表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の美少年  作者: ゆき
5/11

夜、部屋で寝ているとノックされた。

「蒼子、起きてる?」


「起きてるよ」

私が返事をすると遥が枕を持って入ってきた。


「どうしたん?」

聞くと恥ずかしそうに「一緒に寝よう」と言ってきた。


私は微笑んだ。

まだ10歳なんや。

親元離れてさみしいよな。


私は布団をめくった。

「入り」


遥は嬉しそうにもぞもぞ入ってくる。


「蒼子…、本当にごめんね」

私の手をぎゅっと握る。


「なんなん、大丈夫よ。気にせんで?私、ちょっとわくわくもしとるん」


「わくわく?さすが蒼子。ふふ、僕、竜見つけるからね」


「ありがとな、遥。信じとるで。明日から頑張ってな。でも無理したらあかんよ」

私は遥の手をぎゅっと握り返した。


遥はにこっと花が開いたように可憐に笑った。


「くっついて寝ていい?」


私は少し悩んだ。

17歳と10歳…、犯罪?

いや、やましい気持ちないし大丈夫よな。


「ええよ。おいで」

言うと遥の体が私の腕にしがみついてきた。


「僕…、本当は少しこわい。戦いたくない」

遥が震えている。


私は背中をなでながら黙って聞いた。


「魔王って何?どうして僕が…」

遥が私の体を抱きしめてきた。

体が密着する。

(やば、私下着、つけてないなあ)

薄い寝衣越しに遥の心臓が早鐘をうっているのが聞こえる。


「蒼子、やわらかい…。いいにおい…」

遥が私の髪に顔をうずめる。

私はなんだか恥ずかしくてなって少し体を離そうとした。

ぎゅっと抱きしめられている体にさらに力が入る。


「蒼子、僕ね…」

遥は何か言おうとし、言葉を飲み込んだ。


「僕、頑張るよ!そしたら大事な話があるから聞いてね」

にっこり頬笑む。


「何でも聞くで。明日早いしもうお休み?」

私は遥の頭をなでた。


私たちは抱き合ったまま、眠りについた。


「大好き、蒼子…」

夢うつつに遥の声と額にやわらかいものが触れる気がした。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