設定資料
〈登場人物紹介1〉
●アリッサ・ズィリャ・フェーレース(1150)
メインヒロイン。
獣神族のお姫様で、腰まで伸びるストレートな銀髪に、金色の瞳が印象的な美少女。
王家特有の黒い毛並みの猫耳と尻尾が自慢。
短命な人間のことを見下しており、最初は主人公にも辛辣な態度で接していたが、それでもめげずに自分に接する彼に考えを改めるようになる。
学院の絶対的君主的な立場のノアシェランに憧れを抱いている節がある。
獣神族なのに運動オンチなため、駄神共学校“マールスデウス”に強制入学させられた。
しかし、自分より色々と悲惨な主人公を見て、自分はまだまだいけると安心する(笑)。
耳長神族のノアルとは幼なじみであり犬猿の仲であるため、事あるごとに喧嘩を繰り広げる。
プライドの高い性格から誤解されがちだが、本当は優しい性格の持ち主である。
●ノアル・エルフリーナ(1230)
メインヒロイン。
耳長神族のお姫様で、背中まで伸びた金髪をポニーテールで結わえ、透き通るような碧眼が印象的な美少女。
偶然校内で鉢合わせになった主人公に一目惚れをし、それ以来しつこくアタックを続けている健気な娘。
神様とは思えない程の気さくな性格であるためか、性格が正反対のアリッサとは犬猿の仲であり、顔を突き合わす度に喧嘩ばかりしている。
人間界のエルフの元になった神様で、ノアルの話によるとノアルの一族が人間界にたまたま迷い込んだのを人間が見たために広まったのではないか、とされているが真相は定がではない。
軽装を好む傾向にあり、彼女もまたきわどい衣装を好んできている。また弓の達人であり、どんな物でも確実に射止める。
自然や動物に触れあうのが苦手で、アリッサと同じ学校に通っている。
●エレーナ・ラ・ポセイドン(1560)
メインヒロイン。
その名の通り、海神ポセイドンを父に持つ海神族のお姫様で、肩までで切り揃えた水色のショートヘアと瞳が印象的な美少女。
鮫を守護する海神族のため、自身も鮫に変身できる事が出来る。また王族の出の彼女は人型・人魚型・魚型と三形態に変身できる。
アリッサとは仲が良く同じクラスのため、よく一緒に行動を共にしている。主人公の唯一の特技といえる料理を初めて口にした時から彼によく懐くようになる。
魚料理が好物であり、特に刺身が大好物。
海神族の癖にカナヅチなため、アリッサと同じ以下云々。
●ノアシェラン・ハーネット(3500)
メインヒロイン。
巨神族のお姫様であり、足首まで伸びる雪のように真っ白でホワホワ髪と血のように紅い瞳が印象的な美少女。
巨神族なのに身長が140㎝と小柄なため、父親に無理矢理学校に押し込められ、かれこれ200年ほど学校に在籍している。
小柄ながら大食漢であり、人の軽く2~3倍はペロリと平らげる。
また怪力無双で2tくらいの物なら片手で軽く持ち上げることができ、本気になれば首都壊滅規模の地震を起こすことも可能である。
冷めた性格の上に毒舌に加え、学院の絶対的君主の立場にいるせいか友人がおらず、いつも中庭で本を読んだり昼寝をしたりして過ごしている。
また冷酷かつ癇癪持ちであり、自分の思い通りにならないと気がすまない一面も持ち、感情が高ぶると神紋が暴れ出し手当たり次第に破壊し出すという欠点を持つ。
過去のトラウマから異性が苦手であり、出会った当初は主人公にもきつく当たるが、彼の優しさと料理の味に次第に心を開くようになる。
主人公の行くところにはどこにでも着いていき、その姿はまるで仲の良い兄妹のようだ、と学園の名物にもなりつつある。
●中村勇人(18)
主人公。北海道の県立高校に通う至って普通の・・・・・・、高校生。
10才まで東京に住んでいたが、父の転勤に伴い北海道にある母方の実家に引っ越すことになった。
三重苦(バカ・ドジ・不運)が玉に瑕な少年だが、優しくひたむきで真っ直ぐな性格の持ち主なためか、周りの人たちからは嫌われるどころか好かれる傾向にある。
勉強や運動は苦手だが家事全般は得意なため、趣味実益もかねて学校では家庭科部に所属していた。
神界でもその料理の腕と人望から次々と神族の娘たちから好意を持たれるようになる。
ある日、幼なじみの樹理から『貴方は、選ばれたのよ。神の生け贄に』と告げられ、有無を言わさずに黒服の団体に連れ攫われてしまい、目が覚めた場所は地球とは全く別の異世界であった。
主人公はそこで神の娘を堕とすように指示され、あれよあれよという間に交換留学生として仕立て上げられてしまう。
果たして彼は無事に地球へと帰れるのか、人類の滅亡を防ぐことが出来るか?
