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9 第二王女様

「この前の方は貴女よね」


食堂で食べていると王女様が前に座って聞いて来ました




どうやらこの前学院を襲ってきた賊を倒したことを言っているらしいです


でも私が軍から送り込まれた人間だというのは秘密です


だから誤魔化すことにしました





「ええ、『火を付けて注意をしようとして出来なかった間抜け』という意味でしたら私ですね」


あまりの答えに王女様は絶句していました


それはそうでしょう


自らを貶める言葉を自虐的に平気で吐かれたら誰だって困りますからね


・・・まあ王様とかなら楽々切り返してくるでしょうね




話を戻します



敵を倒していたから火事を起こす暇なんてなかったから正しいと言えます


私はウソを言っていません





どうやら私の事情を察してくださったようで


「・・・何か困ったことがあったら力になるわ」


と王女様が話を終わらせてきました





さすが王族、結構有能でした




「ご厚情感謝します」


と無難に答えておきました




直接言わないというのも時には必要なのです


・・・ナッツ中佐わたしも大人になったものだと思います

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