第41話 工房で作ろうかい?
おひさぁ〜♡(笑)
セスでは任したぞっ!と言ってエリウスは去っていった。
借金払うのを渋って帰ったように見えるがあれはあれで忙しいみたいだ。
セスさんは苦笑いで見送ってた。
じゃあとりあえずと言って工房の中を案内してくれるセスさんにトコトコとついて行く。
カンっカンっジッジッと音が鳴る工房を見て回る。
「で、ここが僕の工房さ。」
たどり着いたのがセスさんの工房らしい。
どうだすごいだろっとばかりに手を広げるセスさんに引きつり気味に「すごーい」と、とりあえず言っといた。
子供に気を遣わすなよ。
そんなこんなで早速説明を促す。
まずは材料。
板や鉄や銅あとは魔石なんか置いてある。
その脇には瓶に詰まっている白い粉が…。
(危ない粉でですか…)
と思っているとセスさんがとひょいっととって粉について説明してくれる。
「この粉は低位の魔物から採れる粉だ。この粉で古代文字を刻むと…」
板に何かを書き込むセスそして手をかざし魔力を込める。
板にモリモリと置いた粉がすっと染み込んでいく。
板を見るとそこには文字が刻まれいる。
「これをこうして…」
板を鉄で加工した何かに差し込む。
セスさんが魔力を込めると光が溢れだした。
なるほどこれはランプになるみたいだ。
おおよそここでやってるのって電気屋さんみたいだ。
壊れたらここに持ってきて修理するのだろう。
おおよそ小さい魔石だと3年で使えなくなるみたいだし中々儲かっていそうだ。
こんなノウハウ教えてもらっていいのやら私は帰って作りたいもの浮かべて笑顔をうかべるのだった。
帰り道、ふと思い出した。
お店のお姉さんの雰囲気とセスさんの雰囲気に転生の前の私がみた思い出が…。
うん。ま、ハッピーエンドになるのってイイよね!
…リア充爆ぜろ。
リア充め!