しかし、主人公の願望とは裏腹にターゲットとなる女神様たちは一癖も二癖もあって・・・・・・。
「・・・・・・俺、死んでしまうかも」
●北美郷・K・樹理(16)
ヒロイン。
名門北美郷家の御令嬢で、勇人の幼なじみでもある。勇人が通う私立北櫻学院の生徒会長を歴任しており、その影響力は理事長の次と言われるほどである。
類い希なる美貌と文武両道から、学院では彼女に憧れない人物はいないとまで言われており、現に学院には彼女のファンクラブが出来るほどである。
勇人のことを憎からず思っており、彼のことを独占してしまう傾向があり、彼が親しくする人物は自分だけで十分だ、とさえ思っているほど執着心が強い。
今回の作戦を快く思っていなく、すぐに棄却するように父に嘆願するも素気なくあしらわれてしまう。
その為、樹理は密かに勇人奪回作戦を計画しているが果たして・・・・・・。
(種族)
獣神族
最も多い種族。その名の通り獣を守護する神で、自身もまた獣の特徴を備えている。
王族は猫、貴族は虎、兵士は犬、庶民は兎などの小動物に分けられている。
運動神経に優れ、500Mを4秒で走れ、ビル5階に相当する高さから落ちても平気な頑丈さを兼ね備えている。
また発情期などもあるが、その期間に関わらず、SEXは可能である。
平均寿命は5000~10000ほど。
耳長神族
地上でのエルフのモデルになった種族で、神界で二番目に種族が多い。
深い森の奥に居住を構え、多種族との交流を極力避けている為、謎が多い種族。
弓矢の扱いに長け、侵入者を撃退する際や獲物を狩る際に用いる事が多い。
生まれたときから妖精を引き連れており、神力の強さによって妖精の格が決まるため、エレーナの妖精は下の中。
平均寿命は6000~15000ほど。
海神族
ポセイドンが統べる海を司る神で、その名の通り魚を守護する種族である。
海の中に居住を構え、海岩を用いて住まいをこしらえる。
泳ぎが上手く、海面から深海までの潜行まで可能。
エラと肺の両方での呼吸も可。
平均寿命は7000~18000ほど。
巨神族
大地を司る神であり、巨人の元になった種族である。
男は30M、女は18Mの身長が普通であるが、普通の身長にも変化できる。
気高い山に居住を構えており、普段は他族と変わらぬ身長で生活している。
だが、戦闘などになると元の大きさに戻る。
原因はよく分からないがノアシェランは元の身長も変化後の身長も140㎝と変わらない(遺伝か?)。
平均寿命は20000~40000ほど。
(神界の地形・首都)
ゴッド・ウィアーヴ
アリッサたち四神族が暮らす大陸の総称。アメリカとオーストラリアを足したくらいの面積を持ち、大陸の大半は平原や草原が占めるが、広大な海や森、また険しい山々が聳える地域が存在する。
種族の中でも大多数を占める獣神族が平原や高原地帯に居を構えており、アリッサ達や稜が通う学園がある都市も獣神族が暮らす所にある。
海には海神族、森には耳長神族、山には巨神族がそれぞれの種族の特性に合わせた都市を建設し生活を営んでいる。
アニマリーファズ
獣神族の首都であり、ゴッド・ヴィアーヴの中心都市。住人の大半は獣神族だが、他神族の留学生も迎え入れているため、多くの他神族も居を構えている。
四つの区に分けられており、学園はその中央に建てられており、それを囲むようにして、北には商業や工業地区、南には王族や貴族の居城地区、東には芸術や武術を推奨する地区、西には手を加えた森林や湖等の自然地区が存在する。
エルファンクラーシス
耳長神族の首都であり、森の奥深くにひっそりと建立している。木の上に居を構え、自然と共存しながら生活を営んでおり、自然と共に生き、自然と共に死ぬ覚悟を決めている、と豪語している。
また、使徒として妖精を従えており、妖精の色が濃いほど格が高く、能力に優れているとされる。
エレーナは自然に触れあうのを避けているが、本来は枯れた大地を蘇らせるほどの高い潜在能力を持っている。
アクアガータス
海神族の首都であり、深海と海岸二つに分けてある。主に深海を住居、海岸を商業などに当てている。海洋のモンスターなどを操り、海神族の中には広大な海を巡る種族も存在しており、ポセイドンも時に仲間にはいることもある。
ノアの大洪水もポセイドンが起こしたとされ、よく「あの時の人類は素直で扱いやすかった」と、酒の席で愚痴を零している。
ドッガルケーヴァ
巨神族の首都であり、標高3000Mの高さに位置し、大鳥などを飼って下界とのやりとりや移動をまかなっている。
非常に空気が薄い高山地帯に居を構えているため、酸素の薄いところの活動が可能で、最大で1時間ほど息を止めていられる。彼の一吹きで山が吹き飛ぶとされている。
実は地上で起きる台風の原因は、この巨神族にある。
皆様、お久しぶりです。岸劉生です。今回はオリジナル作品を書こうと思い、私がPCゲーム(アダルト)用に企画していたものを、少しばかり改造したのを投稿してみました。
楽しく読めるように精進いたしますので、皆様よろしくお願いします。
それと、皆様。あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。