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2章になります。
大森林。
そう呼ばれる存在は大陸の中で一つしかない。
広大な面積と人を寄せ付けぬ魔物たちの分布、そして大森林と呼ばれる由縁。
そう、大森林に生える樹は巨大なのである。
大森林と呼ばれる森の入り口はさほどでもない。
しかし、森を進むにつれ、どんどんと木々は巨大に、そして暗く、まばらになっていく。
普通の木々はせいぜい高さが20m、樹の太さは人が腕を回せば指先がくっつくかどうかといった程度であろう。
しかしながらその程度ではあろうはずがなかった。
入り口は確かに、数m~10m程度の木々である。少し進めば10m~20mぐらいにはなるだろう。それは古い森ならばありえなくもない。しかし更に進むと、そこは自分自身が小人にでもなったと感じる世界。
小人の森と呼ばれる世界がある。
そこは木々の一本一本が巨大で、高い樹では100mを余裕で越える。それに比例して幹の太さも太く、そして木々の間隔も広くなっていく。
大森林の魔物の分布は簡単である。
外縁部である入り口は比較的弱く、奥に進むにつれて強く。木々の間隔に比例して魔物も大きく強いものが増えていく。
しかしながらそれは小人の森に着くまでの話である。
小人の森はそこにたどり着くまでの魔物とは強さの桁が違う。木々の間隔の広いこの世界では巨大な魔物が我が物顔で蔓延っている。
平均Aランク以上。
それがこの世界の魔物の強さである。
そこにたどり着くまでの魔物も強いが、そんな魔物が増長し、奥に入ることはない。いや、入っていって生き残ったものは居ない。それほどに桁が違う。
大森林について、人が分かっている事は余りにも少ない。
今ある情報をもたらしたのは、大昔の冒険者である。その冒険者は言っていた。
これは、まるで迷宮のようだ。
その冒険者が呟いたこの言葉は、もうどの文献にも載ってはいない。
既に忘れ去られた言葉である。
しかしこの言葉は的を射ていた。
大森林と呼ばれるこの巨大な森は今なお成長を続けている。
その在り方は迷宮と呼ばれるものに酷似している。
ただ単に、下に伸びるのではなく横に伸びていっているだけである。
そして中心部たる小人の森は、間違いなく迷宮の最下層に匹敵する魔物の強さがある。
その中心になにがあるのか、人は未だ何も知りえていない。
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トーキドェという都市はルウツウ聖王国の東にある。
迷宮があるわけでもなく、周りに敵対国があるわけでもないこの都市は、その立地条件からは考え付かない程に栄え、そして軍事力を持っている。
なぜ迷宮を持たない都市がそこまで栄えているかと言うと、それはひとえに大森林のおかげである。おかげと言うよりも、大森林のせい、といった方が正しい。
もともとは、小さな森のそばにある村だった。
しかし、森はその後ろから徐々に、本当に徐々に迫ってきた更に大きな森に飲み込まれる。
それを見ていた当時の施政者の一人が疑問に思ったのだ。
この森の成長速度はおかしい、と。
そしてその施政者は自身の財産と地位を使い、大森林のそばに立地することとなった村の周辺の土地をもらいうけ、その土地の貴族となる。
その施政者の名前はガガーレイ・ググ。
聖王国の重鎮である5大貴族の一員であり、そのググ家の次男であった。
ガガーレイは非凡な才能を持ってはいたが、次男である。その為、家を継ぐこともできず、さりとて当主になるために自分の兄を蹴落とす気にもなれなかった。
その為、自分にできることを探していたのである。
ガガーレイの申し立てに一番喜んだのはその兄であった。
自分よりも才能があり、そしてそれを囲む家臣達。当の弟にはその気はなくとも兄にとっては恐ろしい存在であったからだ。
そのガガーレイが、家を出て小さな地方貴族になりたいと、そう言ったときには直ぐに許可を出し聖王国に認めさせた。
自分から問題ごとをなくしてくれるのだ、有難い事この上なかった。
そうして地方貴族になったガガーレイは、小さな村であるトーキドェを中心に街を作っていった。
それが現在のトーキドェの前身である。
ではなぜそこまで栄えたのか、それは大森林がもたらす豊富な木材である。
今現在、トーキドェは大森林の一部といっても過言でない位置に存在する。
しかしトーキドェのすぐ側には森はない。その全てを伐採し、それを元に村を発展させた為である。
しかし大森林の木々の成長速度、森の拡大の速度はおかしかった。
いくら伐採しようとも次から次へと生えてくる木々。
そしてその森から溢れてくる魔物たち。
森は恵みを与えてくれる。しかしながら危険も同時に存在する。
