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第八話 真実と戦いの始まり

色々理由があって、かなり遅くなってしまいました。すいませんでした。

 ダルクが死んだ・・・。 

 やつは頭が悪いし、作戦もろくに考えないし聞かないし、直線的な力馬鹿だったが戦闘力は俺達よりも遥かに上だった。

 だから、そんなダルクに負けてたまるかと俺達は自然と対抗していっていたのかもしれない。

 思えば、ダルクとあってから俺達は前に比べて戦闘力が飛躍的に上がっていく気がしていた。


 師匠の様でもあり、戦いでの友でもあったダルクが突如現れたエンドレスチェックスという奴らの一人であるビショップに敗れ、帰らぬ人となってしまった。

 ビショップはテーヴァの新たな力である

「アーマードメイドフォーム」で倒しはしたが、ビショップより強力な者がいるとも予想出来るので、時より不安になる。



 話しは変わるが、ビショップを倒した後。謙太が何かが地面に転がっているのに気付いた。


「こいつは・・・・・・」

 それは、先程完全に消し去ったはずのビショップの死骸だった。

 しかし、その身体は下半身が無く、左腕と左側の頭部が半分吹き飛んだのか、ついておらず全体的にボロボロだった。


 すると、陽助がこんなことを言い出した。


「今、心臓のある部分を調べたけどまだ動いてる。かなり微弱だけどね」


「まだ、生きてるの!?なんてしぶとい奴なのよ」


 平田がそんな事を言ってると謙太が何かを思いついたのか。俺の肩を叩き始めた。


「どうしたんだ?謙太?何か良い考えでも浮かんだのか?」


「あぁ、あいつが生きてるんならあいつから色々な事を聞き出せると思ってな」

「なるほど・・・・・・・・・・確かに俺達のこの事件に対する知識は少ない。色々聞いた方がいいな。そうだ陽助、ビショップをスノーフェアリで冷却して、基地に運べないか?」


