第3話 え、これって夢ですよね〜。
とりあえず、短く短くいきます。
おーい おーい。
声がする。
私どうしたっけ?
何をしてたか思い出せない記憶喪失?
馬鹿な事を考えながらあたりを見回す白い靄がかかっているようで視界が悪い。
おーい。
少し高いところから声が聞こえたので声のする方へ目を傾けトコトコと歩いて行くありえないぐらい大きい人?のような物があり、ありえないぐらい大きな煌びやかな椅子に腰掛けている。
大体20メートルはありそうだ。
そんなことに驚いていると。
「聞こえてないのか?」と声をかけられた。
「なにかようですか?」と、私は声の主にそっけなく答える。
そんな問いかけに声の主は答える。
「あはは、素っ気ないね。死んでここに連れてこられたのを怒ってるのかい?」
私はその言葉にキョトンとししまう。
しんだ?えっ?私が?
と続けて声をかけられる
「とはいえ魂まで死んでないのだからよしとしようじゃないか。」
ガハハと声の主は笑う。
そして私は結論づけた。
「そう、これは夢、私は今ベッドで寝てるのね!」
大きくそう宣言すれど現実はそう甘くない。
声の主の呆れた視線が突き刺さる。
そういえばこの人?なんなんだろう?
思ったが吉日聞いてみることにする夢だしね。
「あなたはだれなんですか?」
フフっと笑うと答えてくれる。
「私は女神アクナチヌス今回、生と死を司るモノして派遣されてきたわ。よろしくね。なぎさちゃん。」
うーんどっから突っ込んでいいんだろう。きっと、小説の読み過ぎで変な夢でも見ているのだろうと納得して話を続ける私と女神様。
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女神様と長々と話を聞いていると「そろそろ時間ね。」と言いだした。
ああ夢がそろそろ終わりなのかと思い私はため息を吐く。
現実の世界の事を思うと憂鬱になる。
しかし、女神様からとんでもないことをいう。
「なぎさちゃんの元の世界になぎさちゃんの肉体ないのよね~だから選んで天国に行くか前とは別の世界にいくか。」
少し考えた後で私は「じゃ、別の世界で」と適当に答えた。
ま、夢だしと思いつつ次の言葉を待つ。
すると女神様うんうんと頷くと慈しむ笑顔で「あの扉に」と指を指す。
振り向くとそこにはただただ白い扉があった。
女神様にお礼を言うと私は扉の先へと足を踏みだした。
次は転生かな〜