冒険者と王子さま
ちょっとダークな感じです。
王子さまと謎の冒険者が入れ替わります。
冒険者はなにものなのか?
王子さまそんなのと入れ替わっていいのか?
王子さまはびっくりした。
その冒険者の顔を見て。
同じ顔なのだ。
自分と同じ顔の人間が三人いるという。
王子さまは冒険者と話がしたくなった。
食事に招き、色々な話をした。
その一つに実は冒険者に憧れていること。
すると、冒険者はこんな話を持ちかけた。
俺と入れ替わらないか、と。
王子さま冗談だと思った。
しかし、冒険者の顔は真剣だ。
王子さまはその話にのった。
冒険者となり、各地を旅した。
森に行きエルフに会った。
海に行き人魚に会った。
グリフォンにのって空を飛んだこともある。
風の噂で冒険者が王になったと聞く。
各地の国々で彼の侵略戦争の話を聞くようになった。
まるで魔王のようだと。
自分には関係ない今は冒険者だ。
王子さまは自分にそう言い聞かせた。
魔王を倒すことの方が重要だ、と。
魔王は北の果てに住んでいた。
氷の城はとても美しい。
寒さと一歩一歩魔王へと近づく怖さ。
手柄を立てて名声へと近づいている。
王子さまはそう感じていた。
自分の国のことを考えないために。
魔王の部屋へと入った。
魔王はびくりとしていた、何かおかしい。
何かを伝えようとしているが、この隙を逃さない。
王子さまは魔王へ一撃を食らわせる。
魔王は倒れる。
倒れた魔王を見ていると次第に姿が変わる。
冒険者と、王子さまと同じ顔になったのだ。
王子さまは急いで回復薬を使う。
魔王は本物の冒険者だった!
王子さまはそれを聞き、すぐさま国へ帰る。
遅かった、けどまだ間に合う。
周囲の国々は侵略され、玉座には黒衣の王がいた。
僧侶が王の正体を探り当てていた。
王の正体は魔王で、王子さまとは入れ替わっていたと。
王子さまは帰ってくる。
そして魔王を倒すと。
王子さまは悔いていた。
何でもっと早くに気付かなかったのかと。
黒衣の王の元へと駆ける。
王は不敵に笑っていた。
王子さまは世界を救うために戦う。
王子さまは必死に戦った。
本物の魔王は強く、何度も負けそうになる。
後悔しないために。
名声のためじゃない。
今まで冒険をしてであってきた人々のために。
王子さまは必死に戦い、勝った。
世界を救ったのだ。
しかし、王子さまがだまされたから起こった。
このような悲劇がもう起こらないように、
伝説として人々に語り継がれた。
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