第11話 兄の受験
全体的に説明不足?
そこは、想像にお任せします。
今回は長居するらしい父、ママンから離れない私、父に同情したのか頑張って話しかけているアベル。
これが所謂る三竦みの陣である。
?全然ちがう?ん?ん?
語呂が良かったから書いただけ?ああそうですか、そうですか。
冗談はさておき。
父親が来たのは私の成長を見にというのもあるだろうけど本題はアベルにある。
もうすぐ7歳になるアベルを学校に通わせるらしい。
ここで重要なのが学校選びだ。
北にある王立アルフォード学校
南にある都立イクシアネル学校
東にある私立ウォームス学校
西にある民立エクマス学校
上から順に入る難易度が高くそれだけ人気があり施設も充実している。
入学金も上から順である(受験料含む)。
各学園には、特待生度があり毎年10名ほど選出され、全面補助を受けられる。
入学テストには、主に剣戟と魔法実技、身体測定、魔法測定が行われる。
1つでもS判定があれば特待生扱いになる。
それだけSというのは異例になる。
つらつらと説明をした父はアベルに「アベルは、王立に行くよな!な!」と言い期待の目を向ける。
それに応えるアベルは「はい!勿論です父上」と即答する。
実に良い息子だ。
親の顔が見てみたい。
ああママンの血だね。
あ、私の血もママンの血だね。
お揃いだね!!
頑なに父を見ない私であった。
こうしてアベルは王立に行き、寮生活をエンジョイする日々を迎える事になります。
私?私はもちろんちびエルフちゃんと同じ学校に行くに決まってるじゃん当たり前じゃん!!
次はアベル受験②かな。