第伍話 新たな仲間と新たな脅威
少し間が空きましたが、やっと投稿できました。今回も何か、グダグダになったり、ペースが早くなったりしているかもしれないですが、もしそうだったらすいません・・・
ここは、東京湾付近の貨物倉庫。
アストラルが雄叫びで今、先ほどまでの戦闘でボロクソに破壊された貨物倉庫を直している横で俺らは自分のFMが倒され、あとがなくなった稲倉を取り囲んでいた。
「で、稲倉はどうすんの?やっぱ、警察に引き渡す?」
平田はあくまでも、反省させるという方向のようだ。まぁ、こいつは自分の両親を殺したらしいからな。 罰を受けるのは当然だろう。
「じゃあ、俺が警察に電話するよ」
そう言って、謙太は携帯をとりだした。その時だ。
「隙を見せたな。ガーゴイル!!」
そう言うと稲倉は指輪型のMFSからガーゴイルを一体出して来た・・・・・・・・・が、当然のごとく、近くにいたイグリアがものすごい速度で飛んで来て、ガーゴイルを腕で鷲掴みにし、そのまま握り潰した。
「ま、所詮あんたなんてこんなも・・・」
・・・油断した。あいつは、俺達がガーゴイルに気を向けていた隙にどこかに逃げてしまったのだ。
「あのやろ〜。どこまで、セコいやつなの!?」
お〜怖、平田から赤く燃える怒りのオーラが出てるよ。
とまぁ、そんな感じで稲倉に逃げられ、謎が増えと非常に疲れる1日だった。
この後、俺達は別れ、それぞれの家に帰っていった。
家に帰って来て、一息つきたかったのだが、俺の試練はまだ残っている。
玄関に入り、俺は靴を脱ぐ。そして足元を見る。
そこに、あるのは・・・・・・姉の靴・・・。
つまり・・・。
「あ、俊ちゃんお帰りなさい。早速で悪いけど、このメモの食材買って来てくれる?」
・・・・え〜と、人参、じゃがいも、玉ねぎ、カレーの元、米袋、牛肉・・・・・・今日はカレーか。
カレーは買って来る物が比較的少ない、だからまぁいいだろう。
「わかった。行ってくるよ」
「あ、あと俊ちゃん。今日は隣町のスーパーが安いからそこで買ってね。あと、自転車壊れてるから。はい、お金」
・・・・あぁ、神さまよぅ、俺は苦労して、悪の組織を崩したのによう。この仕打ちは無いだろ〜。
こういうのを一言で言うと・・・・・・
(はぁ〜、憂鬱・・・)
そう、思いながら俺は隣町まで足を運ぶのだった。 隣町のスーパーへはここからだと大体25分位かかる。
まぁ、買って来た後の姉の美味いカレーが待っている・・・・と、考えるのが唯一の救いか・・・。
〜〜隣町〜〜
「ええと、人参OK、じゃがいもOK、牛肉OK、カレーの元OK、玉ねぎOK、米袋もOKっと」
今、俺はようやく隣町のスーパーで買い物を終えたところだ。
しかし、少し小腹が空いたな。コンビニで何か買うかな・・・。
「私が買って来ましょうか?ご主人様?」
「あぁ・・・って、テーヴァ!?大丈夫なのか!?」
「はい、体内のシステムの修復を今終了した所です」
「いや、またあの姿で出られるのは困るから俺が行くよ。ていうか、なんでコンビニに行きたいってわかったんだ?」
「・・・え〜、その事はパスの方向でお願いします」
なんじゃそりゃ〜、なんて言っている場合では無いこんな事を話している内に小腹どころか本当に腹が減ってきてしまった。
俺は仕方なく、テーヴァに荷物番を頼み(もちろんテーヴァはメイド姿で出てきた)コンビニに入った。 そして、カ〇〇ー〇イトを買ってコンビニを出ようとした時、雑誌のある場所に何処かで見たような奴がいた。
俺は見た感じで思いついた奴の名前で読んでみた。
「え〜と・・・・・・・・・・・陽助か?」
「え?・・・・・・・・・・・・あ、佐原君!?」
やはりな、手に取っている雑誌でわかったぜ。
「少年ジャックか?」
「うん、最新号なんだけど全然なくて、ここまで来たんだ」
「へえ〜、こだわるな〜」
