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学年で1番のイケメンに彼女を寝取られた。そしたら、イケメンの美少女友達が縁を切った  作者: 白金豪


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第95話 自宅に3人集合

「これはどういうことだ!! それにどうして瑞貴が颯の自宅で食事を取っている。しかも、…お母様と」




「そうだし!! 意味分からないし。説明求むし」




「ええ~っと」




 あの後、遥希から速攻で電話が掛かってきた。ものすごい焦った口調で色々と根掘り葉掘り聞かれた。ようやく電話から解放された15分後、遥希は瑞貴と同じように大きく息を荒らしながら颯の自宅を訪れた。その5分後には愛海も姿を現す。2人とも追い返す訳には行かず、自宅のリビングに通した。




 そして今に至る。




「颯が答えられないなら。瑞貴に聞くしかないな」




「だし」




 遥希と愛海の矛先が次に瑞貴に向く。2人の鋭い目が瑞貴を捉える。必死さを感じる。




 一方、母親は特に止めに入らずに、場を和ませる動きも見せずに、可笑しそうにクスクスと余裕な笑みを溢す。まるで修羅場の傍観を楽しんでいるかのように。




「簡単に説明するとね。うちが颯君に電話するとね女の人の声がしたの。それで動揺した、うちは速攻で颯君の家に向かった。そこで自宅にお邪魔して電話越しに聞こえた女の人の声がお母様の物だと分かった感じ。後は流れで、お母様にお食事に誘われた感じ。そうですよね? お母様」




 簡単と言えど結構詳しく説明を述べ、母親に確認を求める瑞貴。遥希と愛海に対してより説得性を持たせる意図だろう。




「そうねぇ。瑞貴ちゃんの言ってることは間違ってないわ~。全て真実ね。瑞貴ちゃんが私を颯ちゃんの女だと勘違いしたのよね~」




 未だに笑みが止まらず、話がより加熱しそうな補足を加える母親。表情や態度から見て絶対に故意である。




「お母様やめてください。恥ずかしいです。でも、うちが勘違いしたおかげで颯君とお母様と一緒にスリーショットが撮れちゃった。その写真がミインのグループで送った奴ね」




 頬に手を当て、半分以上は自慢話を垂れ流す瑞貴。




「くぅぅ~~。お母様と仲睦まじく会話を。しかも颯とお母様を交えたスリーショットまでは撮ってしまうとは。やられた…」




 悔しそうに俯きながら、遥希は強く両拳を握り締める。愛海の方は動揺が隠せない。パチパチと何度も瞬きを繰り返し、瑞貴と母親へ交互に視線を移す。




「ふふん」




 遥希と愛海の反応を認識し、瑞貴は得意げな表情を作る。優越感に浸っているのだろう。現時点では瑞貴がリードしているのは言うまでもない。




「くそ!! いい気になって。私も負けないからな。今度も引き続き、颯に接触するからね!! より一層な」




「愛海も出遅れてるけど!! 挽回してやるし」




 遥希と愛海も颯の前で強い決意を表明する。態度や言動から強い意志は汲み取れる。




「言ったね? うちも負ける気は更々ないからね」




 バチバチバチバチ。




 遥希、瑞貴、愛海の視線が激しく衝突する。弾けるような火花が大量に散る。




「お熱いね~。3人とも。ここで1つ颯ちゃんのお母さんから提案をしたいんだけど。宜しいか?




 パンッパンッと両手を合わせて手を叩き、注意を引く母親。余裕な薄ら笑みを浮かべながら。




 遥希、瑞貴、愛海は威嚇を中断し、我が先にへと母親に視線を走らせる。流れで視線が交差したことで生じる火花は消える。




 颯の母親の言葉である。颯を手に入れるためには母親に嫌われることは有ってはならない。そのため決して無視など出来ない。




 颯は例外だが皆に流されるように母親に意識を集める。




「よ~~し。皆が注目してくれたね。提案を受け入れる準備はバッチリな訳ね」




 食卓のイスからゆっくり立ち上がり、大人の余裕を見せるように胸の前で両腕を組む。胸は。。。悲しいぐらい乏しいが。そこは大人の魅力でカバーかな。




「まず単刀直入に本題が入ると。3人とも家うちに住まない? 」

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