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ラウンド20・イッツア・リンカーン!!〜準備編その3・放送室に駆け込む先生〜

「これから、第一回キャンプファイヤー係の集まりを始めます」


「「「へーい」」」


「よろしくお願い・・・・・あれ?」


はい、かたっくるしい挨拶っぽい会話で始まりました。飛鳥です。


実はちょっと、困ったことがおきたんですよ。


それは―――――



「何でキャンプファイヤーはこんだけしかいないんだ?ねー(福)委員長知ってる?」


「えーと、副委員長ですよ私は。それがなぜに幸福の福なのでしょうか?」


「気にしない気にしない」


「・・・・・・・・・気にしてください」



そう、キャンプファイヤー係がなぜか六人しかいないのですよ!!


その六人とは、五年三組の圭太とあたし、五年二組の委員長ともう一人の髪が長い女の子。


で、五の一&五の四が一人ずつ、っと。



「ほんとにこれだけー?」



あたしは全員を見回しながら言った。と、さっきの髪の長い女の子が控えめに手を上げた。



「あのー、たしかうちのクラス、もう一人いたんですけど・・・・」



「そういえば、五の一も、もう一人いたよっ!!」



この元気っぽい声は五の一の女の子だ。



「そういえば、五の四もいたぞ。もう一人。」


ということは・・・・サボりだねー。


「サボってるやつをひっぱり出しに行ってくる」


「日高、俺も行く」


いつのまにか、そういうことになったとさ。




で、今あたし&圭太は、五年一組の教室のドアの前にいる。ちなみに、ここに来たのは五分ほど前。

つまり、五分間立ち尽くしてるってわけなのだ。


なぜって?


このクラスの先生、鬼のように怖いんだもーん!!


「圭太、はいろーよ」


「じゃー、お前から入れよ」


「圭太から」


「日高から」


怖さのあまりに、こんなやり取りが続いているのですよ。まったく、これだから男子ってやつは。


『あなたが言えるせりふじゃないよ、飛鳥。そう言うなら飛鳥から入れば?』


む、作者の声だ。無視しよ。


『しくしくしく』


泣いてるんじゃないよ。みっともない。


『うう、いつもよりも飛鳥が冷たい・・・・こうなったら飛鳥と圭太を離して菜摘を圭太と・・・・ぶつぶつぶつ』


あ――――!!分かった分かったお願いだからそれだけはー!!やめてぇ!


『けっ。じゃ、ここから本文に戻りまーす』


戻りまーす。



〜☆〜


「だーかーらー!圭太から!」


「日高から!!」


「むー、ならばこれはどうだ!!」


むむむむう攻撃っ☆


「あがががががっががが!!やめろぉぉぉぉ!!」


あははっ。知ってた圭太?むむむむう攻撃ってオールマイティなんだよっ☆


「オールマイティって・・・・チーン」


圭太はまたまた一時的に死んでしまった。


「けけけっ」


そんなこんなで廊下は騒がしやー。でもこの騒がしさのおかげで、


「ちょっと!!廊下にいる奴うるさいよ!こっちきな!」


あの鬼のように怖い先生―――柊久美子ひいらぎくみこ先生に見つかってしまった。




〜★〜


「さて、なんで廊下で騒いでたのか説明してもらおうか?」


現在、あたしたちは柊先生に、五の一の教室に連れ込まれ、先生の机の前で尋問されてます。


柊先生が目の前の机を握りこぶしで叩くのをみるだけで怖すぎます。



「え、えとお・・・・・」


「あいむそーりー」


その怖さに、あたしたちもうたじたじです。


てか圭太、『あいむそーりー』ってなにさ。


「説明しろっつってんだろ!!」


バァン!!!

先生が机を叩くたび、あたしらの体がビクッと震える。


先生・・・・ほんとに女ですか?



「えっと、あたしは林間学園キャンプファイヤー係の委員長、日高飛鳥なんですけど」


「同じく中原圭太です」


いちおう空気も先生も静かになってきたところで、あたしはやっと口火を切った。


「五年一組のキャンプファイヤー係が、一人、集まりに出席していないようなんですよ」


「なんだってぇ?」


そういった瞬間に、柊先生の表情一変。なんか額に青筋が。怖っ!!


「で――――――」


「ほぉぉぉそぉぉぉしぃぃぃぃつぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」


あたしの言葉が終わらぬうちに、柊先生はとてつもない速さで教室を出ていった。


それをあたしと圭太はぽかんと口をあけてみている。


「柊先生・・・・どこ行くんだろ」


「きっと放送室だな」


「なぜに」


「だってさっき、『ほぉぉぉぉぉぉそぉぉぉぉぉぉしぃぃぃぃぃつぅぅぅぅぅぅぅ』って」


「納得」


――――ポンピンパンポン ポポポンピンパン ポンピンパンポン――――


「「あ、放送」」



――――校庭で遊びやがっている、または委員会活動で校内に居やがる五年一組の野郎どもに申し上げます。全員教室に戻ってこいやぁ!!――――


――――ポンピンパンポン ポポポンピンパン ポンピンパンポン――――


うん、この声は間違いなくあの先生だった。


感想。


「うん、すごく迫力のある放送だった」


「上に同じ」


そして――――



「柊先生どうして呼んだんだろ?」


「しらねー。またお説教じゃね?」


五年一組の生徒たちが、ドカドカと戻ってきた。


一緒に柊先生も戻ってきた。



そしてお説教。



「テメーらの中で、キャンプファイヤー係はいるか?」


「逃げましたー」


「放送室、行ってくる」


またかよ!!


―――ピンポンパンポン(以下略)


―――五の一のキャンプファイヤー係、首締められるか、もしくはピーされることが嫌ならば速やかに五の一の教室に来なさい―――


―――ピンポン(以下略)


「ピーって何だろうね」


「たぶん自主規制の音だ」


でもやっぱり柊先生・・・・・男じゃないの?


そしてやってきたのは頭丸刈り男子!!


「テメーかキャンプファイヤー係ってのは」


「そうです」


なんか余裕振りまいてるやつだなー。きにいらねー。


「じゃ、そこの委員長さん、捕獲して。」


「「は?」」


とりあえず言われるままに捕獲。



そして体育館につれてったとさ。


そしてその男子。


残りのキャンプファイヤー係のメンバーに、ボコボコにされて終わりましたとさ。


ちゃんちゃん。


はい、またまた書いててわかんなくなってきました。


しかし、キャンプファイヤーって書くのがめんどい。


なんかいい略し方ないかな〜(笑)

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