と、いいながら俺は雑誌の
「フィギュア女王」を手に取った。
「いやはや、こんなところで佐原君に出会えるなんてねぇ。また空いてる日あったら秋葉原でも行かない?」
お気づきの方もいるかもしれないが、陽助は第壱話でいじめられていたいじめられキャラのようだったが、本来は俺と気が会うある意味で言うオタク友達だ(ジャンルは違うが)。
彼とは、何回か秋葉原などに一緒に行ったりしているが、最近まで稲倉の暇潰しに付き合わされ、精神的にもキツかった。
しかし、当の稲倉は現在行方不明にして指名手配(あの戦いのあと、平田が警察に伝えていたらしい)のため、現在、毎日を楽しく過ごしているようだ。
「帰り暇かな?ちょっと付き合って欲しいんだけど・・・・・・いいかな?」
なんだいきなり・・・まぁ、まだ時間あるしいいか。
その後、俺らはコンビニをあとにした。
テーヴァはこちらに気付いたのか俺に荷物を持って近寄ってきた。
「待ってましたよ。ご主人様。さぁ、行きましょう」
「・・・佐原君、いつから専属メイドなんて雇ったの?」
「い・いや、まぁ、いろいろあってな、うん」
あぁ、テーヴァに任せてたの忘れてた〜。
まぁ、ここは、適当な事を言ってごまかさ・・・
「佐原君もMFSを持ってるんだ・・・」
「え?」
な、まさかこいつ・・・。
「僕も持ってるよ。ほら、この髪止め」
本当だ。髪止めがよく見るとMFSの基本経常になっている。
「お前ももしかしてあの時、光りを受けたのか?」
「うん、今は特殊な所の諜報員やってるんだよ」
諜報員?・・・て、まさか・・・・・・
「確か、同じようなのでダルクっていう奴がいたんだが・・・」
「ダルク?・・・・・・・・・・あぁ、あの副会長か。最近、やっと潜入捜査から戻って来た人なんだよ。副会長に何処かであったのかい?」
「まぁな、最初は敵かと思ったよ」
「確かに、あの人はちょっと口調が悪いからね」
と、陽助が言った時。
「口調が悪いとは言ってくれるな、坊主」
「あ、副会長こんにちは〜。何してるんですか?」
「まぁ、夕飯の買い出しにな。ん?お前はいつかの坊主じゃねぇか」
「まさか、もうまた会えるとはな。ところであんたらは何者なんだ?」
「おいおい、いきなり聞いてくるなよ。んまぁ、そんなに知りたいなら、お友達呼んで、この前に大蛇が出てきた現場近くに来な。いいもん見せてやるよ」
そう言うとダルクはタバコを吸いながら、去って行った。
「場所は言ったが、いついけばいいんだか・・・」
「まぁ、僕もどうせ土曜日の1時に行くから、夜中の」
何故に夜中?かは聞かない。
秘密結社みたいのが真っ昼間に堂々と基地の場所を知らせるわけないからな。
「まぁ、僕はこれで帰るから。じゃあね」
そう言って陽助は向こうに駆けてった。
「仲間が増えて、より心強いですね。ご主人様」
「まあな、だが俺には今、試練が残っている。いくぞ、テーヴァ!」
「了解いたしました。ご主人様」
そう言って俺らは周りの目を無視して重い食材を運んで行った。
〜〜数日後、金曜日〜〜
「んあ・・・今何時だ?確か6時間目だったのだが・・・」
今さっきまで、意識のなかった俺はうとうとと頭を上げていた。
ぼやけた視線の先には、時計が映っている。
どうやら、俺は疲れて寝てしまったらしい。
それもそのはずだ。俺は神宮寺達と共に陽助にあった日の次の日から、毎日一人で激闘をしてたのだ。
あとの奴らは部活やら委員会やらで忙しくて戦いは欠席していた。
全く、あいつらは部活と怪獣退治のどっちが大事なんだか・・・。
という事で、ここ最近の戦いは全て帰宅部の俺の独立戦で、俺はついに体力の限界に至り授業中に居眠りをしていたようなのだ。
ちなみに俺の意識が残っていたのは、三時間目まで・・・無論、弁当を食べた記憶は無いっていうか誰か起こせよ!!
で、俺は今やっと起きたわけだが、本当に6時間目なのか?
