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帰り道


「「さようならー」」


流れに身を任せて教室を出て、反対側のフロアにある、二年二組に向かった。


「愛結〜」

ゆっくりと近づいてくるのは、元クラスメイトであり、中学から一緒の琉生(るい)

私がこの学校で唯一心を許しいている。クラスが離れてからは、毎日一緒に帰っている。

たまに、誤解されるけど、琉生は問題児で、私はいつも被害者だと思われている。


「学校疲れた...。てかさ、転校生すごかったな!」

「あー、うん。」

「興味なさそう笑 でも愛結のクラスだろ?どうだった?」

「んーまあ、よく知らないけど、世間一般的にはイケメンなんじゃない?」

「へえ〜 あ、丁度そこにいるじゃん!」


琉生の指の指す方を見ると、生徒に囲まれた奏翔の姿。

そして、それは、女子たちの声の中から、飛び抜けて、はっきりと、聞こえた。


「愛結ってなに!あの日の約束ってどういうこと〜!?」


「愛結って...愛結?」

「違う違う。人違いだよ多分...。」


琉生のことを信頼しているとはいえ、流石にこのことは話すわけにはいかない...。


「まあ、偶然だよな。」

「うん。」


このまま、平和に終わったら良かったのに...。


帰宅後。ここぞといわんばかりに、また母の世間話が始まった。


「愛結〜今日買い物してたらね〜」

「うん」

「見覚えのある男の子がいて〜」

「うん?うん。」

「そしたら、奏翔くんだったの〜」

「あー、うん。」

「転校してきたんだってね。しかも愛結と同じクラス」

「あー...ね、」

「今度のライブの関係者席のチケットくれたから、一緒に行きましょうね。愛結の分も貰ったんだから。」

「...予定がなかったらね。」

「あんた、なんか元気ない?」

「ううん、授業疲れただけ。」

「そう、ならいいのよ。」


せっかくのチケットだけど、ライブは予定を作って行かないでおこう。

というか、この年月が経っても、母認識してるとか、やばすぎ...。


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