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第1章やっと見つけた。逃さない。

女は23歳、名前は砂川蘭(さがわらん )見た目スタイルとも美しい女性である。そんな女をストーカーにさせた男は佐久間敏彦(さくまとしひこ)33歳である。18歳の頃にスーバーに就職した際、精肉を担当する事となりそれから精肉一筋で関東圏のスーパーの精肉担当として、パートタイマーと正社員として雇われていた。男は茨城県土浦市にある竹岸食肉専門学校で食肉の専門知識を教えてもらい。ある程度の知識は持って卒業していた。あるスーパーに居る時、勉強の為1年間精肉の事を学んで来ていた為、どこのスーパーも生鮮部門を希望して入ってくる人材はなかなかいないので面接一発合格だった。そして、ある地方都市新規オープンしたスーパーに働いていた。そこの精肉売場はインストア方式という形の売り場からガラス張りで中でお肉を加工している人の姿が見えた。蘭はその中に佐久間を見つけた。佐久間は蘭に気がついたが無視した。蘭は佐久間の顔を見てウス笑いを浮かべ微笑んだ。蘭は売り場に居た、パートタイマーのおばちゃんの市毛さんに声をかけて何か話しているのが佐久間に見えた、嫌な予感がした。それが的中した。市毛さんが「佐久間さん、お客様があなたに用があるらしい。呼んでくれと言ってるわよ。」市毛が佐久間の顔を見た。「忙しいから断ってくれ!買い物なら市毛さんが対応してください。」佐久間は市毛の顔を見た。マネージャーの中野さんが「佐久間さん。指名なら行くべきだよ。失礼にあたるから。」佐久間の顔を見て言って来た。佐久間は仕方なく蘭の前に立って話を聞いた。戻って来た佐久間は、牛肉担当のマネージャーに「和牛のサーロインステーキ用を少し厚く切ってくださいの事でした。彼氏と久しぶりの再会にパーティをやるらしいです。」佐久間は、 マネージャーの中野の顔を見て言った。佐久間は心の中でヤレヤレと思いスライサーで豚のバラ肉を切っていた。今晩、誘われた、仕事の終了時間を聞かれ、迎えに来ると言っていた。渋々、佐久間は退社時間を教えた。断るともっとひどい事になりかねないからだ。苦渋の決断だった。佐久間の勤務時間は朝6から夕方5時までだった。店舗の正面玄関を出ると蘭が待っていた。「ご苦労さまです。あなた、何年ぶりかわかる?3年ぶりよ。ずっと探したんだから。あちこちのスーパー、あなた、早いサイクルで辞めちゃうのね。そんなに私が怖い?もう、ココは会っちゃたから辞めなくても良くなったね。ココ良い店じゃない?綺麗だし。」蘭は、敏彦の顔を見てニヤリと微笑んだ。敏彦は、蘭の目を見て怖さがはっきりわかった気がした、「ごめん。帰る!」敏彦は帰ろうとした。が蘭に腕を掴まれた。「せっかく会ったんだから、あなたの所で買ったステーキ焼くから食べていきなさい。アパート近くに借りたから。」蘭は敏彦の目を見て手を引っ張り自分の車に乗せようと助手席にねじ入れた。「蘭。お前のアパート行くのは、ステーキを食べに行くだけだぞ!食ったらすぐ帰るからな!」敏彦は蘭の横顔を見た。「わかった。いいよ。明日、あなたの店にパートタイマーとして面接受けるから精肉部希望するね。毎日会えるでしょ?」蘭は敏彦の横顔を見た。「勘弁してくれよ。全く!俺のどこが良いんだ?」敏彦は嫌な顔をして、前を見て頭をかいた。すぐアパートに着いた。本当に近かった。3分だった。「着いたわよ。ココ私のアパートだよ。」蘭は車を降りると2階を指で指した。