「ん・・・見えた・・・・・・・んと・・・5時15分・・・・・・・・・・・・・・・は!?」
全くの的外れな時間だ。 そして、今の俺の体は、大変な事になっていた。
「あ、ありゃ?体が・・・・・・人様のもんみたいだがや!?」
驚いて口調も変になったが、今の俺が寝過ぎて動けなくなってるのは、確かだ。
仕方ないので俺は近くに先生が通るまで、陽助に会ってからの戦いを思いだすことにした。
最初に戦ったのは巨大なケラトサウルスでいつかの巨大ティラノサウルスよりも、やや小ぶりで戦闘力もティラノ動揺低めで、テーヴァの剣による一突きで絶命した。
が、その後いきなり約10体の大群で出現。
数の多さでテーヴァも手を焼いた様だ。
次に戦ったのは、巨大な全身に鳥の顔がびっしり着いた気色の悪い化け烏で、それぞれの顔が口から火炎弾を吹き、町をかなり破壊した。
この攻撃は隙が無いように見えたが、テーヴァは剣を一直線に伸ばし、化け烏を遠距離から突いて攻撃した。
俺はというと、どちらの戦いも攻撃を避けるのに精一杯で、テーヴァにまともに指示も出せなかった。
だが、最も疲れたのは、昨日の角獣戦だ。
なんたって、どうやらあいつの角は俺の様なFMを操っている者の体力を徐々に吸っていくらしいのだ。
他の一般人の方々はピンピンしてるのに・・・
とにかく、そんな辛い状況の中、俺はぜぇぜぇ言いながら、テーヴァに指示をだしながら、瓦礫とかを避けて、戦っていたのだ。
そして、テーヴァが剣を伸ばして、はい終了。
そんな戦いを続けていた俺は先ほどから体が限界突破をして、行動不能。
とはいえ、今日は神宮寺の部活が休みらしいので、俺はこのまま、待機させてもらおう。
先生が来るまで・・・
〜〜その頃の神宮寺〜〜
「ねぇ、アストラル」
「何だ?李亜?」
「何でさ、こいつはこんなに大きいの?」
「さぁな、まぁ私は自分の10倍位の大きさなら、あまり大きさに関係無く戦えるから、大丈夫だ」
いや、でもさ、200メートルはデカ過ぎるよぉ〜。 アストラル10頭分だよぉ〜、そんなのどうするのよ〜。
このあまりにも大き過ぎる敵である狼男のような怪獣はさっそく、その大きな足で、アストラルを踏み潰そうとしてきた。
アストラルはそれを素早くかわし、私は技のコマンドを入力した。
「よ〜し、いっちゃえ!アストラル!!リーフブレード!!」
すると、アストラルは雄叫びをあげた。
そして、その雄叫びの方向に向かって、緑色に輝く巨大な剣を出現させた。
巨大狼男はパンチで剣を砕こうとしたが、それと同時にアストラルの剣が巨大狼男に向かって振り下ろされた。
巨大狼男の拳は綺麗に切り裂かれ、巨大狼男はその拳を中心に真っ二つに切り裂かれた。
「あらら、ほんとに問題無く倒せちゃったね」
「全くだ。もっと骨のあるやつがいればいいんだがな」
「まぁまぁ、今日もちょっと疲れたし、それに明日は俊士君が言ってた見方組織の基地の案内もあるし、明日に備えて、帰って休もう」
「そうだな」
そう話してから、私達は周りの建物を直して、帰って行った。
〜〜土曜日、夜中1時〜〜
「あ、皆さーん!こっちですよ〜!」
遠くで陽助がこちらに手を降っている。
しかし、今は夜中の1時。辺りは街中なのに、結構暗く、そのため警備の方々に見つからないように、小さめの懐中電灯をつけながら、さっさと陽助のいるところに行った。
「で、北川君。何処にあなた達の基地があるの?ここは交差点のど真ん中よ?」
平田が疑うのも無理は無い。実際にここには何も無いただの交差点しかないのだ。
「あ、すいません平田さん。そろそろ降りると思うんですが・・・」
そう陽助が言ったその時だ。
ウイーン、という静かな音と共に、俺達が立っている交差点が下降し始めた。 あの交差点の真ん中はどうやら、エレベーターだったようだ。
エレベーターの下降が止まり、奥に扉がある、通路が出現した。
「さ、こっちへ来て下さい」
と言って、陽助が通路に向かい、歩いて行った。
その後を、俺達がついて行き、自動扉を抜けた先は会議室の様な形になっていて、一番奥のすぐ右側の席にはダルクが座っていた。
「おう、坊主。遅かったな。俺なんて3時間前行動でずっとここにいたぞ」
「・・・いや、それは早すぎだから・・・」
「・・・はい、軽いコントも終わった所で、皆さんご自由な席で、座ってて下さい。では、僕は会長を読んで来ますね〜」
と、言って陽助は隣の部屋へそそくさに行ってしまった。
「ふん、あいつは相変わらずお調子者だな」
と言いながら、無粋な表情をしていた。
俺以外のはというと、
謙太はなんかハッキングみたいなことしてるし、
神宮寺は周りの機械を見て子供の様に目を輝かせてるし、
平田は宿題のプリントをしていた。
しばらくして、陽助が、会長らしき、人と来たが、その会長が奇妙な姿をしていた。