大森林と言う規格外の森はそれが極端であったのだ。
森からの恵みはその木材、薬草、動物、上げればきりが無い。
そして危険。言うまでも無く魔物である。
奥から湧いてくる魔物を倒しても倒しても途切れる事無く出てくる。
そのおかげでトーキドェは産業と同時に防衛力も上げなければならなかった。
最初はガガーレイに着いてきた騎士や兵士などに防衛を任せていたが、それだけでは全く手が足りなくなったのだ。
しかしそれは冒険者を使うことで解決した。
木々を伐採する際の護衛や、森から出てくる魔物の討伐、そして木材を移動させる時の護衛。
トーキドェの街はどんどん発展していく。
魔物の素材がよく取れることから製造業も木材だけでなく発展し、都市を守る為に騎士団も発足した。
今では聖王国に無くてはならない存在となっている。
木材と魔物の素材を聖王国にもたらす存在として、そして広がり続ける大森林を食い止める存在として。
中心部より円形に広がる大森林の東側を、長い間食い止めてきたこの都市は、もはや大森林の中まで食い込んでいる。
そして徐々に強くなる魔物に対して冒険者の質も上がり、この都市を支えている。
トーキドェにガガーレイが来てからもう150年ほど経っただろうか。
そんなある日のギルドでは、ある噂が広がっていた。
曰く、
「大森林の南西でオークキングが現れたらしい 」
「もう何度も伐採組が襲われたんだってよ 」
「護衛のプロのアタムトーレ護衛団が一人を残して全滅したんだってよ 」
「やべぇな、暫く森に入るのは控えた方がいいみたいだぜ 」
「5大貴族のググ家から騎士団が派遣されるんだってよ 」
「オークキングって言うのは単なる噂で、実は盗賊団の仕業だってさ 」
「生き残りはあいつらしいぞ、あの混血の 」
そう、バートンが来る前日の事であった。
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バートンはトーキドェに向かう馬車の中で今回の依頼について考えていた。
(今回の依頼は大森林の調査かぁ。っていっても実際に大森林に入って何かするとかじゃないから、危険は無いんだよね。街で適当に話を聞いて、それをまとめて報告書を作って持って帰るだけ。楽な仕事だなぁ。)
実際にこの仕事に危険は無い。期限が早い事を除けばとても楽な仕事である。
それに、期限が早いといっても馬車で普通に行って帰ってきてもトーキドェに4日は滞在できる計算である。
美味しい仕事、そうバートンが思うのも無理からぬ事である。
バートンは馬車の中から見える風景を見ていた。
おそらくもう直ぐトーキドェに着くだろう。そんな光景である。
それは城壁に囲まれるトーキドェの街に続く整備された街道。そしてトーキドェの街の東側に見える木々の壁。
それはもはや木々とはいえない。大樹の壁であろう。
その、トーキドェでしか見られない光景を見ると、バートンはやってきたのだと再確認した。
暫く馬車に揺られると城門が見えてくる。
そこまで行くと降ろしてもらい、城門での簡単な確認を済ませ、街に入る。
バートンはとりあえず宿をとることにした。
バートンが入った宿は冒険者が泊まる宿の中では最下級のものである。名前は団子亭、名前の由来は相部屋しかなく、ベッドが狭く団子みたいに布団にくるまなければならないことからついたらしいが、それが本当なのかは分からない。
ともかく、団子亭は最下級である。冒険者ランクがCであるバートンはそんなにお金に困っているわけではない。ならば何故ここに泊まったかというと、情報収集をするためには一番効率的であるからである。
ランクの低い冒険者は大抵こういったところに泊まる。お金に余裕が出てきたら一人部屋に移ればいいが、冒険者をしている限りそういったことは余り無い。
パーティーで動く事の多い冒険者は基本的に大部屋を取る事が多い。ソロであるならば別であるが普通はそうである。
そして、ランクの低い冒険者はこういったところで知己を得、情報を得、お金を貯めて強くなっていくのである。
バートンには情報以外は要らないが、そういった目的があり、この宿に泊まる事にした。
実際バートンはランクはCであるが、戦闘能力という点で言えば、せいぜいがランクFといった所である。
その能力は諜報、隠密、索敵に特化しており、仕事内容で言えば一流の事をしているが魔物の討伐実績が無い為に未だCランクのままなのである。
バートンは受付を済ませ部屋に入る。
部屋は細長く、真ん中に机があり、その両脇、壁にくっつくように細長い二段ベッドがあった。合計4つ、計8人が泊まれる計算である。
その部屋に入ったバートンは細長い部屋を見渡した。
どうやら宿泊客は自分以外には5人居るようである。ベッドの周りが微妙に崩れており、誰か泊まっている、もしくは今日出立したかのどちらかであろうと推測が立つ。