二人は車を降りて階段を登り203号室のドアの前にたった。蘭はドアを開けると敏彦を先に入れた。スリッパを出し、「どうぞあがって頂戴!」蘭は敏彦の顔を見た。「お邪魔します。広い部屋じゃないか?2LDKか?家具は?」敏彦は蘭の目を見た。「引っ越しは明日になるから!とりあえず、あなたと会えたからこの部屋押さえた。今まで実家暮らしだから。母が荷造りしてくれてる。あなたと暮らそうと思ってちょっと広い部屋借りちゃた。」蘭は敏彦の目を見てニコリ笑った。「また、勝手な事言って!」敏彦は蘭の目を見て困った顔をした。「俺は蘭のそういう所が嫌いで別れたんだ!全然変わってないな。独り善がりなんだ、なんでも自分で決めてしまう。相談が無い。それかあれば俺は変われるかも。蘭が今のスーパーに入って来たら俺は辞める。それだけは言っておく!」敏彦は蘭の目を見つめた。「わかった。行かない!ステーキ食べよう。100円ショップでホークとナイフとお皿とフライパンは買って来た。」蘭は敏彦の目を見た。「ご飯は佐藤のご飯で良いかな?」蘭は敏彦の目を見た。「上等だよ。」敏彦は蘭の目を見て微笑んだ。「食べるでしょ!焼くね。」蘭は立ってキッチンへ行った。「精肉コーナーにあったケンネン貰って来た。これを先にフライパンにのせるんだよね。昔、敏彦に聞いた覚えがある。」蘭はステーキを焼き始めた。部屋に肉が焼ける匂いが充満した。蘭が17歳の時、年齢詐称してキャバクラで働いていた。その時に佐久間が客として出会ったのがきっかけで佐久間は蘭と不倫関係になった。佐久間は最初こそは蘭にゾッコンだったが不倫という立場と蘭の年齢詐称で本当は17歳だと知り淫行で罪悪感を感じるようになり蘭の前から逃げるように不倫を解消し、黙って姿を消していた。蘭が20歳の頃一度だけみつかっかって、食事をした事があってから今回が2度目の再会だった。佐久間には奥さんと男と女の子供が2居た。だから、不倫と知りながら蘭の処女をもらった自分に非があると考えて、会った時は仕方なく食事をして蘭の心を慰めていた。エスカレートしない為にも今日もこうして、会っていたのである。ジャケに出来ないでいる気の優しい男である。普通のアンチャンである。顔もイケメンではないし、身長も高い理由ではない。金を持っている理由でもない。蘭は何故追いかけるというと、心底惚れた男であったから理由はただそれだけだった。蘭は、佐久間と付き合った、1年間の思い出に縋り付いて生きて来た。他の男から言いよられても靡かず佐久間一筋だった。「敏彦さん。ミディアムレアでいいんだよね。焼けたわよ。確認して?」蘭は敏彦にフライパンを渡して焼き加減をチェックさせた。「上手くなったな?蘭、オッケーだ!その上にステーキソースをかけて出来上がりだ。」敏彦は蘭の目を見て優しく微笑んだ。「だって、いつか敏彦に会った時、美味しいステーキ焼こうと思ってだいぶ練習したんだ。」蘭は、敏彦の目を見て微笑んだ。「いただきます。先、食べるよ。常陸和牛は美味いなあ!これ、高かったろう?」敏彦は蘭の目を見て、ニコリ微笑んだ。「うん。高かった。敏彦と久しぶりに会えたから奮発しちゃた。」蘭も敏彦の目を見て笑った。「私のも焼けた。チェックして、」蘭は、フライパンごと敏彦に渡した。「うん。オッケーだ。さあ!蘭も食べよう。」敏彦は蘭の目を見た。床にゴミ袋を敷いて二人は胡座をかいてステーキを食べた。「うん。美味しい。私、牛肉の味、わかるようになった。やっぱり和牛が美味しい。国産交雑牛も良いけど。和牛が最高!アメリカンもオージーもちょっと硬く牛の臭みがある。」