A1 始まりの街 ☆
■多分説明不要な適当用語解説(読みとばし推奨)■
【G】
通貨単位。『円』とか『ドル($)』みたいなもの。
なんとなくGで通じる。ゴールドだったりゴルドだったり読み方は人それぞれ。
【アイテムボックス】
ゲームでよくある謎の箱?
一定の個数や一定の重さなど容量制限がある場合もある。
仕組みは不明。
そもそもゲーム(RPGとか)で、ポーションを999個持てたり、どうやって運んでるの? のアンサーとしてWEB小説にもよく登場するが、実態はあまり深く考えてなかったり、不思議魔法で実現されている。
◆◇◆
(4コマ制作 幼児屋お粥様)
◆◇◆
【宵越し】
宿に到着。
さち「1泊80Gだって! 泊まれるよ!」
ちえ「ご飯は付いてるの?」
さち「もちろん」
ちえ「明日からどうしよう」
さち「持っている装備とアイテムを売ればいいんじゃない?」
はる「明後日はどうするのでごじゃるか?」
さち「食堂あっちだって!」
はる「現実逃避したでごじゃるな……」
◆◇◆
【水没厳禁】
宿にて。
さち「シャワーは無かったけど、体拭いたらすっきりした」
ちえ「明日は仕事探しね」
さち「おはる、体拭かないの?」
はる「拙者防水機能はあるのでごじゃるか? 機械人間でごじゃる」
さち「元がスマホアプリだから大丈夫じゃない? あたしのスマホ防水だったし」
ちえ「そういう問題じゃない気がするわ」
はる「拙者のスマホ、防水じゃなかったでごじゃるよ」
ちえ(そういう問題なのかしら?)
◆◇◆
【鏡】
ちえ「鏡が無いわ!」
はる「この世界だと貴重だったりするのでごじゃるかな」
ちえ「鏡が無いなんて!」
さち「トイレにはあったけど?」
ちえ(ばっ!)とトイレに走って行く
ちえ「毎日この美しい顔を見ないと」
さち&はる「ナルシスト……」
◆◇◆
【朝】
さち「おはよう! 朝だね」
ちえ「良く寝たわ」
はる「うーん」
さち「おはる、起きて!」
はる「拙者朝は苦手でごじゃる……血圧が……」
ちえ「機械人間なのに?」
はる「て、低油圧でごじゃる」
さち「早く起きて朝ごはん食べよう」
はる「武士の情けでもう少しだけ……」寝かせて
ちえ「もう、ほっといて先にいくわ」
はる「クルックー!!」
さち&ちえ「!?」
はる「おはよう! 良い朝でごじゃるな!」
さち(鳩時計内臓? しかもアラーム付)
◆◇◆ ◆◇◆
以下4コマになった元ネタ(お話は重複してます)
【宿探し】
街を散策するさち、ちえり、はる。
さち「ぶらぶらしてるうちに夕方になったね」
ちえ「お腹がすいたわ」
はる「拙者はまだまだ元気でごじゃる」
さち「宿でも探そうか?」
はる「背に腹は代えられないでごじゃる」
さち「じゃあ、安くていい宿さがそう!」
ちえ「あたしたちお金持ってたっけ?」
さち&はる「…………」
◆◇◆
【お野菜】
苦労の末、アイテムボックスとそこに収納されているお金を発見。
はる「アイテムボックスっていうのは便利なものでごじゃるな」
さち「一人100Gずつ入ってたしね」
ちえ「どれくらいの価値があるか聞いてくるわ」
ちえ「おじさん、そのニンジンお幾らかしら?」
店員「キャリットかい? 1本300Gだな」
ちえ「あたしたちの全財産ニンジン1本分だったわ」
はる「多分ニンジンが高級食材なのでごじゃるよ!」
さち「そうだといいね……」