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ダメな私の○○○○

 実は私、生まれつき三半規管が弱いんです。


 どれぐらい弱いかと言いますと~。

 階段を下っただけで酔います。

 登るのは案外平気なんですけどもね。

 でも落ちる感覚がどうにも耐えられない。だから受験で落ちた時も吐いちゃいました。


 でまぁ~そんな私が置かれている今の現状なのですが、

 天井に頭をぶつけて起きてしまったのです。


 そんな狭い部屋に住んで居たのかって?

 違いますよ~。


 2段ベッドの下で寝てて起き側に頭をぶつけた?

 それなら天井と言わないですよ~。

 天井に頭をぶつけたんですよコツンとね。

 3m近くある天井にです。


 これ本当に届いてぶつけれたらNBAのスカウト来ちゃいますよー、

 でもまあ~私、女性ですからそんなスカウトは来ないのですけどね。


 宇宙で無重力飛行中?

 あー今までで一番近い答えですね。

 でも惜しい! どれぐらい惜しいかって天井まで2mぐらい。

 そんなんじゃ~誰でも届きそうですね。

 でもコレ、当てれる人はいないんじゃないかな~。

 だって幽体離脱しちゃったのですから。


 でも幽体離脱だと天井にぶつからないでしょ?

 ところがどっこいモノに触れることが出来る幽体離脱のようでしてね。

 そして幽体なので素っ裸みたいなんです。

 とりあえず裸は寒いし恥ずかしいので明日持っていく準備をしていた体操服を慌てて着たんです。

 するとどうでしょう~。

 いつも すぐに吐くのに足が無いからズボンが履けない!


 今日ほど女の子で良かったと思った事はありません。

 そう、だってスカートを履けますから~。

 というわけでいそいそと制服のスカートを吐く・履く。全然無理だったので頭から被ります。

 どうにか落ち着いた私は姿見を振り被ります。違った! 振り返ります。

 するとどうでしょう~。

 上半身は体操服。

 下半身は制服のスカート姿の私が……宙に浮いています。

 まぁ幽体離脱だしそうですよね?

 浮いてます明らかに浮いています。

 意味が分からない人は辞書で浮くを調べてみてください。

 存在が浮くってやつです。

 まあ幽体離脱ですしそりゃ~浮くでしょうよ。


 そして浮いてばかりでは居られないので元の体に戻りましょう。

 本体は布団からもベッドからもゴロリと転げ落ちていました。

 変な所を打ったりでこれ以上頭が悪くなると心配です。


 服を着たままだけど…… コレ戻れるの?

 ちょっと戻ってみようと思ったんです。

 でも、おでこをゴッチンコとぶつけてしまって戻れませんでした。

 さあ困ったと思った矢先に私はピンと名案が浮かびます。

 モノに触れるって事は~愛しい彼の部屋に忍び込んでこっそりキスなんぞ出来るのではと思いついたのです。

 思い立ったが吉日。善は急げって言いますからね。

 お膳を持って急いで出掛けたんです。


 でも、困ったことに部屋から出られない。

 何故だと思います?

 そう、すり抜けられないんですね。物に触れる幽体離脱だから。


 でもね。馬鹿になる前の頭ですからそこは大丈夫。

 チャント扉を開けましたよ~実体化してるんですから。


 しかしながら私の体が嫌がるのか3mしか離れてくれないんです。

 仕方がないので私はパジャマの私をよっこらせと背負いました。

 そして、愛しい彼の家に向かうわけなんですけども、到着した所でハッと気がついたんです。


 何をって?


 だってホラ。私、壁をすり抜けられないからですね。

 愛しの彼の家に到着しても呼び鈴を押さなきゃ入れないんです。

面白いと言ってくれた方が居たので次話を書くことになりました。

よろしければご感想など下さいませ@^-^@


色々ご意見あると話が膨らんで書けるかもしれませんので(笑)


次話に合わせて少しだけ手直しさせてもらいますね。


今回ネタを提供してくださった巫出雲さんに感謝♪

そして、読みに来ていただいた皆様に祝福を!


追記

3話まで書きましたがそれ以降の話をどっちに振るかで悩んでいます。

安直に学生物・いっそ得意なファンタジー?

そんなわけで今後の展開も含めて全体構造の構築に掛かる事にしました。

12月1日を目途に形に出来るように頑張りますので宜しければ作者のブックマークなど頂ければ幸いです。

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