蘭が敏彦の目を見て優しく微笑んだ。「今日の私は幸せよ。敏彦さんとこうして顔を突き合わせステーキ食べてるんだもの!」蘭は、敏彦の目を見てウィンクをした。「そうか。良かったな。蘭、俺じゃなくて違う男探し。なよ。もっと幸せになれるぞ!わかったか。」敏彦は笑いながら蘭の頭を2回ポンポンと叩いた。「美味かった。今度は俺がご馳走する。ご馳走様でした。」敏彦は合掌し、蘭の目を見た。「俺、帰る。お布団あるのか?」敏彦が蘭の顔を見た。「あるよ。車の中に。あなたを探してあちこち行ったから寝袋がある。今までは車の中で寝てた。敏彦を見つけたからこのアパートかりた。母からお金借りた。蘭の両親はお金持ちでお嬢様育ちだった。だから親に頼ってないで私働かなくちゃ!本気で私と働くの駄目?私を助けると思って。精肉部にはいかないから、レジとかグロサリーとかデイリーとか惣菜とか青果とかあるでしょう。」蘭は敏彦の顔を見て和やかに微笑んだ。「わかった。いいよ。面接してもらえ!人いないから受かるから。蘭、可愛いし、人当たりも良いから。レジ部門じゃないか?」敏彦は蘭の顔を見て微笑んだ。「わかった。精肉だけは断るわ。」蘭は敏彦の顔を見てニコリ微笑んだ。「ご馳走様でした。」敏彦は、蘭の顔を見てドアを開けて出て行った。「ありがとう。来てくれて楽しかった。」蘭は敏彦の背中に言った。敏彦は振り向き手を振った。まるで恋人同志の用に。3年ぶりの再会はこうして終わった。次の日、蘭が精肉コーナーのガラス越しに姿を表した。敏彦は、目が合ったので売り場に出た。「私、面接受かったわよ。明日から同僚だね。」蘭は嬉しそうに敏彦の目を笑顔で見た。「おめでとう。宜しくな。」敏彦を蘭の目を見て微笑んだ。「今日、荷物届いた。遊びにこない?」蘭は敏彦の目を見て蘭は下を見た。「今日はやめておくよ。部屋の片付けとかあるだろう?おちついたらまた誘って。」敏彦は蘭の目を見て微笑んだ。敏彦は蘭の背中を見送った。次の日、お昼に食堂へ行くと蘭が一人でお弁当を食べていた。蘭はレジ部門に配属されていた。敏彦は、蘭の隣に座り、お店で買った弁当を広げた。偶然にも蘭と一緒の弁当を買っていた。「美味いか?」敏彦が蘭に聞いた。「美味しいよ。この鶏の唐揚げ。」蘭も即答で答えた。「これで正解だったな。」敏彦は弁当を食べている蘭の横顔を見た。「どうだ?レジは?大変じゃないか?」敏彦は蘭に聞いた。「全然、忙しいけど楽しい先輩達も優しいし。マネージャーがとても良い人。今日だって、慣れないから先にお昼食べちゃいなって私一人だけ昼休憩してる。」蘭は、敏彦の横顔を見て唐揚げを食べた。「矢部マネージャー優しいか?」敏彦は、蘭の横顔を見た。「ご馳走様でした。」蘭は食べ終えて席をたったが自販機でコーヒーを買って敏彦の前に座った。「今晩、蘭の入社祝いやるか?オープンキッチンのレストラン予約するから和牛ステーキでも食べに行くか?」敏彦は蘭の目を見た。敏彦は蘭を食事に誘った。「行くよ。駐車場で待ってる。」蘭がコーヒーをゴクリ一口飲んだ。「大丈夫か?ご馳走様でした。」合掌した。敏彦もコーヒーを買って蘭の前に座った。時間まで募る話をした。蘭の顔付きが久しぶりに会った日とは優しくなっていた。5時に仕事を終えて駐車場に行くと先にあがった、蘭が自分の刑事度の前に立っていた。「おまたせ!行こうか!」敏彦が蘭に声をかけた。二人は蘭の軽自動車に乗った。車は従業員専用駐車場を出て目的のお店に向かった。お店に着くと従業員の案内で予約した席に通された。