第33話 帰還とアイテムボックス
前略
寒い季節がやってきますよ。
寒いですよ。
お鍋がおいしい季節ですね。
モツ鍋がたべたいです。
夏でもたべますけど(笑)
アレ前略ってどういう意味でしたっけまいっか。
「ぅゔ。」
(泣いてる声がする。)
「トワちゃーんうぐっ。」
(何?私、死んだみたいじゃん。意識戻ったのに起きにくいなぁ。)
すべすべのシーツふわふわの枕ふっくらした羽毛布団どうやらミレーユ邸まで担ぎこまれたみいだ私のうちじゃこうはいかないからね。
(うーんどうしよう二度寝しようかな?)
うっすら瞼を開けてみる。
!!
はい!
バッチリ目があいました。
「トワちゃん!!」
ヒシッ。
抱きついてくるミレーユちゃん。
かわゆいなこのエルフっ娘は。
「おはよう。」
「心配したよーぶぁーーん」
「何ともないよ!大丈夫だよ。」
「…うん…うん。」
背中をさすりなんとかミレーユちゃんを宥める。
その後はミレーユ邸までおんぶしてくれたゴードンさんに挨拶して、ダフネさんにも「ご迷惑かけました」って行ってお腹を大きくしているママンとお家に帰りました。
私が倒れた後、執事さんにママンを呼びに行かせたみたいなんだよね。
無言で帰る帰り道。
ママンに手を繋がれながら帰る。
家に着いたと同時に。
「トワ。」
ママンの低い声が響く。
さっと足を折り曲げる私。
拳骨ですか拳骨なんですか?
目を瞑り覚悟を決める私。
「心配したわよ。」
さっと私の首に腕を回すとママンに抱きしめられる。
ママンさん疑ってすみません。
「ぅう」
(絞まる絞まってますママンさん。)
コホッコホッと私の咳がでるまでママンの抱擁は続いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自室に戻った私は女神様に貰った中二病よろしくな言葉をどうしようか悩んでた。
「よしっ!とりあえず。」
「オープン!」
頭の中に1と数字が出現し手紙と表示される。
(なんかでた。)
頭の中の欄をポチッと押してみる。
手のひらにラブレター的な封筒が…。
(どんなセンスやねん!)
心の中突っ込みながら封筒を開く。
【コホンッ。驚いた?
女神様ですよ。恥ずかしいセリフは叫んだかしら。
説明書がてらちょっと書いとくわね。
①無限空間なので無限に物をいれられます。
②生き物は入れられません。
③この世界では超超貴重なので注意しましょう。
④項目をタップする事で順序を入れ替えれます。
⑤一部アイテム合成できます。
⑥他人に譲渡できません。
⑦正しい用途で使いましょう。
じゃこれからも異世界ライフ楽しんでね!!
またね see you−♡
女神 アクナチヌス より。】
なんだかなぁ。
「ふぅ。」
まったくどこからどうつっ込んででいいのやら‥残念女神様だよねまたねってまた逢う気なのかな?
なんだかんだでチートな物を貰った気がする痛い思いしたしハーフハーフかな?
(正しい用途じゃない用途ってなんなんだろう?
なんか怖い。)
「とりあえず触れなくていいよね?」
ポツリと呟くとベッドに横たわる。
うーん。
使い道なくない?
旅出る予定ないし!
うーん。
(とりあえずコレとコレと詰め込んでっと。)
よし!
とりあえず部屋が片付きました。
うん。
なんか落ち着かない。
なぜでしょう?散らかってる方が落ち着くのは。
決して汚れてる訳じゃないんだからね!!決して!!
そう!インテリア無いと寂しいじゃんそういう事!
うん。
ま、そうゆう事で。
今回はこのぐらいにしてやるか。
負けゼリフを吐きながら一眠りするトワなのでした。
ト
次の予告をします。
ミ
予告をするよ!
ト
でもとりあえず今回どうだった?
ミ
トワちゃん心配させすぎ。
ト
それは、女神様に言ってよ。
ミ
えっ。
ト
えっ。
ミ
トワちゃん。(ジト目(強)
ト
ははは。
ト&ミ
次回あーなってこーなって大変です!!
ト
真面目にやるつもり無いよね(ボソっ)