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第六話 遊びは終わりだ・・・

今回は何かセリフばっかになってしまいました。  あと、相変わらずぐだぐたですが、その辺は勘弁してくださいm(__)m

 ここは、政府と自衛隊が通じる最近になってできた会議場。

 ここでは、主として最近になって現れた怪獣や暴力団達のMFSによる、武力抗争の対策法が議論されている。


「いやはや、やはり君ら自衛隊が開発したPGK-v.7はMFSに対して、やはり効果的だったようだね」


「当然です、議長。あれは改良に改良を重ねた試作品の7号目ですから」


「7号というとその前の試作品はどうした?」


「私が、改良を求めました」


 そう言って、一人の女性が立ち上がった。


「これは、辻森中佐。なぜ実戦前に改良を求めたのだね」


「私は、あの鎧の使用者に決定された時、試着をしたのですが、その時に機動力や攻撃力、耐久力などがMFSに対して充分じゃなかったからです」


「ほう、では何故、君はそんなことがわかるのだね」

「私は一度、MFSの攻撃を受けましたから・・・」


 そう言うと、辻森は制服の袖を捲って、前に差し出した。

 その腕には、おびただしい傷がついている。


「これは数日前の巨大なティラノサウルスのような怪獣に襲われた時のものです。この傷から予想するにMFSの怪獣達はこれより強力な力があると推定し、PGKの改良を要求したのです」