体つきは普通の人間だが、頭はなんとカブトムシに似た形になっているのだ。
「皆さん、ご紹介します。こちらが、この地球を守護しよう会会長のヘラクレス星出身のカブトムさんで〜す」
どうやら、宇宙人の方らしい。
「うわ〜!!宇宙人さんだ〜!!私は神宮寺李亜っていいます。よろしくお願いしまーす!!」
と真っ先に食い付いたのは神宮寺だ。
まぁ、多少は予想していたが・・・。
その後、一人一人挨拶をし、コンタクトはうまくいった。
また、この会長が非常に良いお方で、こちらの星の決まりやらなんやらを完全に理解しているようだ。
「いやはや、では全員集まって頂いたのでこれから、私が最近の情報について、お話しよう」
会長の話しが始まった。そういえば、今、気付いたが会議室の奥の窓からここの映像が奥の部屋のモニターに写っている。
ここからでは見えないが、下に沢山の諜報員がいるのだろう。 会長の話しは、最近現れる異常なまでの規則性を持って、怪獣が出現する事、(確かに、今まで怪獣と戦う時間は毎回あまり変化していない)。
何故か暴力団などの周囲から悪く見られる者の多くが、光りを浴びている事、(黒龍団以外の暴力団もMFSを所持している所が多く、各地でそれを使った武力抗争が起こり、周囲に被害をもたらしているらしい)。
など、いろいろな話しがあったが、中でも最後に言った言葉が最も重要そうに言っていた。
「先ほどにも話した様に、最近はMFSによるFM(この呼び名は俺が推薦した。会長も納得してくれたらしい)を仕様した暴力団による武力抗争が発生している。そのため、ついに政府が自衛隊にこれに対する特殊兵器を開発したとの方向が入った。
これは、我々と同じ目的を持つために、同盟をしたいところだが、おそらく、自衛隊は我々を暴力団の様な、存在として判断すると考えられる。
そのため、今までになく慎重に戦うようにしてくれ。くれぐれも、倒そうなどと考えないように」
ついに政府、そして自衛隊まで動きだすか・・・。 これは大変だぞ・・・。
〜〜その頃のとある路地〜〜
「へっへへ〜、これで12人目だぜ。我ながら最高だぜ。なぁ、シャドーデーモンよ」
彼は稲倉仁。先日に俊士達との戦いに敗れ、逃走した者で、現在指名手配されている。
しかし、彼はそのような事を気にせずに人を襲い。その死骸を彼のMFSで操るシャドーデーモンに与え、俊士達に復讐するためのエネルギーを補給していた。 人の体を吸収したシャドーデーモンは前までの龍の様な姿から、人体の一部一部を適当に張り合わせた様な異形に変化していた。
ただ、その力は龍の時よりも強力となっていた。
その時、路地前に何者かが、こちらを見ているのに稲倉は気付いた。
「何だ?てめえは?・・・・・・まぁいい、あんたには餌になって貰うぜ」
すると立っている者は、こう言い始めた。
「やはり、MFSの所有者・・・。そして、あなたは指名手配犯の稲倉仁・・・」
「あ?何者だ?てめえ?」
少し間が空いて立っている者はこう言った。
「私の名は、辻森夏美・・・。自衛隊の対MFS特殊部隊所属のものだ」
「自衛隊?へ!そんなやつを餌に出来るなんて、光栄だな!殺せ!!シャドーデーモン!!!」
そう稲倉が指示すると、シャドーデーモンは体からかぎヅメの付いた大量の腕を伸ばした。
すると辻森は、左腕に着けたブレスレットを前にかざした。
そして、ブレスレットからかなりの光りが出て、辻森の体を包み込んだ。
「な、何だ!?」
稲倉が、驚いていると、先ほどまでシャドーデーモンが伸ばしていた腕が、光に焼かれて、地面に落ちた。
その先に立っていたのは身長170センチぐらいの銀に光る鎧を着た騎士の様な者だった。
そして、稲倉が驚いている間に、腕を焼かれ、ひるんでいるシャドーデーモンに、腰に装備した機械太刀で一気に斬り付けた!
攻撃を受けたシャドーデーモンは路地裏の上に昇ろうとするが、今度は逆側の腰に装備したマグナム銃で上へ昇ろうとするシャドーデーモンの腕に銃弾を打ち込んだ。
それにより、シャドーデーモンは腕を滑らせ、下に落ちていった。
そこを、銀の騎士が機械太刀でシャドーデーモンを真っ二つに切り裂いた!
シャドーデーモンは、絶命し、銀の騎士が稲倉を追い詰めた。
対する稲倉は恐怖から腰が抜けて動けない。
銀の騎士は稲倉に手錠をつけた。
「二度と、このような悪事をしないことです。来世では真面目に生きなさい。そして、この鎧の名を覚えておきなさい。この鎧の名は・・・PGK-v.7(Peace Gardian Knight)といいます。あなたが改心して生まれ変わるのを願っています」
そういって、彼女はバイクに乗ってどこかに走りさっていった。
今回は結構新キャラが多めだったので、調整が大変そうですが、出来る限り頑張りたいので、よろしくお願いします!




