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『タフーゲーム』(3)
ゲーム開始まで残りわずか5分。
部屋には古い箱型のテレビとソファ、円形の小さな机に置き時計、テレビの下にはファックスがある。
時計の秒針の進む音だけが部屋中に響き、外の音は耳をすませても全く聞こえなかった。それも当然、この状況で呑気に話なんてしているわけがない。
そして、神様からのお告げのように俺の頭にはすでにこのゲームで勝つための方法が浮かんでいた。あとはそのタイミングをはかるだけだ。
残り3分、その時テレビの画面が突然光った。
第1ゲーム 『タブー』が決まりました。
あなたの『タブー』は『腕を組む』です