部屋の真ん中の机の周りに二人の冒険者風の男が居た。ベッドに腰掛けるようにして何かをしている。
バートンは幸先良く情報源にめぐり合えたようであった。
「こんにちわ。冒険者の方ですか?同室になったバートンといいます。よろしくお願いします 」
部屋に入ったバートンは不審そうな目を向けていた二人の冒険者に話しかけた。
「おー、こんにちわ。見た感じ新人か?俺はスペランカー。よろしくな 」
「よろしくさん。暇だったらどうだ、おれ達につきあわねぇか?ああ、おれはピグだ 」
二人がバートンを見て新人だと思ったのはその装備である。明らかに何処かの村から出てきましたといった服に、気持ち程度の防具、そしてバートンの容姿であった。バートンは童顔であった。
二人が机の上でしているのは簡単なギャンブルである。サイコロを二つ投げてそれを足した数の多いほうが勝つという単純なものである。
細かいルールとして、ぞろ目が出ると掛け算になるということ、相手の数字よりも大きい場合は掛け金に上乗せされるという事、1のぞろ目は相手がどんな数だろうと3倍の掛け金を支払わなければならないこと、単純なものである。
補足すると、自分が3と3の時、自分の数字は9である。1と4の時は5である。では自分が1と3で合計4の時、相手が6と6の合計36であった場合、幾ら支払わなければならないのかというと、自分の4という数字の9倍の数字36には掛け金の9倍支払わなければならない。端数は切り捨てである。
自分が合わせて5の時、相手が11だった場合、掛け金の2倍支払わなければならない。
ギャンブル性は高く、しかしサイコロがあるだけでできる為、冒険者は好んでやる場合が多い。特にこういった場末の宿屋では。
「ああ、ルーインですか。いいですよ、僕も特にこれからすることもありませんし 」
そういってバートンはベッドに腰掛けた。ルーインとはこのギャンブルの名前である。
「お前さんもオークキングのせいで森に入れない口か?ああ、掛け金は尖貨1枚だよ 」
「まあ新人じゃ仕方ねぇよ。そんじゃあ俺から行くぜ? 」
口々に言いながらスペランカーはサイコロを投げる。
どうやらこの二人は森に入れずに昼間からギャンブルをしているらしい。
ちなみに尖貨は銅貨の10分の一の価値の貨幣である。冒険者は余り使わないが、一般市民は尖貨と銅貨が主な貨幣である。
スペランカーのサイコロの目は5と2、つまり合計7である。勝てるかどうかは分からないが大きくは負けそうに無い。
「お、なかなかいい目じゃねぇか。次は俺だな 」
そういってピグも投げる。
目は3と5、合計8である。
「お、悪いな。俺の勝ちみたいだぜ? へへっ 」
「ったく、まあいいよ。次はおまえだ、こいつのにやけた面を凹ませてくれよ 」
「ああ、はい。それじゃ振りますね 」
バートンの目は2と2。合計4である。ぞろ目が出たとはいえ、一番弱くては話にならない。
「おおい!そりゃねぇよ 」
「よくやった! バートンっていったっけ? 」
二人は盛り上がっているが、バートンには分からず困惑していた。
「ああ、このルールはしらねぇのか。2のぞろ目は仕切りなおしだ。全員仕切りなおしになるんだよ 」
どうやらこの二人のルールではそうなるようだ。それに納得するとバートンは手持ちの銅貨を机に置く。
「ああ、それは知りませんでした。何かほかに特殊なルールってありますか?それと尖貨の手持ちが無いのでこれを両替してほしいです 」
机の上に積み重なった尖貨と銅貨を交換してもらう。
(とりあえずこいつらに付き合いつつ情報を得るか…… )
バートンは夜が来るまで二人と一緒にルーインをしつつ情報を集めた。
バートンはルーインを続けながら今までに聞いた話を整理していた。
(オークキングを見たものは一人だけ。3日前に襲われたアタムトーレ護衛団の生き残りのペリドッサ。連携したオークが出始めたのが今から一月ほど前で、伐採の護衛達が襲われる事が増えてきた、か……。現在騎士団の派遣が決まってて到着が1週間後、それまでは森へはあまり行かない方がいい。この二人は森でのランクの低い魔物の討伐がメインだからこんな宿でたむろしていると )
バートンは大体のことを聞き終えていた。
女性関係ではしどろもどろになる彼であるが、仕事に関しては優秀である。巧みな話術や潜入などはお手の物である。
この二人からは聞くことも終わったので酒場にでも向かおうかと思い、二人に声をかける。
「それじゃあ僕は酒場で晩飯を食べてきます。色々有難うございました。またおねがいしますね 」
「お、そんな時間か。わかったよ、俺達はもうちょいやってるよ。な、ピグ? 」
「おお、いってこい。やるに決まってんだろ。掛け金を銅貨1枚にしねぇか?いや、尖貨3まいだ 」
バートンはここまでの戦績は銅貨3枚の負け、ピグはもう既に銀貨2枚負けている。