「なるほど、ということは今も改良を重ねているということか」


「はい、ですからいずれ完全無欠の兵器になるでしょう」


「そうか、頼んだぞ。この国の未来のためにも・・・」


「かしこまりました」


 そう言って、辻森は会議場を後にした。



〜〜その頃の俊士達〜〜


「というところだ。君たちも自衛隊の最新兵器には気をつけるように、してくれ」


「わかった。ところで、会長。俺はまだ、この坊主共がどのくらいの力があるかよくわかんねぇんだが、ちいと、訓練場を貸していただけないか?」


 とダルクが言いだした。 すると神宮寺が・・・。

「はいは〜い、じゃあ私とやりませんか?ダルクさ〜ん?」


 相変わらず面白そうなことにはすぐに食い付く奴だ。だが、当然のように謙太が止めに入った。


「いやいや、神宮寺こんな所でアストラルなんか出したらいくらなんでもキツいって」


「ふむ〜、確かに君のアストラルのサイズでは闘技場には納まり切らないかな」

「ふぇ〜、残念・・・」


 そう言って神宮寺はその場を引いた。 カブトムが俺か平田にさせようとしたその時、突如警報が鳴り始め、アナウンスがかかった。


「緊急警報、緊急警報。秋葉原駅周辺に突如巨大なティラノサウルスが大量出現。会員は直ちに出動し、現地の諜報員のサポートをして下さい」


 突如、怪獣出現の警報が流れた。

 すると、ダルクは


「おぅ、丁度いい。この戦いで坊主達の強さを見てやろうじゃねぇか」


 とかいい始めた。

 俺はここで否定している暇は無いので、陽助がワープ装置があると言うのでそれについて行くことにした。

 ワープ装置は結構デカく一度に10人はいけそうだ。

「じゃあ、皆さん行きますよ」


「お、おう!」


「わ〜、楽しみ〜」



〜〜秋葉原駅周辺〜〜


 俺達はワープ装置により今やっと、秋葉原についた。

 ワープ装置も思ったより時間がかかっていた気がする。


「あ、怪獣ってあれ・・・・・・よね・・・」


 平田が驚くのも無理もない。

 ワープ装置で出現した場所は駅の近くのビルだがその下より少し先ではなんと20体を超すくらいの大群の巨大ティラノが周囲を破壊しているのだ。


「あ、早く皆さん。FMだして、戦いに行かないとここも危ないですよ!」


 と陽助が行った矢先に一匹の巨大ティラノが俺達のいるビルに体当たりをし始めた。


「まずい!みんな、早くFMを出すんだ!テーヴァ、シャイニングアップ!!」


「りょ〜かい!アストラルネイチャーアップ!!」


「行くわよイグリア!イグリア、ウインドアップ!!」


 そう言って、俺はテーヴァに捕まり、神宮寺と謙太はアストラルの背中に乗り、平田はイグリアにお姫様だっこされて(あえてスルー)ビルから降りた。


「皆さん、かっこいいな〜じゃあ、僕もやろうかな。スノーフェアリ、フロストアップ!」


 陽助がそういうと妖精のような姿をした女性のFMが出てきた。


「フェアリ、悪いが下に運んでくれる?」


 そう言われるとスノーフェアリはうなづいて、陽助の手を掴んで、降りてきた。


「へぇ〜、それがお前のFMか。まあ、とりあえずこいつら全滅させるぞ」


「おぉ〜!!」


 そういうと俺と陽助、神宮寺と謙太、平田とあとから来たダルクの3チームに分かれて出陣した。


〜〜平田&ダルクチーム〜〜



「おうおう、すげーなこりゃ。一体何体いるんだかな」


「全くですね。ここまで多いとあまり力押ししていると、足元をすく・・・」


「へ!行くぜ。ダークアーマー!」


 そう言って、ダルクは私が言い終わる前に、ダークアーマーを出して、巨大ティラノの大群に突っ込んで行ってしまった。


「ちょ・・・人の話し聞きなさいよ〜!!」


 だが、ダルクの耳には入らない。どうやらダルクは共同戦線をする気がまるで無いらしい。


「ああん、もう!仕方ない。行くわよ!イグリア!」

「了解、マスター」


 そして私はコマンドを入力し、イグリアの右腕にチェーンソーに似た武器を装備させ、仕方ないので空から襲撃して、倒させることにした。


 また、奥ではダルクのダークアーマーの巨大な大剣が、周囲にいる巨大ティラノを一層していっていた。

「ふん、やはり相手にならないか・・・。まぁ、いい。ダークアーマー、こいつらの魂でも剣に吸い取って剣をより強化させておけ」

 そう言われるとダークアーマーは剣を振りかざし、そこから、周りの死骸となった怪獣達の魂やら生気やらを吸い取り始めた。 すると、ダークアーマーの剣は黒みが増し、さらに巨大化していった。

 攻撃力に限りは無いようだ。


 そして、再び襲い来る大群をものともせず、ダークアーマーとダルクは突っ込んでいった。


 一方、私はというと空中からチェーンソーでイグリアに巨大ティラノの喉元を切らせるという非常に慎重な手口で攻撃させていた。

 これなら、イグリアは攻撃をほぼ受け無いし、いざという時に、ダルクをすぐに支援する事も可能だ。


 まぁ、今のところその心配は無いが・・・。


 それにしても、敵は大群で襲うのもわかるが、ただ倒されているだけだ。

 そこに何の意味があるのか私にもわからなかった。

「イグリア、敵が何体いるかわかる?」


「・・・・大体、50体か・・・・待てよ、増えている!?」


「え!?それってどういうこと?敵は今ダルクと私達で倒しているはずだけど・・・」


「どうやら、我々が倒している数より増加している数の方が多いようだ。しかし、転送でここまで早く出来るとは思えない。何者かが巨大ティラノをこの周辺で生成している?」



〜〜神宮寺&謙太チーム〜〜



「神宮寺、次は右だ!」


「OKぃ!アストラル!ネイチャードレイン!」


 すると、アストラルは地面から、つるを出現させ、大量の巨大ティラノから根こそぎ体力を吸い取っていった。


 ・・・もう、何体目だろうか。先ほどから延々とこれを繰り返して各方向から来る巨大ティラノの大群を俺のノートパソコンのレーダーで感知し、潰していっている。


 また、アストラルの能力も高いがそれに加えてこの神宮寺のはつらつさにも驚かされる。

 先ほどに全四方から、敵が来るという辛い状況に陥ったが、俺が焦るのに対し、こいつはにっこり笑っていつから覚えたのか知らないがその場を打開する技を冷静(ちょっと違うかもしれないが)にアストラルに指示しだしたのだ。


 全くこいつは一体何なんだかな。

 しかし、俺としては興味深い。今後の資料にもなるし、何せ面白いしな。

 俺のFMが覚醒するまではこうして、データをとるのに専念したい。


「謙太君!次はどこ!?」

「ん?あぁ!南側のビルの裏からだ!」


「りょーかい!アストラル!ウィップイーター!」


 遠くの方で巨大ティラノ達の悲鳴のような声がした。

 おそらく、この技は敵の足元から捕食植物を出現させて、飲み込んでしまうのだろう。

 次から次へと出される技の多さに、俺は呆然としながら神宮寺の支援をしていた。


 しばらくした時、俺はあることに気づいた。

 数が始めとまるで違う。理由はよくわからないが、最初よりも、物凄い勢いで増加しているのは確かだ。 何ものかが、増やしている?