「うん、お安い御用さ」


 そう言って陽助はスノーフェアリにビショップを冷却するように命令した。


 その後、俺達は冷却したビショップを基地に転送し、俺達も基地へと帰って行った。



〜〜基地〜〜


 基地に帰って来て、俺達がした事はダルクの葬式だった。

 テーヴァがまた共闘する時が来ると言っていたので、てっきり生き返るのかと思っていたがどうやら違うらしい。


 そうして俺達はダルクに最後の別れをしたはずだったが・・・・・・。



 式が終わり、俺達が帰ろうとした時。

 俺達はカブトムに呼びとめられた。


「おい、君たち。少し話しがある。こちらに来てくれ」


「何?会長?何かあるの?」


 興味津々で平田が聞くとカブトムは。


「うむ、ダルクとビショップとかについてなんだが、ここでは何だからちょっと来てくれないか?」


「いいですよ。親には適当に遅くなるとか言っておくので時間は全然取れます」

「うむ、すまんな。で、とりあえずこっちに来てくれ」


 と言うとダルクは地下室への階段を降りて行ったのでそれについていった。


 しばらく階段を降りると、前に部屋があり俺達はそこに入っていった。


 その部屋は巨大な試験管が並んでいた。

 どうやら研究室か何かなのだろう。


 そしてカブトムはその試験官の一つを開けた。

 中には一つの巨大な大剣が入っている。

 ・・・・・・しかし、この大剣。どこかで見たような・・・・・・・・・。


 カブトムはそれを取り出すと、こう言い始めた。


「この剣は誰が使っていたのか分かるね?」


 すると平田が。


「はい、ダルクが操っていたダークアーマーの大剣ですよね」


「あぁ、ダークアーマーの鎧の破片と共にテーヴァが送ってくれたものだ」


「でも、少し柄が違うと思うんですが、会長?」


 確かに陽助の言う通りだ。地味に違う(ぱっと見、わからないが)。


「うむ、これは私が鎧の破片を集めてそれを加工して、剣に合わせた物だ。まぁ変えた所を言えば少し持ちやすく、そして軽くしたな」


「え?それって、誰かに持って貰うって事?」


「鋭いな森次君。と言う事でこれを君にやろう」


「「「・・・は?」」」


「何だ?その文句あり捲りの顔は?」


「当たり前よ!何でまだ覚醒してない森次君に渡すんですか?どうせなら武器のエキスパートのイグリアに持たせた方が良くないですか?」


 確かに、平田の言う通りだ。俺もそう思う。


「ははは、君たちが言いたいのも分かる。しかしな、私が施した改良を覚えてるか?」


「うわ〜!これ軽〜い!振り安〜い!これなら、小さめの怪獣とは戦えるよ〜」

 いきなり平田が置いてあった大剣を持って振り始めた。


「「・・・・・・・・・・・・・・・あぁ!!」」


「わかったようだな。まぁ、つまりまだ覚醒して無い謙太君の為の護身用の武器だ」


「ありがとうございます会長。まぁ、僕はあまり前線しませんがね。でも多分役に立ちそうなので使わせてもらいます」


 そう言って、謙太は剣を受けとった。


「まぁ、これはこれでいいとして一番肝心なのはこれだな」


 そういうと、カブトムは巨大な試験官に手を当てた。

 それは先程、倒したビショップが入った試験官だった。試験官の中のビショップは先程まで俺達に猛威を振るい、あのダルクを倒した強敵とは思えないような姿だった。


「こう見ると、非常に哀れな姿ね」


「確かにな。で、こいつからどうやって情報を吐かせるんですか?カブトム会長」


「うむ、今この試験官内は《仮死液体》という物質を仮死状態にする液体で満ちている。だから今ビショップは仮死状態となって生きているわけだが今からこの液体に微弱なエネルギーを流して喋れる程度にまで、再生させて情報を吐かせる」


「なるほど、それならいけそうね」


「よし!じゃあ始めるか。では、お願いします」


 そう言ってカブトムは近くの研究員の方に指示をした。

 指示を受けた研究員の方はエネルギーを流す機能を始動させるであろうシステムを起動した。


 すると、ビショップの入った試験官に微弱なエネルギーが流れたのか、液体の色が少し濃くなった。

 それを確認したカブトムはビショップの入った試験官に近寄るとビショップに話しかけ始めた。


「起きろ、ビショップ。起きるんだ」


 すると今まで閉じていたビショップの眼がゆっくりと開いていった。


「・・・・・・・・・・・・・・・ここは?」


「ここは我々の本拠地だ。ビショップ」


「・・・・・・カブトムですか・・・」


 ?何故カブトムの事を知っているんだ?


