ラウンド22・イッツア・リンカーン!!〜準備編その5・ドラマチック理論〜
「石垣さん、意見ありますか?」
「「どっちのでしょう?」」
「・・・・どっちもお願いします」
こんにちは。引き続き飛鳥っす。
自己紹介も終わり、まずキャンプファイヤーのプログラムを決めることに。
で、またまた引き続いて、あたしが司会をやってるのだ。
「えっと、私は、その、キャンプファイヤーでは、ドラマチックな演出をしたほうが、あの、いいと思うんですけど・・・・・」
ふむふむ。ドラマチックな演出ね。
「具体的にはどんな演出ですか?マナさん」
「えっと、その、あの・・・・」
だめだこりゃ。
「はーい!あたしの案を聞いて!」
手を挙げたのは・・・・えーっと・・・藍那真希さん。
「あたしは、すっごく派手な演出したらいいと思うよ〜!たとえば、花火がドカーン!とか、キャンプファイヤーの炎が、爆発とか!」
「即却下」
「何でよ!いい案じゃないですか」
「危なすぎ!」
「・・・・!中原委員長はどう思います?」
いきなり話を振られた圭太は、しどろもどろだけど、はっきり答えた。
「おもしろそう」
こう、ハッキリと・・・・・ってはあ!?
「ちょいまち圭太!?アナタその光景を想像して言ってる?」
「ああ。面白そうじゃん、キャンプふレイヤーの炎が、『ドッカーン!!』って音発てて爆発するの」
「・・・・」
想像してみよう。
夜。
みんなが燃え盛る炎を囲んで円になっている会場。
そこで、いきなり炎が『ドッカァァァン!!』と音を発てて爆発する。
その炎を囲んでいるみんなは、子供がほとんど。
そして子供たちが一斉に『すげぇぇぇぇぇぇ!!』と雄たけびを上げて炎に突進。
そしてみんな大火傷。
・・・・・リアルにこぇぇ。
「きゃ―っか!!きゃ――っかぁ!!」
「「え〜」」
残念がる圭太&藍那さんを尻目に、あたしは続ける。
「他には意見ありませんか〜?」
「はい」
手を挙げたのは委員長。(キャンプファイヤー副委員長ね)
「マナさんの意見を取り入れて、『真っ白い衣服に身を包んだ天使(っぽい人)が、聖火(キャンプファイヤーの火)を持って、入場するのはどうでしょうか?』」
「意外にロマンチックだね。よし、これに賛成な人は手を挙げてー!!」
「へ〜い」
え〜っと・・・・圭太と藍那さん、阿辰さんを除いて全員、っと。
「はい、この案は決定です!」
ぱちぱちぱち、と音を立てて拍手する委員長とマナさんと石垣と他いろいろ。
そっぽ向いてる圭太と藍那さん。
どーでもいいというようにやっぱりそっぽ向いてる阿辰さん。
ばらばーら。
「他に意見は〜」
「「ねーよ!」」
あそ。
そんなこんなで、話し合いが終わる。・・・・・わけがない。
「だから!!天使なんてこの世にいないの!!なのに盛り上がるキャンプファイヤーで、何で架空人物出現させなきゃいけないのさ!!神様でいいよ」
「天使は神秘的なんですよ!?燃え盛る炎にぴったりではありませんか!」
いや、そんなこと聞いてないから。
ってか。
神様も、架空人物ですよ、藍那さん?
はい、休載する予定・・・・でしたが。
三、四日で、忙しくなくなってしまいました!(笑)
ですので、君VSあたしだけは、休載取り消しにしたいと思います。
あと、このサブタイトル。
準備編その5 ですね。
これがいくつまで続くかは分かりません。
謎です。