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アラサー高校生  作者: 小大丸
18/25

友人一号は宮本

「うぃーす。」と宮本に声を掛けられ反射的に「うぃーす。」と返してしまった。

「いつも買ってるセレブのコーヒーはここですか〜♪」せっかくだから宮本も誘ってみよう。


「たまにはお前も買ってるみたらどうだ?甘党なお前でも飲めるキャラメルマキャートなんか人気があるらしいぞ。」

「ふーん。ちょっと覗いてみようかな」

2人で何気ない会話をしながらレジに並んでいると俺らの順番が来た。


「い、いらっしゃいませ〜」声がうわずってるぞ定員さんよ。


それに苦笑したら相手もつられて笑っていたが!?

「ふぁっ!?なんじゃこの値段!!セレブですか?セレブなんでしょ?」と宮本が暴走しだした。


俺は顔から火が出そうになり定員さんをチラ見したら口元を緩ませそうになり我慢してるのがわかった。


恥ずいわ!!とりあえずコーヒーをボトルで頼み。宮本に「おい決まったか?」と尋ねたら

「なんでスマイルの注文ねーんだよ。」と言ったら周りが大爆笑。

勝手にキャラメルマキャートと注文して携帯で支払い袋を受け取り走るように去っていった。

2度とこいつとはコーヒーショップに入らないでおこう心に誓うのであった。


学校に着き。そそくさと教室に入り宮本の机に袋を置いてから、自分の席に着いた。


遅れて宮本が教室に入ってきて「なんで走るんだよ。置いてきぼりとか勘弁してくれよ」全部お前のせいだっちゅうに!!と心の中で叫び。

コーヒーを飲んでいると宮本が紙袋に気がつき財布を出そうとしたので一応年上なので

「いいよ。今日は俺が誘ったんだから」といっておいた。

宮本は俺の手を掴み「なんていい奴なんだ!!俺達親友だな!!」と言ってきた。

悪い奴ではないんだがちょっとなーと思っていると宮本が「橘はあんまり妹さんの事とか知らないんだろ?」前に活動を最近知った話をしていたのを思い出した。


「そうなんだよな」

「そう思って特集のあった観賞用の本持ってきたからやるよ。」

「え?いいのか?大事にしてるんじゃないのか?」

「保存用と観賞用で2冊づつ買ってるから構わないよ。それよりありがとな。コーヒー♪」

さっきの言葉は訂正しようこいつとは仲良くなれそうだ。以外に気遣いできる奴なんだな。見直したぜ。と宮本を見ると

「うぅぅまぁぁいぃぃー!!」と叫びいたw


なんだかんだでクラスを見るとグループが出来つつあるのが分かり、俺の友人は右隣の変な奴だが根はいい奴でよかったよ。


コーヒーを一口飲んで心も暖かなった気がした。




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