還家
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往還家校身勞累
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倒地窮肢慵不起
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閑日二過愁苦回
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願逃輪轉久安己
【句形】
七言絶句、平起式、上声4紙(累、起、己)
【訓読】
家と校と往還して身労累なる
地に倒れ肢を窮め慵ければ起たず
閑日二たび過ぎて苦 回らんことを愁へ
願はくは輪転を逃れ己を久しく安からしめんことを
【大意】
家と大学と行来して体のつかれはたまる。
床に倒れ四肢をひろげれば虚脱感でもう立てない。
休日を二回過ごして苦しみがかえることを心配する。
なんとかこの輪廻からのがれて、わが身をずっと落ち着けたい。