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終わりに

 催眠の危険性は理解していただけただろうか。実際に催眠を扱う職として、マジシャンや、臨床心理士、精神科医などがあげられるが、どれを取っても特殊な業であるということはお分かりいただけるだろうか。現代では気軽に催眠に関する本などを買うことができるが一歩間違えれば人を傷つけることとなるだろう。


 催眠音声だって実は眠ったまま目覚めなくなってしまう恐れがあるということを充分に理解してほしい。これを読むことで催眠に対して安易に学び取り組む者が減ることを切に祈る。



 最後にブアメードの血はなぜ実際に行えたのかということに少しだけではあるが触れておきたいと思う。

Holes I Spinyは「捕虜が条約で守られていると言っても実際には拷問などが行われ情報を吐くことを強要される。このことから実験に参加することで楽に死ねるならそれでいいと強く思ったことから亡くなったと考えられる」と述べている。

 戦争中でなおかつ捕虜であるという極限の状態に死を希望とすることで救いを見出したのかもしれない。だが真相は闇のままである。


 またHoles I Spinyに関しても触れておこう。1960年の学会にて発表した後、逮捕されたがブアメードの血に関しての罪は問われなかったとされている。前話でも述べたが、殺人罪にも殺人未遂にも問えないからである。ただし、Holes I Spinyはマッドサイエンティストであると言えるだろう。ブアメード以外にも多くの人体実験を行なったとされているからだ。逮捕され、釈放された後の彼がどうなったのかは定かではない。


一説によると今もなお生きており、世界のどこかで催眠術を教えているというものがある。また逮捕された後、秘密裏に処刑されたという説もある。


 Holes I Spinyを知るものの間では彼もしくは彼の弟子が存命であるという説が有力である。なぜならとある学会の時期になると彼が発表した学会あてに手紙が届く。その裏に書かれているのは・・・






これにて一度完結とさせていただくが、また気が向いたときや、読者の方から質問があったとき、続きを書くかもしれない。


いつかまた会うその日まで

お読みいただきありがとうございました。

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