どうやら夜はこれからのようだった。
二人に手を振られて部屋を出るとバートンはそのまま一階の酒場に向かう。
カウンターで飯を注文するとバートンは席を探した。
どこかの寂れた宿屋とは違い人も多い。どうやら相席にならなければならないようだ。
バートンは周りをざっと見渡すと4人がけのテーブルに二人でいるところを発見する。そのままその席に向かう。
「すいません、相席いいですか? 」
そういって尋ねたのは二人の女性冒険者。バートンも男である、どうせ話を聞くのであれば女性と同伴したいと思うのは自然である。
「……いいよ、座りなよ。カミュもそれでいい? 」
「ん~、いんじゃない?席、空いてないみたいだし 」
カミュと呼ばれた女性はチラリと回りを見るとそうあいずちを返した。
しかしバートンは内心びびっていた。
(カミュってまさかカーミュラのことか?ってことはもう一人は、テレッサ。こいつらBランクの冒険者じゃないか )
バートンは職業柄、冒険者の事を聞く機会が多い。その中で二人組みの女性冒険者で良く聞くのがこの名前である。
筋肉質の体に焼けた肌、その肌に良く合った赤色の短髪の女性テレッサ。そして軽装の皮鎧を着て、黒い髪を後ろで束ねたカーミュラ。トーキドェの街を拠点とする二人の名前と容姿を聞いていたバートンはすぐに当たりをつける。
(これは良い情報が聞けるかもしれないな。)
最初は不順な動機で近づいたバートンであったが頭を切り替えた。
「有難うございます。あ、僕はバートンって言います。まあ、短い間ですがよろしくお願いします 」
「別にいいよ。こんなところだし、ああ、俺はテレッサ。可愛い顔してるし、むさい男共にたかられるより何倍もいいよ 」
「カミュ。私の名前ね。確かに可愛い顔してる~ 」
しげしげと見つめられ少しばかり照れくさいが、バートンには思い人が居る。仕事と思って切り替えると話しかけた。
「あはは、可愛いって言われるとなんだか照れくさいですね。それに僕も男なので可愛いって言うのはちょっと 」
「嘘じゃないよ?ほんとの事。可愛いことは正義なんだからいい事 」
「男に可愛いはないよな。カミュの趣味はちょっと異常かもな 」
バートンは巧みに話を続け、自分の知りたい事へと話を誘導していく。
(二人は何処か迷宮のある町に移動するつもりみたいだな。二人だけだと危険になった森はきついのかもしれないし。)
もちろんこの内容以外のことも聞いている。流通が滞り、街の産業が停滞しているのが原因で騎士団が出張る事になったらしい事、オークキングの首には金貨50枚もの値がついていること、オークキングにまぎれて盗賊が蔓延っていたがどうやらオークキングに食われたらしいこと。その他にも聞いているがめぼしい事はそれぐらいである。
話を聞き終えたと判断したバートンは後は普通に会話を楽しむことにした。
「今は大森林は危険みたいですし、迷宮のある街といえばここから近い所で言えばテンザスですか?聖王国内で言えば北部にもありますが…… 」
「駄目、寒い所は無理。」
「カミュは寒い所は駄目なんだよな。じゃあテンザスか、バートンはテンザスがどんな所か詳しいか? 」
「ええ、自分はテンザスから来ましたから大体のことは知ってますよ 」
「教えて。可愛いだけじゃなくて役に立つとは……、バートンやるね 」
「ほぉ~、いいじゃん。テンザスってどんな所? 」
余計な事を言ったかもしれないが、もはや仕事は終わったも同然である。明日にも帰ってもいいのではないかと思っていたバートンはテンザスのことについて説明した。
曰く、そこまで強い冒険者がいないこと。迷宮がしっかり管理されている為危険が殆ど無い事。最近ある冒険者のおかげで素材が溢れている為に街が活性化していること、そういえばお風呂のある宿ができたことなど、いろいろな事をバートンは話した。
相槌をしながら二人は聞いていたがかなり興味津々である。
「凄いね、お風呂。それと、その冒険者について詳しく教えて 」
テレッサはカミュに任せたようで成り行きを見守っている。そしてバートンの話が一段落したところでカミュが口を開いた。
「テンザスに行く。テレッサ、明日の朝にでよ 」
「……はいはい。わかったよ、俺もそのつもりだったしいいんじゃね 」
一体どこに決め手があったのか分からないバートンであったが、そこで話は終わったようで二人は礼を言って去っていった。
(もう十分報告できるだけの情報が集まったけど、一応もう少し探って見るか )
バートンはそう決めると宿の部屋に戻っていった。
部屋では未だにルーインが行われており、参加人数も増えていた。
情報取得の為とそれに参加したバートンだった。
次の日の昼過ぎ、バートンは早朝にテンザス行きの馬車に乗ればよかったと後悔した。
はしょりすぎ……?