「何故私の事を知っている?」


「我々の最終目的があなたですから。それで、この私に何のようですか?」


「まぁ、お前達の目的とかそういうのをお前から吐いて貰おうという事なんだが・・・」


「なるほど。まぁ、いいでしょう。どうせ私は消されるでしょうから」


 随分あっさりしてるが、現状況なら大抵こうなるだろう。

 そしてカブトムは質問を始めた。


「まぁ、まずはお前達の目的内容でも話して貰おうか」


「わかりました。まず、おおまかに我々の目的を言いましょう。それは・・・・・・・・この惑星の宇宙よりの除外・・・つまり、地球の完全破壊です」


「随分と単純な内容ね。まぁ、あんた達の事だから何か特殊なんだろうけど」


「えぇ、貴方の言う通り到達点は単純です。しかし、あなた方は惑星の生命力を知らない」


「惑星の生命力?なんだ?それは?」


「まぁ、その事は後にしてこの計画の主な内容を言いましょう。まずこの計画の名前ですが、《Star.Break.Game》と言います」


「え?ゲームってどういうことなの玲花ちゃん?」


「そのまんまです。この戦いの全てがゲームなのですよ。・・・・・・・・・・・・・惑星を賭けたチェスのね」


「チェスって、じゃあ今までの戦いは全てお前達のゲームだったのか?」


「はい、そうです。我々の主・・・・・・いわゆるゲームのプレイヤーと言える立場にいるのが我々の司令、《プレイヤー・ガグル》」


「そいつが、お前達のリーダーか。じゃあ、こちら側のプレイヤーの立場にいるのって・・・・・・」


「えぇ、話しの理解が早くて助かります。カブトム、貴方が我々の司令の対戦者であるプレイヤーです」


 なるほど、どうりでカブトムの事を知ってる訳だ。

「・・・では何故貴様達は私を狙わない?そうすれば貴様達の勝ちじゃ無いのか?」


「それは、チェスのルールを知ってれば分かるでしょう?チェスの駒がプレイヤーに攻撃出来ますか?」


「確かに・・・」


「計画についてはそのくらいです。次に我々エンドレスチェックスなどの駒について話しましょう。まず、あなた方はチェスに使う駒の数は知ってますね」


「あぁ、まずポーンが八個、ルーク・ビショップ・ナイトがそれぞれ二個ずつ。で、クイーンとキングが一個だったな」


 やはり謙太は無駄知識に関しては無敵だな。


「そうです。そしてエンドレスチェックスはその中でも優秀なルーク、ビショップ、ナイト、クイーンの階級の者の事です。またポーンは我々が送りこんでいる怪獣の事をさします。つまりあの怪獣はMFSとはまた違う物です」


「じゃあ、稲倉とかの暴力団のは何なんだ?ひょっとしてこっちのポーンとか?」


「いえ、あれはこちらから送りこんだ敵の内部破壊用のMFSでこの戦いに直接関与しませんが、その惑星の中の悪の心が強い者に対して、送った特殊なMFSです」


「ふーん、で、それは何が特殊なの?」


「このMFSは司令が悪の心が強い人間に対し作った物で、このMFSはその使用者の悪の心を増幅させ、強行に走らせ、そして最終的には使用者の心を完全に悪で支配し、惑星を内部崩壊させる物です。そのためその見た目は邪悪な悪魔などの姿をしているのが多いです」


「ちょっと待て。そうするともしかしてダルクのダークアーマーってその部類に入るのか?」


「はい、しかもダークアーマーはその中で最強クラスの能力と使用者の心の支配力が最大級で、大抵の者は手に入れた途端に支配されます」


「でも、ダルクに異常は無かったと言う事は、ダルクはそれに打ち勝ったと言うことか?」


「えぇ、この事については送ったこちら側にしても驚きでした。さらにダルクはその性格から周りに対し、ライバル心を燃やさせ、成長させる影響を出していました。そこで司令が我々エンドレスチェックスを動かし始めた訳です」


 まさか、ダークアーマーにそんな秘密があったとはな。全く、ダルクの奴は本当にすげぇ奴だったんだな。



「ダークアーマーは確かにその部類では最強クラスですが、我々エンドレスチェックスから見ればバッタが蜘蛛に攻撃する様なものです。まぁ、実際食われましたが・・・」


「共倒れだけどね〜」


「・・・・・・」


 ・・・神宮寺。それは言っちゃダメだろ。


 とはいえ、そこまでかけ離れた強さの奴にあそこまで戦えるなんてやっぱ相当すごいやつだったんだな。ダルクは。


「では、話しをエンドレスチェックスとポーン、キングに戻しましょう。まずポーンですが、チェスでポーンが八個あるようにポーンの階級の怪獣も八体います」


「え〜と、そうすると、最初の巨大ティラノに、双頭のおっきな蛇さんに、でっかい狼男とかかな?」


「あと俺とテーヴァだけで倒した巨大ケラトと化け烏に角獣な」


「そうすると、今まで六体出てきたわけだが、どれも湧き出る位多かったし、どう考えても八体以上いるんだが?」


「まぁ、ポーンは全部で八体と言うより八種類と言った方がいいかもしれません。何せ司令は量産の為に作っているようですから」


「まぁ、そうなんだろうな」


 納得いかない様だな、謙太。まぁ、その辺のこだわりは求めるよな〜。


「で、次にエンドレスチェックスについてですが、エンドレスチェックスはもうお分かりでしょうが、クイーン以外はどれも二体ずつ存在します。無論、私と同じビショップももう一人います」


