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6 犯人退治

「人質が逃げた!追え!」


そう叫びならが廊下を犯人達が走っていきます


・・・気が付くのが遅いですって




いくら手足を縛っているからって油断しすぎです


だから人質に逃げられるんですよ


まあ縛った縄を切って逃がしたのは中佐わたしですけどね






一番最後の犯人が目の前にきたのを確認してからドアの隙間から吹き矢を吹きます


もちろん矢には毒が付いています


一番後ろにいた犯人がゆっくり倒れました





暗殺の場合、最後尾の人間から倒していくのがセオリーです


先頭を倒したら気が付かれますからね?


注意してください





そうして犯人達を数人倒した所でようやく先頭集団が仲間がやられていることに気が付きました


・・・遅すぎです


13小隊うちならば夕食抜きで再教育ですよ?






仮にも王女を襲うのです


襲撃するにしては腕が悪くなくないんじゃないんですか?


思わず思いました





まあナッツ中佐わたしはラクチンなので悪くないですけどね






犯人達がようやく周りを見回し始めました


・・・遅いですって




「誰だ!出てこいっ!」


・・・出て行くバカはいないと思いますよ?




「卑怯だぞ!」


・・・誘拐拉致犯の言うことではありません





正直、あまりの頭の悪さにもう少し勉強してくれ、とさえ思いました


将来どころか今が心配です


・・・まあ全員私にられるんですけどね






いくら仕事でも相手のレベルが低すぎるとやる気が失せます


いやたとえどんな状況でも手を抜かないのが13小隊のポリシーですけど!


隊長たるもの部下への示しもある率先して見本にならないといけませんけど!


でも程度が低いにも限界があるでしょう!、と言いたいです





と言う訳で教室から犯人達に向かって言いました


「見つけられないとはおまえらはバカか」



「なにおっ!?」


ようやく中佐わたしに気が付いて教室になだれ込んできました


・・・見えなくても人の気配くらい気が付けといいたいです


いや机がならぶ狭い教室に誘い込まれたことに気が付けよ、でしょうか






<ガラッ>


扉を無造作に開けて入ってきました





警戒もせずに入ってくるなと言いたいです


思わず毒付きの短剣で刺してしまったじゃないか





普通はドアを開けてもすぐには入らないですよ


一人が速攻で見えている奥に入り、一人が扉の外でバックアップするのが基本です


待ち伏せにあっても後ろから挟み撃ちにできますからね


人数が多ければ連携が大事です


リスクが減りますからね





ところが連携もせずに、のこのこ一人で入ってきました


刺した後、思わず「え?」って言っちゃましたよ





人間予想外のことが起ると何するかわかりませんね


・・・13小隊うちの新人でもしないぞ?と言いたいです


いやウチでもバカな犯人相手の訓練が必要になってくる、でしょうか?

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