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第78話 我慢の限界
颯が風呂に入り始めて少し時間が経った頃。遥希は颯の自宅のリビングで無言でソファに座っていた。適当にスマートフォンを触りながら時間を潰す。
「もう~~我慢の限界だ!! 颯と一緒に居たい!! 颯の近くに居たい!! せっかく自宅まで来たんだから!!! 」
シュバッと勢いよくソファから立ち上がる遥希。言動から颯を強く求めているようだ。
「でも、このままでは10分くらいは颯の近くには居れない。それなら、もうこうするしか」
1つの判断をし、颯の向かった洗面所まで移動する。
そして、颯に違和感を与えないように、ある言葉を言うのだった。
「ちょっと。バスタオル借りるぞ」




