3.概念と心
「リズムと情景」
一から八の音の中に
細かな歌詞がつまっている
一から八の音の中に
人の思いが見えてくる
一から八が連なると
歴史や景色ができあがる
「キリギリス」
雨音がぱらぱらと鳴る夜中には
部屋に街灯光差す。
ベッドに寝転んで天井を見上げても、
「何をするべきなのだろう?」
さてさて夜明けが近づいている
キリギリスは静まっていく
雨音は止まないまま...
「過ぎてしまったことだから」
過ぎてしまった 事だから
悔やんだって しょうがないよ
月が昇って 日が暮れて
いずれはきっと 笑うだけ
「からっ風」
秋が過ぎ 冬が隣で眠るころ
友は語った 未来の彼を
「中学三年生」一
少し前。それはほんの 少し前
僕はやっと 夢を見た
これは僕の やるべきことかと
行方知らずの 昨日まで
くもったままの 失敗や
夢まで霧に 覆われて
もう無理だ。
もう嫌だよと。
何度も言い出したくなった。
僕が見てきた 楽しい記憶も
泥で作った 努力の城も
ここを去ったら 何が残るの?
ここにいるだけ 何が生まれるの?
そうした僕の 傷口が
自分のせいで えぐられるんだ
どうしよう
どうだっていいよ
ここを去るには 何も残せないから
「中学三年生」二
たった一人の 僕なのさ
心は誰にも 見えやしない
でも見せなければ 始まらない
努力の城も 崩れない
もうすぐ卒業 するけれど
会えない友も 増えてくる
夢も時間も 減っていく
マイナスに 見えるけど
その分プラスは あるはずだ
この世はゼロだよ 皆の衆
それに気づけば 辛くない
そう思いたい。
そう思って 生きていく。
それが人生の 価値観だから。
「記憶のかたすみ」
今までも僕は アイデアの下に生きてきたけど
その分、何かを忘れる
今まで多くの感情を屑にしてきた
それは風で飛ばされた
塵の山で出来た詩だろうって
そんな物でも作っていきたい。