目の前に鉄板があそこで厚い和牛のヒレをシェフが火をあげてジュウジュウ焼いてくれてくれた。二人はミディアムレアで頼んだのですぐ焼き上がった。それを高そうなお皿に盛り付けて二人の前に出してくれた。ナイフとホークを持ち肉にナイフを入れるとチカラを入れなくてもスッと切れた。肉が柔らかいのかナイフが抜群に切れるのかわからないくらいだった。敏彦は、両方だとすぐに確信を持てていた。「この間、私の焼いた肉と全然違うね?さっきシェフの説明にあった、ブランドの違いかな?」蘭は、疑問に思って、敏彦に尋ねた。「それもあるけど、調理環境も違うから。」敏彦が蘭に言った。二人は、一口食べて「美味い!」声にして、目に合わせ驚いた表情を見せた。「ご馳走様でした。」合掌してステーキをぺろり食べ終えて「美味しかったです。ご馳走様でした。」敏彦が目の前のシェフに行った。蘭も「ご馳走様でした。美味しかったです。給料出たらまた来ます。」蘭はシェフの目を見て優しく微笑んだ。二人は席を立った。部屋を出て会計を済ませて、蘭は金額に驚いた。この間買ったお肉の3倍は高かった。「敏彦さん。ご馳走様でした。高かったね。ごめんね。有り難う。また、好きになったよ。」蘭は敏彦の目を見て頭を下げた。二人は車に乗り込んで走り出した。「今日、アパート寄って行く。」蘭が敏彦の横顔を見た。「遠慮しておく。」敏彦は、深い関係になる事を避けていた。蘭とは近すぎず遠すぎない関係でいたかった。「駐車場まで送ってくれ!」敏彦は蘭の横顔を見た。駐車場に着くと、敏彦の青のBRZの前に奥さんの架純が腕を組んで立っていた。「あんた、浮気か、また、その女か?切れてなかったのね。あれから、何年騙してんだよ。バカが!」架純か助手席のガラスを叩いて怒鳴った。架純は助手席のドアを開けて敏彦の腕を引っ張って蘭の車から引きずり降ろした。架純の車の助手席に敏彦を投げ込んだ。「違うんだよ。違うんだよ、」敏彦は、言葉にならなかったし、架純は聞く耳を持たなかった。架純は、蘭の車の前に立って「蘭、いい加減に諦めなさい。ストーカー行為で警察に相談するわよ。」架純は、運転席の蘭の顔を睨んだ!その光景を何人かの同僚に見られた。敏彦は自分が招いた事で自業自得だと思っていた。奥さんの架純も色んなところを転々と職を変えて飲食が多かった。今は牛丼チェーンで働いていた。夜ご飯の支度をしないで済むからだった。だから、佐久間家の食卓は奥さんの働いてる飲食店のテイクアウトになってしまっていた。後は敏彦がスーパーで買い物し、敏彦が子供と食べていた。ハンバーグが多かった、敏彦は子供好きで休みの日はよく遊んだ。男の子が蓮で女の子が凛と言う名前だった。敏彦は架純の車の中で経緯を説明したが架純はあまり聞く耳をもたなかった。「あなた、蘭とは切れてなかったんでしょう?私を騙していけしゃあしゃあと3日前に偶然会ったなんて、信用出来ないわ。今、どこへ二人で行ってたの?どうせ、蘭の部屋で一発やって来たんでしょう?」架純は敏彦の横顔を見た。「そんな事しない!」敏彦は、架純の横顔を見た。「ラーメン食べに行っただけだ!」敏彦は架純の横顔に言った。「そんな、嘘、誰が信じるやら!あなた、この2,3日の行動可笑しかったから見に来たらこれだから私は信じない。」架純が敏彦の横顔を見て言った。「蘭も同じ職場で働き始めたからお祝いに飯でもとラーメン食べに行った。だけだ。」敏彦は架純の横顔を見た。「私はだまされない!過去にも蘭といざこざがあったの忘れた?私は忘れて無い!今まで蘭から逃げていたのに仲良くなっちゃて冗談じゃない。