表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/130

プロローグ


 薄暗い部屋にその青年はいた。整った顔立ちとは対照的にくすんだ金髪を短く雑に刈ったような髪型がアンバランスさを生じさせている。身体はそれなりに鍛えているのか体格の割に細い印象は与えない。

 

 窓の一つも存在しない10m四方の部屋は広さの割りにシンプルな作りをしており、四隅に灯り用の蜀台と地上へ繋がる階段とを隔てた扉くらいしか物が置かれていない。

床には溶かした金属だろうか、微かな灯りを反射してキラキラと光る液体で直径2mほどの魔法陣が描かれている。


「いよいよこの時がやってきたな・・・!」


 青年は興奮したように呟くと、隠し切れない喜びが押し出てきたような笑顔を隣にいた老人へと向けた。

その老人は細い手足に皺くちゃの顔。たっぷりの白い髭に長いローブを羽織り、まさに魔法使いといったいでたちである。老人は目を細めて優しげな笑みを浮かべて青年を見やる。


「長かったのう・・・。10年、じゃったか?」


「・・・ああ。テイマーになるための修行と平行して召喚費用の貯金。長く、辛い日々だった。けどそれも今日までだ!」


 老人の言葉に嫌なものでも思い出したかのような表情を浮かべるが、青年はすぐに元気を取り戻して声を上げる。まるでこれから幸福が訪れるのを確信するように。


「さあ、オレの旅の相棒兼ハーレム要員を召喚するぞ!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