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アラサー高校生  作者: 小大丸
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入学式。

僕は橘英雄たちばな ひでお

30歳童貞中卒。

だが今、俺は高校の入学式に出ている。

もちろん父兄ではなく入学として出席している(キリッ)

いまから丁度一年前、弟の誕生日の日に何気ない一言から高校に入学する事になってしまった。


弟が高校を卒業してすぐの誕生日に家族でお祝いをしていた際に、

弟の携帯がなり祝福のメールが沢山来ていたのを俺が羨ましがったのがキッカケで

弟と妹が俺に行ってみたらいいじゃないかと言い出したのだ。

定時制にでも通おうか思っていたら妹が私の高校に入学したらどう?と言い出したのだ。

丁度、弟も同じ高校だったので、制服を揃える必要もないと思いその場の乗りで行くことになったのだ。


高年齢化が進み高校も年齢制限が外れたらしいが、それでも30歳から通う人は全国でも稀であるようだった。

未成年と違い面接、学力、体力チェックがあるようだ。

それから半年間家族に支えながら勉強や運動をこなす毎日が始まっのだ。


思い出しただけで吐きそうになる半年に、下を向いて思い出すと涙が出そうになるので上を向いて目頭を熱くしていると周りからヒソヒソ声が聞こえてきので、

我に返りポケットからハンカチを出し目頭を拭いていたら今度は父兄からざわめきが聞こえ出したので周りを見渡すと俺の持っているハンカチがなんと!?

妹のパンティーだったのだ!?

ざわめきに気がついた校長が俺の持っているパンティーに気がつきマイクを握ったまま卑猥な言葉を叫んだのはこの学園での伝説になったのである。


もちろん。俺はそのまま先生に連れられ校長にこっぴどく怒られたのは言うまでもない。

校長は退学にするつもりだったのだが担当の先生が説得してくれて、なんとか学園生活を続けることが出来るようであるが、

変わりの条件を出され、赤点を出した時点で退学。校長は俺を排除するつもりである。

頭を下げ教室を出ると空が赤く染まり夕方になっていた。

ため息しか出ない初日だったが、明日から楽しみでしょうがない俺はすでに忘れていた。



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