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策謀
一年以上の時が過ぎ、私は神になった。
サヨコにお米と交換するための道具や知識を渡したが、それは山に住む天狗から授けられたという事にしていた。
そうしたらいつの間にか山の麓に天狗を祭る小さな社が建っていたのだ。
しかも、なんとその社には定期的にお米が供えられる。
それは三人で分けて食べた。
独り占めはしない、私は寛大な性格だしみんなで食べた方が美味しい。
だが私はこれで満足している訳ではない。
将来的には毎日三人でお米をたらふく食べるのが夢だ。
だが問題もある。
ネタが尽きた・・・
農業チートっぽいことは出来たのだが、作った物の著作権を主張できる訳でもないので継続的な収入にはなっていない。
まあ社には定期的にお米が供えられるが・・・
そんなある日、私が社に行くといつも通りに米が供えられていた・・・米俵で。
「ヒャッホー!これで半年は食べていける」
私は周囲を気にすることもなく駆けだした。
そこにある罠に気づくこともなく・・・




