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キクリヤ①

――――2組ずつに別れて探索することになったので私はキクリヤと組むことにした。


性格の相性を考えたら一番無難だし、一人になったら死長と組まされるもの。


「ねえキクリヤ、私と組まない?」

「え、なんで?」


彼は意外そうな顔をしている。むしろこちらがなぜ?


「他の相手だと喧嘩になるでしょう。私貴方なら問題なくペアを組めるわ」


もし嫌なら諦めるけど――――


「くぅー!そこらの店のバイトのオレが姫様に選ばれるたぁ嬉しいね!」



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