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在宅ワークセンチメンタル

作者: あまなす

家にいるのが好きだ

家での食事も好きだ

なにより、満員電車に乗らなくていい

だから、今日の在宅ワークを待ち遠しく思っていた――



夕方「じゃあねー」と小学生くらいの男の子の声

数秒のあと、また「じゃあねー」とおんなじ男の子

相手の声は聞こえない

恥ずかしいのかな

あんまり大きな声を出したくないのかな

姿は見えない、声もない

でも、いることは、いるんだろう


「じゃあね」を言える相手がいて

「じゃあね」を返してくれる相手がいて


今日、ぼくには「じゃあね」を言う相手がいない

「じゃあね」を返してくれる相手もいない


来週は、出社だ

なんだか待ち遠しい


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