あなた、あのスーパー辞めてくんない?私、蘭とあなたが同じ職場なんてたえられないから!」架純は強い口調で言った。運転も乱暴になっていた。この日の夜は口論になってなかなか収集がつかなったが敏彦がスーパーを辞めて蘭に二度と会わないと念書を書かされた。その夜は、敏彦は、ソファーで寝る羽目になった。敏彦は、辞表をバック忍ばせて、架純の車でスーパーへ送ってもらった。6時にタイムカードを押した。仕事が始まって開店時間の9時までは毎日が品揃えで忙しかった。一息ついた頃を見計らって、辞表を提出した。中野マネージャーは驚いた。「せっかく研修から頑張ってきたのに残念だ。」とは言ってくれた。が、佐久間の気持ちは固かった。精肉部の仲間にお別れの挨拶をし、佐久間は、スーパーを出て行った。蘭にお別れを告げずに辞めて行った。求人公告を見てその日は過ごしていた。次の日、ハローワークへ行くと職員から新しくスーパーが出来るのでそちらはどうかと勧めてもらい資料をもらって帰って来た。敏彦は資料を熟読し、検討した。正社員で入れるみたいだった。自分に出来る事は精肉の仕事たけだと決めつけていた。違う仕事にする事に少し抵抗があった。ハローワーク資料には運送会社もあった。給料はなかなか良かった。架純に相談すると「また、スーパーでいいんじゃない?トラック危ないし、身体酷使するし。スーパー社員登用ならそっちの方がいいよ。ボーナスも年2回あるしね。でも蘭が追ってくるか?」架純はスーパーを推した。「明日、ハローワーク行ってくるから。」敏彦の気持ちも決まっていた。その頃、蘭は、敏彦が去ったスーパーの食堂でお昼ご飯を食べていた。そこへ精肉部マネージャーの中野が入って来た。蘭を見つけると中野は蘭の目の前に座り、お弁当を広げた。「砂川さん。佐久間さん。今日で辞めたよ。仲良かったので残念だね。俺も残念なんだけど彼、仕事出来たし肉の知識持っていたからね。一身上の都合だって言っていた。」中野の蘭の目を見た。「そうなんですか?残念です。」蘭は、中野の目を見て悔しそうな顔を見せ唐揚げを齧った。また、逃げたなと思った。蘭は弁当を食べ終わると「知らせていただいて有り難うございました。」蘭は中野の目を見て微笑んで頭を下げて席を立ちかけた。「君は、佐久間さんとどう言う関係なんだい?」中野が蘭の顔を見た。「そこですか?私がキャバ嬢していた時のお客さん。奥さんが口うるさいとかで良く愚痴いいながら飲んでいた。」蘭は中野の顔を見て、また、頭をさげて「失礼します、レジに戻ります。」蘭は中野の顔を見て弁当のパックをゴミ箱に捨てて、食堂を出て行った。中野は蘭の背中に「有り難う。」と一声かけた。蘭はその日の帰りに事務所に入るとスーパーの新店情報の貼り紙を見た。競合店出店、来月だった。直感でココだな!と思い、店の地図をチェックした。今日、仕事の帰り見に行くと店舗の外観は出来ていた。蘭はココだと確信を持った。蘭いるスーパーと商圏が被るなと思い。それを眺めた。大手の名のあるスーパーった。その頃、敏彦はハローワークにそのスーパーの面接希望の意思を伝えた。後日、スーパー側から面接の日時と場所を知らせる連絡が合った。敏彦は、新たに履歴書を書いた。スピード写真は前撮ったやつが残っていた。それを使った。やっぱり、俺、職場変えすぎだな?と自分で書いていて思った。面接の時、問われたら正直に理由を言おうと考えていた。スーパーの人事担当から直接電話が来た。面接場所と時間と持って来るものの連絡だった。指定された日に敏彦は一張羅のスーツを来て、入口を入った、面接希望社で廊下はごった返していた。