ラウンド29・イッツア・リンカーン!〜瞬間硫黄と奇声のハナシ〜
「おっはよー!!」
「ぐほぁ!?」
奇声とともに元気に起床!ども、飛鳥です!
ん・・・?”奇声とともに”・・・・・?
おそーるおそーる下を見ると・・・・
「見かけによらずけっこう重いぞ日高・・・・」
女子には絶対禁制な言葉を吐くアホ圭太を一匹発見。
「重いとかいうんじゃねぇ!これでもダイエットしてるんだー!!」
「ぐっはぁ!?・・・びでぶっ!でゅうあ!」
枕投げ三連発を食らった圭太は、奇声三連発をあげながら眠りに落ちたとさ。
(まぁ、後で冷水かけて起こしたけどね☆)
所変わってここは食事場。
「それでは皆さん!ご一緒に!」
『いっただきまーす!!』
今日の朝ごはんは・・・
バターロールが二つ、オムレツ、ボイルキャベツとミニトマトのサラダ、スープが一皿。それに二百ミリリットル入り牛乳が一パック。
これで結構満腹かな?と思って部屋に帰ったあたしたち。でも・・・・?
「お腹空いた・・・」
そう、以外に足りなかった。
バスで食べるお菓子ももうないし。
他に食べれるようなもんないし。
「朝食でお代わりすればよかった・・・・」
どっかに食べれるよーなもん無いかなーと探していたら。
「おー、宇宙人日高はっけーん!」
みつけちゃった、かも。
「なんだよ、この偉人圭太様のボケにツッコミをしないとは、お仕置きだぞ?」
食べられるもん、はっけーん!
「圭太、いっただきまーす!!!」
「はぁ!?・・・・ぐぁぁぁぁぁぁ!!」
十分後。
「ごちそーさま☆」
満面の笑顔のあたし。
横には、乱闘にあったかと思わせるような状態で気絶中の圭太。
「ぁー、美味しかった♪」
「ナニガダヨ」
あれ、圭太おきてたの?
「おきてたとかいう問題じゃないだろ・・・・どこ食べやがったよ・・・」
「ん?そこ」
「そこ?あぁ!?俺の・・・・俺のアレがぁぁぁぁぁ!」
そこの危ない発言だと思った人。だいじょぶ、あたしはそんなアブナイ人じゃないから。
たべたのは、あたしの大こーぶつ。それだけ。
「俺の・・・俺の隠しレーズンパンがなぁい!」
大変美味しゅうございましたよ?
『放送でーす♪』
「あ、放送」
唐突に宿舎放送。ってか放送で放送っていうなよ。
『奏山への登山はあと三秒後に出発です♪瞬間移動で集まってくださいね!ではスタート!いち!』
「うそ!もうカウントダウンスタート!?いそげー!」
廊下を皆でダーシュッ!
『ちなみに嘘です♪』
「「「嘘かよぉぉぉ!!!」」」
すとーっぷ。
『実はホントです♪』
だーっしゅ。
「「「「どっち!?」」」」
『どっちも♪』
「「「「ムリだから!」」」」
『テヘ♪』
「「「かわい子ぶるな!」」」
皆さんツッコミがお上手な様で。ってか何人が一度にツッコんでんの?
『百人です♪』
放送が分かったらすげーと思う。
てかさ。
そういえばあたしたちダッシュしたままツッコンでるんだよね。
このまま行くと壁に激突――――
『壁はどこまでもありませんよ♪消しましたから♪』
「あんた魔法使い!?」
でも本当に壁がなかったり。
あれ?あ、そっか。
ここって玄関に通じる廊下だったりするんだもん。
「とうちゃーく!五年三組集合完了まできっかり十五秒でした♪」
結構早くね?ってか十五秒ってどーよ!
「二組は二秒、一組は一秒、四組は瞬間硫黄です♪」
他の組早過ぎじゃね?ってか四組の瞬間硫黄って何?
「瞬間に硫黄になった様ですね♪」
あぁ、だからまだ集合場所にいないんだー・・・・・ってはぁ!?
「「「「四組ー!!どこにいったぁぁぁぁ!!」」」」
当然、皆で大捜索かいしー。
四組は見つかったのか?そして硫黄になった経緯は!?
次回!「事件ファイルその1『四組硫黄事件』お楽しみに!!」
「・・・そんなのねーよ。あったら林間どうなんだっつの」
「さぁ?でも大捜索してるうちに四組見つかったからいいんじゃない?」
「まぁいっか?」
『それでは皆さん、奏山に出発します!バスに乗り込んでください!』
そういえば、バス席あたし、朝川さんとだったー。
またバスの中すごいことになるぞー♪
あははっ♪
書いててわけわかんなくなりました・・・・
読みにくかったらごめんなさい。