「まぁ、チェスの通りならそうでしょうね」


「さらに、その中でも強さが確立されていて簡単にまとめれば強い者順に、クイーン、ナイト1、ビショップ1、ルーク1、ルーク2、ナイト2、ビショップ2、となります。私はビショップ2ですからエンドレスチェックス最弱ということとなります」


 おいおい、あんな強かったのにエンドレスチェックス中、最弱なのかよ。

 じゃあ、その上の奴は一体どのぐらい強いんだか・・・・・・。


 俺の不安はつのるばかりだ。


 その後、ビショップの話しが終わり俺達は部屋を後にした。

 神宮寺とカブトムが出て来るのが少し遅かったが、まあ別に何でもないだろう。


 にしても疲れた・・・。 正直、さっさと家に帰ってふっかふかの布団に飛び込みたい気分だ。


 そのため俺はみんなと早めに別れ、ダッシュで家に帰ったのであった。



〜〜ビショップ討伐時の宇宙のガグルの基地、司令室〜〜



「司令、ビショップ2からの連絡が途絶えました」


「そうか、わかったシラリー。で、その死体はどうされている?」


 そう言いながらガグルはチェス盤を見ながら、即席ラーメンにお湯を注いだ。

「はい、敵の本拠地内に運ばれました。ビショップ2はまだ地味に生きてるので、情報が漏れると思いますが・・・・・・止めないのですか?」


「あぁ、別に構わん。情報を知った時点でこちらが不利にはならんしな。別に問題はない」


 そう言って、ガグルは蓋を開け、液体スープをカップに入れた。


「・・・随分と早いですね。まだ一分も経ってませんよ?」


「ふふん、私は固い方が歯ごたえがあって好きなんでな。敵にしたってそうだ。歯ごたえがなければつまらない」


 そう言うとガグルは箸で固い麺の塊を砕いて口に頬張り始めた。


「・・・・・・・・・・・・・・ん?・・・これは」

「んぐ、どうしたんだ?はぐ、シラリー?」


「司令、随分面白い者を見つけましたよ。脱走していたナイト2です」


 それを聞いたガグルは固い麺を飲み込むと、ふふんとにやけた。


「ナイト2。エンドレスチェックスでありながら我々を裏切り、脱走したいらない駒。やっと見つけさせてもらったよ。で、場所はどこだ?シラリー?」


「はい、日本の自衛隊の第二基地にいます。では、ルーク2を派遣いたしま・・・」


「お前が行け」


 一瞬シラリーは驚いた様にきょとんとしていたが、すぐにその顔は不敵な笑みへと変わっていった。


「いいのですか?久しぶりに引き金を引けるから私としては良いのですが?」


 そう言いながらシラリーは銃の引き金を引く様に手を動かしている。


「あぁ、構わん。私としても確実性を持ちたいしな」

「了解しました。では」


 そう言うとシラリーは基地を出て猛スピードで地球へと飛んでいった。



〜〜その頃の自衛隊第二基地〜〜



「中佐ぁ〜〜!辻森中佐ぁ〜〜〜!!」


 そう叫びながら、一人の男性が辻森に駆け寄っていった。


「何でしょうか?久瀬少尉?」


「いえ、科学省から辻森中佐にこの伝法を渡してほしいと頼まれて」


 そう言って久瀬は辻森に伝法を渡した。

 それを見ると辻森は待ちかねたかのように微笑んだ」


「何かあったんですか?中佐?」


「えぇ、ついにPGKのさらなるバージョンアップが完了したとの事でした」


「それは、凄いですね!また我々の対抗力が増加した事になりますね!」


「このバージョンアップにより、PGKの弱点が改善されたでしょう」


「弱点?PGKに弱点なんてあったんですか?」


「えぇ、それは行動時間が限られてる事です。前回のバージョンまでは最高でたったの2分間でしたから。そのため、速攻性のある戦いしか出来なかった。しかし、今回からはその行動時間が無限になった為、戦略の幅も広がるでしょう」


