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ラウンド13・闘い〜圭太と過ごすのは私だ!!〜前編

 

ども、飛鳥です。


突然ですが問題です。


今、何をしてるでしょう?


正解は・・・・



「はい、今から三十秒で入りたい委員会を決めてくださーい!」


「「「「三十秒で決まるわけナイでしょう」」」」


「じゃ一分?」


「「「「せめて三分くれ」」」」


「了解しました、じゃ、今から三分したら決めますよーいいですねー!」


「はーい」



分かりました・・・・・よね?


はい、今は委員会を決めてます。ちなみに今は二学期です。


季節外れだと思った人、手を上げろー!・・・・・・いち、にー、さん、しー、ご。


・・・・・ご?


意外に少ない!だって、委員会とか係って、フツ―、一学期に決めるもんでしょ!?

え?フツーって何を基準かって?作者の現状だ文句あっかコノヤロウ。


・・・・・・っと。


話を戻そー。


私たちが通っている赤城市立たつみ小学校では、委員会は五年生から。そして、新五年生は一学期に委員会見学を二、三回してから、二学期に委員会を決めるという、とてもややこしすぎる仕組みになっている。



そして、今日は委員会決定&委員会初日なのだ!


しかも、今学期議長があたしだから、どんなことでも偽装できるというわけなのじゃ!!

これで圭太とあたしをくっつけて、圭太と朝川さんを離さねば!!!


ちなみに、 委員会決めのまえに、「圭太、委員会どこはいる?」って聞いたから、作戦成功間違いなし!



「では――三分とっくにたったから、決めます。はじめに、一号車が黒板に名前マグネットはって下さい」





ここからちょっと説明が入ります。説明きいといたほうがこれからの本文が分かりやすいよ?



号車―――二つの班からできている列。図は下に。


      ○☆ ○○

二号車→○○ ●○  ←一号車。

      ★○ ○○

      ○○ ◎◎  


この号車―――二号車の☆のところに座っているのは朝川さん、一号車の●は川島さん。★はゆずぽん。そして◎はあたしと圭太なのじゃ!



「次、二号車がはってください、その後に三、四号車」



ちなみにうちのクラスは、この号車が四つある。つまり班は八つってこと。



あと、各委員会も説明しとかなきゃわかんないよね。


わが巽小の委員会は十こある。



1、児童会。


各クラス一名。主な活動は音楽集会、部活の壮行会の司会、募金活動を促す活動、毎月発行する児童会通信を書くことかな。



2、音楽委員会。


音楽集会の指揮や伴奏、毎週月曜日の『コーラスデー』の時に各クラスを回って歌を教えることが主な活動。これは各クラス三名。



3、体育・運動委員会。


休み時間に一輪車や竹馬の貸し出しをしたり、運動会を取り締まったりする。あとは、外で遊ぶのを促せる運動をするみたい。だいたい各クラス二〜三名。



4、放送委員会。


休み時間・給食の時に校内放送をする。あと、集会の時の音量調整をするのが役割の委員会。各クラス二人。



5、動物飼育・愛護委員会。


これは、学校で飼ってるウサギ『ナミ』『アキ』や文鳥・『あけぼの』、モルモットの『モルモーちゃん』をしっかり育てるのが役目。各クラスだいたい三人。


6、生活・安全委員会。


廊下を走る生徒や、名札をつけていない生徒を注意する委員会。もちろん、その他のこともやるらしい。各クラス一名。



7、美化・リサイクル委員会。


この委員会が最も大変かもしれない。美化としての活動は、まず週一のワックス配り、放課後の簡単掃除。掃除用具の整頓などなど。


リサイクルは、アルミ缶やプルタブを集めて寄付するのが役目。各クラス三名。



8、保健委員会。


文字通り保健実の掃除や、ベッドの整頓、さらに放課後の歯ブラシケース(歯ブラシが入っているケース)を消毒する。各クラス二名。



9、広報委員会。


毎月発行する新聞を製作する。低学年用『キラキラ輝け!』と高学年用『虹の架け橋』、全学年用『JUMP!!』や特大新聞『キャンバス』の四種類がある。あと、体育館の壁の飾りつけもある。各クラス二名。



10、図書委員会。


図書室の本を貸し出したり、低学年に読み聞かせなどを行っている。各クラス二名。



とまあ、こんなとこかな。で、あたしが入りたいのは、広報委員会!!

これなら外に行きたくない時の言い訳にもなるし、何より新聞がたのしそー!!


「一号車、はり終えましたか?」


「いちおー」



「あっそ。じゃ、二号車はってってー」



とまあ、適当にやって、全員張り終えたわけでして。


あたしはその中に、予想外のやつを発見したわけで。



「・・・あれ?」



あたしの目線の先には、『中原』ととっても丁寧に書かれたマグネットがあるわけでして。

いや、あたしの目線の先はそこじゃない。その少し横の、希望する委員会の委員会名―――。


それは――――



「どうぶつ、あいごいいんかい?」



圭太に一番希望してほしくなかった、委員会名だった。



やっぱり続きます。


ちなみに、闇と子羊に迫る前に、どうしてもやっておきたい話なので、途中でも入れました。

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