表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アラサー高校生  作者: 小大丸
5/25

ホームルーム前の雑談

朝食を食べ。食べた気がしないがw

少し早く家を出たのは学校の近くのスターバ○クスでコーヒーを買う為だった。

海外の映画が好きでホットコーヒーを飲むシーンを思い出しながらレジに並んでいるのだが、

みんななにやら手に筒型のモノを持っているのが見えて内心なんだろう?と思っているとなにやらそれにコーヒーを入れてもらっているではないか!?

内心すげー羨ましかったがあの紙のコップで学校に行きたかった為に断腸の思いで紙コップのお持ち帰りとタンブラーを注文し明日からは俺もタンブラーだぜ。(キリッ)みたいな感じでほくそ笑みながら外に出て歩いていると周りから視線を感じ視線の先を見たら社会の窓が全開だった!?

恥ずかしさよりも笑顔全開で歩いていた自分自身に恥ずかしくなり小走りで学校まで歩き出した。


学校に着いて教室のドアを開けると一瞬静まり返ったが、またすぐに騒がしい教室に戻った。

とりあえず黒板を見ると席順が書いて有り、それを見ながら席についたのである。

昨日は校長室に呼び出された為、教室には来ていなかったので出遅れた感が半端なかった。

さりげなく周りを見るとグループが出来ており、ヒソヒソとパンティーの人とか変態とか小声で話してるつもりかもしれんが聞こえてんぞ!?と心の中で叫びながら憧れのコーヒーを飲んでいたののだが!?

突然、横の席の同級生Aに声を掛けられたのである。


そ、そのお洒落な飲み物なんなん?と急に言われたので一瞬、驚いたが。

そうか!?こいつらは数ヶ月前まで中学生でコンビニのコーヒーしかしらないのだと気付き。すげー優越感が出てきた。

彼の肩に手を置き。少年よこれはスターバ○クスのコーヒーだと教えて上げた。

お値段も教えてやると貴族の飲み物だと騒ぎ出したのである。

大人の感覚だと数百円だが学生には数百円もとなるのか!?

それに釣られて、いままで近寄らなかったやつも気付いたら距離が近くなっており数人で何気ない話をしていたら、突然前のグループの一人が近くまで来て、昨日の話を聞いてきたのである。


なぁ~!昨日なんでパンツの匂い嗅いでたの?と場の空気を考えない質問を俺に浴びせてきたのである。

内心俺は?マークが頭に沢山浮かんだが、一瞬考えたら昨日ハンカチのつもりで目頭を拭いていたのが周りからは匂いを嗅いでいたように見えていたのに初めて気付いたのである!?

全力で違う事とハンカチと間違えて目頭を拭いていた事を伝えたら腹抱えてみんな笑い出したのである。

あぶねー弁解できなかったら一生変態やろーのレッテルを貼られる所だったと内心思っていたら。

妹て何歳なのと聞かれたので、この学校の2年だよ。と伝えたらクラスの一人が考え出して名字なんだっけ?みたいな感じで黒板を見て、すぐにこっちを向き。俺の肩を両手で掴み興奮した声で妹さんて名前は美鈴さんて言うんじゃないの?と肩を揺らしながら聞いてきたのである。

すげー力で揺られて気持ち悪くなったが振り絞る声でそうだと。答えたら周りがざわめきだしたのである。

見れなかったことに頭を抱え悔しがるやつや、私生活の事とかめっちゃ聞いてくるんだがなんだ?

妹は普段何をしているんだ?と思っていたら隣のやつがカバンから雑誌を出し俺に見せてきた。

なんかアイドルぽい雑誌の表紙に妹がTOPに載っていたのである!?

アルバイトで役者もどきをしていると聞いていたがまさかアイドルをしていたとは!?

テレビをこの15年まったく見ていないので、アイドルは中山美穂で止まっている俺はその事実すら知らなかったのである。

良く考えたら妹の友達はかなり可愛い子が多かったがアイドルだったのか!?

周りからいろいろ話しかけられているが、まったく耳に入らず放心状態で担任の先生がドアを開けて入って来たので、とりあえずみんな席についたが俺は机に両手を置き祈っているみたいなポーズで放心状態になっていた。

帰ったら説教だな。と心に誓うのであった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