 俺はそんなことを考えつつ、神宮寺への支援を続けた。



〜〜俊士&陽助チーム〜〜


「うおっとお!?危ねー危ねー」


「大丈夫ですか!?ご主人様!?」


「佐原君、気を付けて!」

 いきなりだが、今俺は危うく死ぬ所だった。


 何故なら、俺達は運悪く着地した場所に突如巨大ティラノの群れが襲撃してきたのだ。

 そして今俺は、巨大ティラノの群れとテーヴァ達が戦っているどさくさに巻き込まれ、巨大ティラノに危うく踏み潰される所だったのだ。


「まずいな、このままじゃ俺達がかなり危ないな。陽助!一旦離れよう!」


「わかったよ!スノーフェアリ!壁を作って!」


 陽助の指示を聞くとスノーフェアリは地面に手をつけた。すると、そこから巨大な氷の壁が出現し、巨大ティラノ達との間に障害が出来た。


「時間稼ぎは出来たが、これからどうするか・・・」

「相手の怪獣はあまり強くは無いですが、数が多い為ご主人様達が危険です。ここは私達に任せてご主人様達は一度安全な所に移動してください」


「むうう、まあこの際仕方ないな。よし、あのビルの屋上に移動するぞ」


 そういって、俺達はテーヴァ達に掴まって近くの小さめのビルに移動した。


「とりあえずは一安心だけど、そろそろ壁が壊れるよ佐原君」


「じゃあ、準備をしとくか。こいつを受け取れテーヴァ!」


 そういった俺はテーヴァにあるものを投げ渡した。

「これは、私達FMの体力の減少を防ぐ結晶の欠片。何故これを?」


「ま・まぁ、俺だって何もしないわけにはいかんからな。昨日の夜にコマンド見てたら見つけたんだ。今が使い所だと思ってな」


「・・・・・ありがとうございます、ご主人様。これなら長時間でも戦っていられます」


 すると、ついに壁が崩れた。そこからは実に50を越える大群が攻めて来た。


「また、増えてやがる。どうなってるんだか気になるが今はそんな暇無い!」


「よし!じゃあ、僕達が敵を凍らせて動けなくさせるからその時に片っ端から倒して!」


「わかった!頼むぞテーヴァ!」


「了解いたしました。ご主人様!!」


 そして、テーヴァは両腕から光の剣を出して構えの体制に入った。


「じゃあ、頼むよフェアリ!ブリザードフラッシュだ!!」


 すると、スノーフェアリの体から白い光が輝きだした。

 光が無くなった時には、無数にいた巨大ティラノ達は全て凍り付いてその場に立ち尽くしていた。


「今だよ!俊士君!」


「おう!行け!テーヴァ!」


「はい!」


 と言ったテーヴァはもの凄いスピードで凍り付いた巨大ティラノ達に近づき、その首を光の剣の伸縮を利用して、全て切り落とした。


「よし!上出来だ!テーヴァ!」


「ありがとうございます、ご主人様」


 そんな風にテーヴァと喜んでいた時、陽助が何かに気付いた。


「俊士君、どこからかこの近くから怪獣の転送音が聞こえるよ」


「な、転送音だって!?と言う事は、近くに呼び出し主が!?」


「可能性はあるね。行こう!」


「わかった」


 そして、俺達は音のする方へと進んで行った。



〜〜音のした場所〜〜


「ここだね、ここには次元空間の後があるよ」


「なるほどな、つまり今この周辺には敵を転送した奴がいると?」


「そういう事だね」


「おりり〜?俊士君達じゃない?こんな所で何してんの〜?」


 と言ってアストラルに乗った神宮寺と謙太が来た。

「ここに来たってことはお前達も音を聞いたのか?」

「音?俺達はここに次元のゆがみがあったから来ただけだぜ、俊士」


 さすが、謙太というべきか、ある意味勘みたいなもので来た俺達とは大違いだ。

 しばらくすると、平田とダルクも来た。


「みんなこんな所で何してんの?いきなり集合してるから何かと思うじゃない」

「いや、どうやらここから怪獣達が現れてるんだよ」

「ここから!?でもじゃあ、何で今は何も現れ無いの?」


 確かに、俺達がここに気付いてから先ほどまでバンバン現れていた巨大ティラノ達が現れなくなった。


「おかしいな、一体どういう・・・・・・まさか!」

