表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この奇跡を君と    作者: 姫朧月
1/2

プロローグ

「ふわぁ~」

 

まだ覚醒しきっていない頭をポリポリとかきながらスマホで時間を確認すると現在は17時ジャストどうやら軽く寝るつもりがかなり寝てしまったようだ

 

「少し寝すぎたか...まぁ引きニートだから時間なんてどうでもいいけど」チラチラ、キョロキョロ

 

さて、この家の主である朝比奈葵(あさひなあおい)元いただの引きニートの最近の日課を教えよう。起きたらぐるりと部屋全体を観察をし...


「くそぉぉぉぉぉぉ!またしても俺の...俺のエロゲーがなくなってるだとぉぉぉぉぉ!」

 

 ここ最近起きると部屋にある宝物が減っているのだがそれだけではない、いつも鍵をかけていないクローゼットが宝物がなくなり始めたころからなぜか鍵がかかっているのだその鍵もどこにもない。当初はクローゼットが気になっていたがクローゼットを破壊してでも確認する気にはなれなかった、いや単に体力のいるそんな面倒なことは引きニートである葵には到底やる気になれなかっただけなのだが今日は違う積もりに積もったこの悲しみを晴らすときがきたとあらかじめ買っておいたバーベルを取り出し


 「ついにこの時が来たようだ...さっさと中身見せんかぁぁぁ!」


 勢いよく振りかぶったバーベルを振る下ろそうとした瞬間「ピンポーン」とチャイムが鳴り


 「どうもー宅急便ですー」


 この瞬間葵は今までの感情とはおさらばしたかのような満面の笑みで玄関へ向かっていき早速受け取った荷物をこれまた満面の笑みで開封しながら


 「うへへ、こいつが届いたからにはあんな面倒なことはしなくてすむからな、さてさて早速はじめますか」


 包装を解いていき取り出したのは小型カメラであるこれで真相を確かめるというわけだだがそこで思考が

停止する


 「用意したのはいいけどこんなのどこに設置すれはいいんだ...」


 この男無計画である


 「靴の先端に着ければいいのか?」


 いそいそと作業に没頭する葵そして


 「出来たぞー!よしこれで美少女のスカートの中を...ただの変態盗撮魔じゃねぇぇぇぇか!」

 

 靴を投げ捨てながら自らつっこむ。この男ただの馬鹿である


 「ぜー、はー、目的、そう目的は真相を確かめるためだろ何してんだ俺は


 今度こそと


 「よしよし両方の靴に着けれたな、これで美少女のスカートの中の真相を...え、なにそんなに俺溜ってんの?違うよな?」


 繰り返すこの男ただの馬鹿である。そして何とか本来の目的であるカメラ設置することができた。設置場所はフィギュアの目にカメラに埋め込みエロゲーの棚がよく見えるよう配置しその上ほかのフィギュアも置きカモフラージュも忘れず行った。気がつけばすでに日付は変わり夜も深まっていた


 「あー、もうこんな時間か、うへへ明日が楽しみでしたないな。まったく毎回人が寝ているときに堂々とやりやがって俺に何の恨みがあんだよ..」


 その言葉を最後に深い眠りにつく葵

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