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神様へのプレゼント  作者: 鈴月桜
第6章 サプライズ
23/43

サプライズ・プロポーズ

そして、土曜日

今日はhope全員が休みであり、いつも夕方の練習が、昼間(13:00)から練習する事になっている。

理佳には13時5分前に来る様に伝えた。

私は、指輪を持ちスタジオに向かった。

10分間に来る様に言われていたが、15分前にスタジオに着いた。

スタジオの中に入る。

高崎「主役が着いたぞ。」

朱莉「頑張ってね。」

皆がエールを送ってくれる。

早速、今日の段取りを聞く。

理佳が入って来ると、朱莉が一言

話し、曲が始まる。

曲はKANの「プロポーズ」である。

*************

(歌詞)


ぼくの街に 大きな公園があるよ

緑の芝生も野球場も 噴水もある

天気のいい日には 自転車に乗ろうよ

ぼくのほうが 少し速いけど

別に君を おいこしたりはしない

君の髪が 風にゆれるのを

見ながら 走るのが好きだから だから

あまり話はしなくても きっとなんか楽しいよ

そんな風に ぼくの街においで


ある日君に悲しい出来事があっても

やっぱり公園に行こうよ 手をつないで

ベンチのある木陰を見つけてすわろう

久しぶりにアルトサキソフォンを吹いてあげるよ

あいかわらずへたくそだからまわりの人も犬も

耐えられずどこかに消えたら ぼくら二人きりさ

そして君の話を全部きこう まとまりはなくてもいい

ゆっくりでいいからさ ほら少しは楽になってきたろう

君の好きな歌をうたおう 平気さだれもいない

ぼくのほうがうまいけど 君のほうが声がいい

本当にそう思ってるよ


いますぐじゃなくてもいいから ちゃかさず考えて

思い切ってぼくのとこに おいで

*************

そして曲が終わり、プロポーズをする。


理佳の返事を聞く

皆で盛り上げる。

この様な簡単なスケジュールであった。

結婚は決まっているので、騙している様で申し訳ない気持ちになる。

更に、これから告白する話で皆を悲しませる事が重く心にのしかかる。

13時5分前

スタジオのドアが動く

そして、理佳がスタジオに入って来た。


理佳がスタジオに入って来たのを確認し、朱莉がマイクで話す。

「理佳さん、前の椅子に座って下さい。」

それだけ言うと、演奏する位置に向かう。

ピアノがメインの曲であり、派手な演出も無く、ドラム、ギター、ベースが曲調に合わせて入って来る。

イントロが流れ、俊が歌い始める。

理佳は、この曲を知っていたのか、早くも涙ぐむ。

1番が終わり、理佳の頬に涙が流れる。

そして、2番を歌い始めると、二人の光景が浮かぶのか、ハンカチで目を覆ったまま曲を聞く。俊も涙が滲む。

最終フレームの

「僕のところにおいで」

を歌い、理佳の泣く姿を見て、俊も感極まり涙が溢れる。

俊がズボンのポケットから指輪を取り出し、マイクを持ったまま理佳に向かって話し始める。

「中学校で君を好きになり、大学で再開して更に君を好きになり、日が経つことに君を好きになって行きました。恋愛する資格等、僕には無いと思っていたけど、君への愛情が膨らみ、生まれて初めて愛を告白しました。付き合ってから、今この時迄、君への愛情は止まる事無く、膨らみ続けています。これから死ぬまで、愛を膨らせ続ける事を誓います。僕と結婚して下さい。」

片膝を着き、手に持っていた指輪を理佳に差し出した。

理佳「私も初めて出会ってから、俊の事が気になり、日々俊への愛する気持ちが強くなり、今も成長が続いています。

俊と結婚出来るなんて夢みたいです。不束者ですが、よろしくお願いします。」

と涙を流しながら指輪を受け取った。

皆が一斉に祝福を送る。

朱莉も、感極まり涙を流す。

そして、俊は一息つき、理佳を見る。

理佳が頷き、今度は僕達からメンバーへのサプライズを行う。

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