8話 第1次襲撃(後編)
ムラサーキはもう本気だ
「真空 極」
一色の技は軽々く避けられる、まるで分かっていたかのように。
実際は紫王閻魔の能力だが一色と爺さんはそんなこと知らないのだ。
「ソイッ」
またあの破壊打撃波が飛んでくる
さっきはくらったが今回は余裕で避けきる
2人にはなにがおきているのか分かっていないだろう
「どこ?ここ?」
火夜は真っ暗な空間にいる。
「おい」
「あっあの時の」
そこには能力を手に入れた時説明してくれた
ボロボロの服の人がいた
「どうしたんですか」
「お前死ぬとこだったぞ」
なるほど理解したここは俺の精神世界だ
現実の俺は気絶している、ようするにここは心の中だ
「お前殴られる時殴られる部分と背中にオーラーを
集中させたのは俺だ」
「そりゃどーも」
「あれがなきゃ死んでた」
「俺最初に言ったよな死ぬなって」
「約束しろ次から命の危険がある場合逃げろ」
「そんなことできるかよ仲間戦ってんのに」
「お前が死んだら人類の希望は無くなる」
「は?」
「まあいいこの話はまた今度だ30秒俺に体預けろ」
「あのクソ悪魔殺してくる」
「できんの?」
「ああ」
火夜の気絶したはずの体が動き出す。
目は紫に染まり髪は赤黒に腕には紋章が浮きでている
「あいつどうした?」
暁が明らかに雰囲気が変わったのを察知した
暁が瞬きをした一瞬で火夜は消えていた
いや速すぎて見えなかったのだ、もうドレークの懐だ
「弾」
腹のコアにクリーンヒットした
ドレークのコアは半壊する
その時ドレークは殴られている事を遅れて気づく
流石のドレークもかなり焦っている様だ
1歩引いたドレークは自身の奥義を使う
「終極技 岩踊乱舞」
凄まじい数の岩が火夜の元一点に降り注ぐ
「廻」
その声と同時に岩は木端微塵になった。
かなりの硬さだドレークのコア並みの硬さはあった
それを片手で粉砕させたのだ
その場にいた全員が驚いている、そりゃあそうだ
だがここで火夜は倒れ込む。気絶した。
約束の30秒が経過してしまった
その時門から1人男が入ってきた
スーツ姿で剣を片手に持っている
見た事のある男だ、その男はこちらを見た瞬間構えた
だが男の位置からドレークまで200メートルはある
「心剣」
目に見えない速さの斬撃が飛んでくる
ドレークはコアごと一刀両断された。
そうこの男八門の金木愛璃だ。
ドレークは消えていった。あっけなかった一撃だった
これが八門クラスなのだ。
「あっもう死んじゃったんだ、うわ八門来てるじゃん
それは仕方ないか、面白いの見れたしもう俺はここにいる意味ないから行くねバイバイ」
「まてこら」
短刀をムラサーキにめがけてふるが
ムラサーキは空気のように消えていった
「ちっ逃がしたかナンバー6程度の強さじゃない気がするがあいつなにもんだ?」
襲撃はここで一件落着した
この襲撃は負傷者大勢 死者数名の大事件で幕を閉じた。
~次の日~
火夜はずっと気になっていたあの男は何者なのか
希望とか目的とな色々不明だでも敵じゃない
今回も守ってくれたし人類の希望のために動いてる
次会ったら色々聞こと思ったのであった