堕ちる星と落ちた星
これは、そう遠くない未来の話。人類は地球に基点をおきながら、銀河へと進出し始めていた…。
マザー、地球はいつしかそう呼ばれ、今マザーで起こってる事。
オダニー「ま、待て」
ペルシャ「待てだと…?」と言い、銃(と言っても、レーザーのようなモノが射出される)を、再び突きつける。
ペルシャ「お前が全てを奪った!!」
ーー回送ーー
銀河内にある小さい星(名前がない地球人もまだ見つけていなかった)、そこにペルシャ達部族がてんてんと、集落を作っておだやかにすんでいた…。平和な時間が何千年も続けていた。
そこに妙な箱が落ちて来た!!
文明を持たないペルシャ達には驚天動地!!
それこそがオダニーの乗っていた宇宙船だった。
A「何だあれは!?」
B「天から降ってきた!」
ーー現代に戻るーー
ペルシャ「それが全ての始まり、いや、もう始まっていたのかもしれない…」
ーー再び過去へーー
ここでペルシャ達の特徴というのが、地球人に酷似し、敢えて言うなら耳が細長く、神話にでてくるエルフに似てるくらいか。猟で主に生計を立てている。
だからオダニーが同族と勘違いしたのかもしれない。
ペルシャ達はオダニーを受け入れてしまった…
最初は言葉がわからず食べ物も習慣も宗教もオダニーは受け入れた。それからまた宇宙船が降りてきた、それは巨大なものでオダニーの勧めでオダニーの星、つまりマザーへの観光のはずだったが奴隷として使われる毎日を過ごし、ペルシャ達は奴隷の意味がわかり始めた…
A「おい!!なんだか使いっぱなしじゃねぇか?」誰かが言った。
B「俺もそう思う。!」複数の同意が出た。
ペルシャ「オダニーは?」ペルシャは(そんな事はない)と、思っていたが皆の納得のいく訳が欲しかった
C「あっちにいたよ。」
オダニー「ここらに電子立体装置んつけて…ん?おおペルシャか。」電子立体装置、何もないところに机やら椅子を具現化するもの。
ペルシャ「…聞きにくいんだけど…オダニーは私たち、友達?」柔らかくあたってみた。
オダニー「何言ってんだ!!当たり前じゃないか!!」
ペルシャ「そ、そうだよな!」
一同の不安は消し飛び奴隷としてまた働きずめ…
ーー再び現代ーー
ペルシャ「あの時ならまだまにあった…」
ーー再び過去ーー
しばらくして変死するもの達があらわれた。【砂化死】
A「何だこれは!?」
地球の気候に合わなかったわけではない。ペルシャ達の宗教では神聖なる泉で聖杯を使って、水を飲むという習わしがあった。決してペルシャ達がさぼったわけではなく、母星に帰れなかったのだ。
そこで今の今まで無口だった長老が口を開いた
長老「…昔の事じゃ、わしのおじいさんに聞いた話じゃが、『この星から外に出るな!この星はナノマシンで覆われていて、1年に1回聖杯の儀式を怠ると、やがて悪魔がやってくる』と。」
ペルシャ「なんだって!?オダニーに知らせないと!!」 といいつつ、階段を降りたり上ったり、齷齪し、やっとオダニーの部屋を見つけた。
鍵がかかっていた。
ペルシャ「オダニー開けてくれ!!ペルシャだ、鍵を開けてくれ!!」すると2枚の扉が開いた…
オダニー「どうしたんだ?血相変えて。」
ペルシャ「皆危ない!母星に戻ろうよ!」
オダニー「それは無理だ。現場は今立て込んでて…」
ペルシャ「死人がでてるんだよ!!」
オダニー「それはいつかは死ぬからな。」
ペルシャ「じゃ、お前死ね!」と、形相を変え殴りかかろうとした瞬間。
オダニー「おっとそこまでだ~。」変なつつをペルシャに向けた。
オダニー「これは銃と言ってお前らも俺らも当たり所が悪かったら、死ぬ光線を出す兵器だ!」
ふとオダニーが気を抜いた瞬間、回し蹴りで、その銃を飛ばし、オダニーは必死に銃をとろうとしたが、毎日奴隷扱いで、足を鍛えられていたペルシャに、指示だけだして脂肪の塊のようなオダニーに勝機はなかった。
ーー回送終わりーー
ペルシャ「お前が皆の命を奪った!」再び銃口を突きつける。
オダニー「し、知らなかったんだ!…命だけは許してくれ…!」
ペルシャ「…いいだろう、その代り宇宙船はもらっていくぞ。」
オダニー(バカめ!)とっさに落としていった銃を拾い
ズキューーーン
ペルシャの頭を貫いた!しかし砂だけが飛び散りあとかたくも無くなった。
オダニー「どういう事だ!?」動揺し、後退りするとそこにはペルシャ達の星に同行した、警備員の制服と砂が…
すると次々に四肢が砂化し始め、オダニーもとうとう死んだ…