでいいんですけど釈然としません。


「おお、今日も朝から豪勢じゃないか。おはよう」


「おはようございます。昨日の残りものにちょいと足しただけですよ?」


「……おは~」


「はい。おはようネイちゃん」


 いつもはネイちゃんも早起きですよ? まさか私に合わせてたわけじゃ……かわいそうな事をしました。もっとゆっくり寝かせてあげても問題なかったのに。


 朝食もがつがつ食べて、動けません。そうだ。まだ紅茶が有ったんだ。うぅ、動くと乙女汁が出てしまいそう。冗談です。キラキラ何か口から出ません。


 紅茶を入れて、カップに注いでソーサーとスプーン、黒いお砂糖を添えます。何とカップは陶器です。錬金術師は儲かるのでしょうか。


「ん? お砂糖? どうするつもりだ?」


「紅茶に入れてミルクを垂らせば美味しいですよ」


 ネイちゃんにも作ってあげます。こちらのお茶はストレートが一般的です。大体どのお茶でもそうですが、紅茶はミルクティーが好きなんです。


「お姉さん師匠もどうですか? 物は試しです。女は度胸」


「なんか違う気もするが貰おうか」


 お姉さん師匠の分は甘さ控えめにしてみました。ネイちゃんのはがっつりあまあまです。私のはまあ、甘い位です。ブランデーが有れば1滴位垂らすとそれはそれは美味しいです。大人は結構垂らしますが、ブランデーの味が分かるほど入れるのは邪道だと思っています。


「ふむ。悪くない。人によって作り方を変えているな? ネイ、ちょっと飲ませて見ろ」


 ああ~、やめとけばいいのに。それは私でも甘過ぎの奴です。ネイちゃんは喜んで飲みますがきっと砂糖水でも喜んで飲みます。


「ぐふっ。これは甘すぎないか? ネイ、大丈夫なのか?」


 ネイちゃんは可愛らしく小首をかしげて何の事? みたいな顔をしています。徐々に矯正して普通の飲み物に慣らして行きましょう。


 朝食で時間をくってしまいましたが、私達は初心者講習です。お姉さん師匠は薬師ギルドでお仕事です。お昼に合流する事にして一旦別れてそれぞれ活動です。


 冒険者ギルドに着いたら地下の訓練場にコソコソと向かいますが……何やら視線が追い掛けてきます。何時もと違って包囲されている感じです。なぜ? コソコソ出来ません。


 ごついお姉さんががっつりこちらをロックオンしています。いや、細身の魔法使いのお姉さんでしょうか今にもこちらに来そうです。


 何か拙い状況でしょうか。おお、女神こと受付のお姉さんが気付いてくれたようです。こちらに足早に来ます。


「あら、あなた達だったの。どうしたのその恰好」


 あ、ローブを着たままです。なるほど。何時もと違う異物が混じったので注目を集めてしまっていたのでした。いそいそとローブを脱いでいつも通りです。


「錬金術師に弟子入りしました。ローブはそこで貰いました」


「ふ~ん。うちの若手をヘッドハンティングしたのはどこのどいつかしら」


「え~と。Cランク冒険者でも有るサリー師匠ですよ?」


「あら、サリーのとこに弟子入りしたの! そう。ならサリーに言っておいてちょうだい。こっちの仕事も偶にはしなさいって」


「は~い」


 それで解放されました。地下に降りると教官のハンスさんが待っていました。慌てて近寄るとにっこり笑ってくれます。


「すいません。遅くなりました?」


「大丈夫ですよ。時間通りですから。それでは今日もよろしくお願いします」


「「よろしくお願いします」」

以下の様な物も書いています。

 異世界農業物語~異世界で農業始めましたーhttps://ncode.syosetu.com/n0558dz/

 異世界転生苦労譚~異世界だって甘くない~https://ncode.syosetu.com/n3637fl/

 エルフ賢者の子育て日記https://ncode.syosetu.com/n5068fk/

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