「それは良かったですね。あ!そういえば、一応科学省で試着などのテストをしてほしいと伝える様に言われたの忘れてました。すいませんが、科学省に大至急向かって下さい!」


「相変わらず、貴方はおっちょこちょいですね。まぁ、わかりました。今から向かいます」


 そして、二人はそれぞれの行く所に向かっていった。


 久瀬少尉が向かったのは地下にある危険人物収容所だ。

 ここには、通常の収容所では管理出来ないような危険人物が収容されていて、久瀬はそこの管理人をしているのだ。


 久瀬が地下への階段を降りるとそこには、沢山の危険人物や異常者が檻に入れられていた。


 その中に、一人だけ高校二年生位の少年がいた。


「おい、稲倉。また脱獄でも企んで、ヤスリで檻を削ってたのか?」


「け!んな事するかっての!大体証拠もねえ癖に何言ってやがるんだ」


「おもいっきり檻の一部が削られてるじゃないか!いい加減にしろ!」


「あー、はいはい。すいませんでしたよっと」


「・・・まぁ、今のうちに行きがっていろ。お前はもう死刑判決になってるからな」


「け!わかってらぁ!」


 そう言うと久瀬は奥にいる他の檻の中を見てから、上に上がっていった。


「・・・たく、あんな面倒くさい奴がいなければ楽に脱出出来るのによう」


 そうぶつぶつと文句を言うと稲倉は隠していたヤスリを取り出して檻の前まで削っていた所とは別の場所を削り始めた。


 すると突如どこからか、声が聞こえて来た。


「ふん、無様な姿だな。稲倉仁」


 それを聞いた稲倉は檻を削るのを止め、声の聞こえて来た背後に振り返った。 そこには、上半身が白い鎧の騎士の様な姿だが、下半身は馬のケンタウロスの様な者が立っていた。


「何だあ?てめえは?」


 稲倉がガンをとばしながらきくと白い騎士はこう答えた。


「ふん、随分挑発的だな。まぁ、いい。俺はエンドレスチェックスのナイト2。貴様に頼みがあって来た」

「エンドレスチェックス?何だか知らねぇが、頼みって何だよ?」


「頼みというのは俺のいた所の司令を倒すのを手伝ってもらうという事だ。無論、お前はここから出してやろう」


 それを聞いた稲倉は少し考えると、顔をにやけさせてこう言った。


「・・・へ!まぁ、要するに貴様個人の裏切りというわけか。だが、ここから出してくれるんならいいぜ。手伝ってやるよ!」


「わかった。協力感謝する」


 そう言うとナイト2は手に持つ槍を使って檻を破壊した。


「あと、貴様のMFSも奪っている」


 そう言ってナイト2は稲倉にシャドーデーモンの入ったMFSを渡した。


「へ、ありがとよ!じゃあ、行くぜ!」


 何故か素直な稲倉。しかしこれには裏があって・・・・・・・・・。


(へへへへへ、まさかこんな馬鹿に助けられちまうなんて俺も運がいいぜぇ。このまま手伝うふりをして、脱出したらシャドーデーモンの餌になってもらうぜぇぇ。ナイト2さんよぉ)