すると謙太は突然アストラルにこう言いだした。


「アストラル!今すぐバリアーを・・・!」


 と謙太が言った瞬間だ。 バリバリッ!っという音とともに空から突然雷が降って来た。



「・・・みんな、生きてる?」


「あぁ、大丈夫だ」


「間一髪だったね〜」


 ふ〜、危ない危ない。なんとかアストラルのバリアーの方が先に発動して、攻撃を無効果したようだ。


「今のは一体?」


「む?おい坊主共、あそこに面白いのがいるぜ」


 ダルクが指を差しているのは、俺達の前にあるビルの所だった。

 そこには、右目側に包帯のような物を着け、いわゆるゴスロリの格好をした少女が浮かんでいた。


「何者だ貴様。場合によってはすぐに倒すがな」


 とダルクが挑発を始めた。・・・相変わらずだな。

 すると、平田がそれを無視して、ゴスロリの少女に話しかけ始めた。


「あなたが巨大なティラノ達を操ってたのね」


 するとゴスロリの少女は静かに


「そう」


 と返事をした。


「やっぱり、じゃあ今私達はもしかしてあなたがわざと誘き寄せたのに見事に釣られたって事?」


「そう、次元空間の後を残したのもその為。本来ならあなた達は消去されるはずだった」


 なるほどな。つまり俺達はこいつに今まで踊らされていたことになるのか。


「で?貴様は何者なんだよ?」


 再び、ダルクが話しかける。するとゴスロリの少女はこう言い始めた。


「私の名は《玲花》、そして、このゲームを終結に導く、《エンドレス・チェックス》の一人のビショップ」


「な、何だと!?」


 先ほどまで、挑発気味だったダルクが急に焦りの様な表情を見せた。それほどにもこいつが脅威なのだろうか?


ただ、一つ分かることはこいつがただ者ではないという事だ。


「私には、あまり前線しないように指示されていますが、私の奇襲を防いだというのなら仕方ありません。あなた達を除外し、任務を遂行することにしましょう」


 と言うとビショップは右腕に杖と槍が合わさった様な武器を出現させ、突如その場から消えた。


「な!?どこだ」


 するとテーヴァが。


「は!危ない!ご主人様!」


 と言い、俺の右足ギリギリの所に向かい光の剣を伸ばした。


「うおわ!何だ!?」


 と驚いた俺の目線の先には先ほどまで上にいたビショップがテーヴァの剣を受け止めていた。


 驚いた俺はとっさにバックステップを行い、ビショップから距離をとった。


「中々、やりますね。しかし、油断しましたね」


 そういうとビショップはテーヴァの剣を掴み、呪文を詠唱し始めた。


 すると、何と。テーヴァの剣からいきなり何かが流れ、そのまま剣を伝って、テーヴァに流れて来た。

 その瞬間テーヴァはまるで内部から攻撃を受けたように切り裂かれる様な攻撃を受け、テーヴァはその場に倒れた。


「テーヴァ!!」


 幸い暴走はしなかったが、かなりのダメージだ。

その為、テーヴァは気絶してしまっている。


「くそ〜!よくもやりやがったな」


「まだ、本気ではないんじゃないですか?本気でないと私を倒せませんよ?」


 今までに無い強敵の出現に俺達には焦りと不安が流れていた。




〜〜ビショップ出現より少々前の宇宙〜〜



「司令、聞きたいことがあるのですが」


「何だ、《シラリー》何か聞きたい事があるのか?」

「はい、司令。いつまでポーンで進む気ですか?そろそろ一つは違う駒を動かさなければ、相手に勝てませんよ?」


「ふん、その事なら問題無い、さすがになめてかかるのは止めるつもりだ。相手の駒も成長するからな」


「と言う事は、何か動かしたのですか?」


「あぁ、手始めにビショップを動かした。目標も決定している」


「・・・・それは、一体?」


「ふふふ、黒のナイトだ」

テスト期間中なのに、空いてる時間に書いてたらまたできちゃいました。   次のもなるべく早く出したいです。

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