しばらく待つと番号が呼ばれた「失礼します。」敏彦は頭をさげて中に入ると面接会場に人事担当者と店長と副店長と精肉部マネージャーの4人が座っていた。4人の前に椅子が置かれていたが敏彦は、面接慣れをしていたので合図あるまで座らなかった。椅子の脇に立って「佐久間敏彦と申します。宜しくお願いいたします。」敏彦は頭をさげて4人の顔をチラリと見た。「佐久間さんはハローワークからの紹介でしたね。」人事担当者が佐久間の目を見て聞いてきた。「はい。そうです。」佐久間は、ハッキリとした口調で人事担当者の目を見て微笑んだ。「やっと出た。その笑顔が見たかった。良い笑顔持っているじゃないか?緊張してたか?」人事担当者は、佐久間の目を見て顔がほころんだ。「佐久間さんは、3ヶ月ごとにいろんなスーパーを入っちゃ辞めを繰り返してますが理由はなんですか?」人事担当者は佐久間の目をじっと見つめた。「それですか?べつにスパイ行為ではありません。こまった事に昔の彼女からストーカー行為を受けてまして、逃げ廻っいるからです。前職のスーパーではパートタイマーとしてレジに入りこんで来たので仕方なく。辞めた次第です。」佐久間は、正直に人事担当者に話した。「正直に話してくれて有り難うございました。あなたの人柄がわかりました。何故ストーカーになった事は聞きません。」人事担当者は、佐久間の目が見た。「逆に羨ましいなんて言ったら怒られますね。佐久間さんは人権がかかって居ますものね。」人事担当者は、佐久間の顔を見て申し訳なさそうな顔を見せた。それを聞いた店長の綿引が笑った。「また、追ってくるとお想いですか?」副店長の井上が佐久間の顔を見た。「はい、必ず来ます。私が目的ですから、砂川蘭と言います。もし、アルバイトとかで来ても採用しないで頂きたい。」佐久間は井上の目を見た。「佐久間さんは、竹岸を卒業しているみたいですね。私も33期卒業です。佐久間さんは、何期卒業ですか?45期です。うちのサブマネージャーになる男が今、竹岸に行ってます。59期かな?坂本校長じゃないです。亡くなりましたから。僕らの頃の寮は今は工場で働く中国人の寮になってますよ。後輩ですね。人事部長、採用していただきださい。」精肉部マネージャーの黒澤が初めて口を開いた。「佐久間さん。黒澤さんの推薦であなたを我が社の社員として採用いたします。合格です。ご苦労さまでした。合格した方隣の部屋でお待ち下さい。簡単なテストがあります。」人事部長の佐野が佐久間の顔を見た。「嬉しい幸せです。こんな時、竹岸の名前が約に立つなんて驚きです。在学中は嫌だったけど?」佐久間は心の中で思ってテスト会場に入った。80人くらいの合格者が椅子に座っていた。佐久間は空いている席に座ってテストの開始を待った。人事部長の佐野が部屋に入って来た。プリントを配った。「やり方は別紙にあります。よく読んで下さい。これは合否を決めるテストではありません。皆は合格してます。これから皆さん仲間です。宜しくお願いします。」佐野が全員の顔を見た。テストは終わると廊下で黒澤マネージャーに呼び留められた。「佐久間さんはスライサー出来ますか?スライサーで豚肉の加工をお願いします。オープンまで1ヶ月間ミッチリ仕込みます。サブマネージャーの宮本が卒業して帰ってくるまでパートタイマーの人まとめて面倒みてください。」黒澤は佐久間の目を見て微笑んだ。









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