 そして稲倉達が階段に向かおうとしたその時だ。


「やっぱり・・・・・・・・・・来て良かった」


「相変わらず久瀬少尉の直感は凄いですね。そこには敬意を持ちます」


 そこには念のためか、檻の稲倉の様子を再び見に来た久瀬と辻森だった。


 予想外の出来事に稲倉は慌てを隠せない。


「く・くそぉぉ。この。ふざけやがってぇぇぇ!!!」


 すると、稲倉は激情に任せてシャドーデーモンを出現させた。


「シャドーデーモン!!!こいつらを殺せぇぇ!!」

 命令を聞いたシャドーデーモンは腕を振り上げ、辻森達に巨大な腕を叩きつけようとした。


 辻森達はサイドステップでかわし、辻森が拳銃で稲倉の足を打ち抜いた。


「があぁ!!くそぉ!ナイト2上に行くぞ」


「わかった」


「な、逃がすか!」


 すると、シャドーデーモンは上に向かって、光線を出して穴を開けると、稲倉を抱え上にナイト2と共に上がっていった。


「久瀬少尉!基地内に警報を出して、基地の隊長に戦闘準備の要請を!」


「了解しました!辻森中佐は?」


「私はPGKを取りに行って来ます」


「わかりました!ご健闘を願います」


「えぇ」


 そう言うと辻森と久瀬はそれぞれ行く場所へと向かって行った。



〜〜自衛隊第二基地、航空場〜〜



「大丈夫か?稲倉?もうすぐ脱出出来るぞ」


「あぁ、わかっている。とっとと行くぞ!」


(そろそろこいつをシャドーデーモンに喰わせてやるかな。まぁ、すぐ逃げられるだろう)


「ぐ、あ・・・」


 稲倉が痛みで膝をついた。

 ・・・しかし、これは稲倉がナイト2を油断させるための演技とは言うまでも無い。


 それを見たナイト2は稲倉に駆け寄って来た。


(しめしめ、馬鹿な奴。騙されているのにも気付かないなんてな)


「大丈夫か?稲倉?・・・・・・・・・・・・・・・・・・だが、これで手間がやや省けたな」


(・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?)


 稲倉が困惑した次の瞬間、ナイト2の槍が稲倉のつけているMFSごと貫いた。

「まさか、こうも簡単に騙されていてくれるとは思わなかったよ、稲倉。悪いが貴様とシャドーデーモンの生命エネルギーを全て吸い取らせて貰う。ま、悪く思うなよ」


 すると、ナイト2は槍で生命エネルギーを吸い取り始めた。


(な・・・この野郎・・・・・・俺と同じ・・・こ・・・と・・・を・・・)


 そして生命エネルギーを吸われてしまった稲倉はミイラの様な変わり果てた姿になった。


「稲倉仁。お前みたいな馬鹿にはお似合いの愚かな最後だったな」


 さらに、生命エネルギーを吸ったナイト2は白い鎧から紫色の悪魔の様な鎧へと変わっていった。


 すると遠くから沢山の銃弾がナイト2に向かって飛んで来た。

 ナイト2は槍を回転させてそれを全て弾いた。


「全弾防御。第二次波行きます」


 それは、久瀬の要請で来た、自衛隊の狙撃部隊だった。

 その中には久瀬も混じっている。


「くっそ〜、全然効かないな。そういえば辻森中佐はまだかな?」


 そうして、狙撃部隊は攻撃を加えるが、効果が無い。


 そして、ナイト2は槍を狙撃部隊に向け、その槍から波動光線を射出した。


「うわ!ヤバい!退避だ!退避!」


 久瀬がそういったため、光線は誰も受けなかったがその威力はコンクリートに火が上がるほどだった。

 それを見た大半の隊員は退避してしまった。


「く、やばいな。一体どうすれば・・・・・・・・・ってなんだあれ!?」


 久瀬の目の先には猛スピードでナイト2へと向かう火の玉だった。

 そしてその火の玉は地面に落下すると徐々に人型のようになっていった。


「ふう〜、久しぶりですねナイト2」


「シラリー・・・」


 さらに、その二体に向かって一発のロケットランチャーの弾が飛んで来た。

 さっとかわす二体。


 発射された先にはロケットランチャーを持ったPGKの姿があった。


「待たせましたね。これから貴方達に新たなPGK・・・・・・PGK-v.8の力を見せてあげましょう」


 今、エンドレスチェックス対司令の側近対地球の主護者の三つ巴の戦いが始まろうとしていた。

今回、実は一ヶ月前に一度投稿し、その時いきなり同じのが分身し、しかも片方消したらもう片方も消えるというハプニングがあって、だすのが非常に遅れてしまった事を深くお詫びいたします。また、そうにも関わらず、また変に付け加えとかをしたためさらに遅れてしまったこともお詫びします。以上!

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