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第6話 盗賊の次は・・・!?

久方ぶりに投稿!


忘れていたわけではありません!

勢いのため、テンションが上がった時しか書けないからです!


・・・最近仕事がきつい・・・

 第六章 盗賊の次は・・・!?


「こちらは~♪ 草原だけど~♪ 運び屋さ~♪」

 ・・・この響き(フレーズ)久しぶりかもしれぬ。

 ども! 昨日何か電波を拾ったらしく、何故か天元を突破したネタに走ったトラです!

 とりあえず双子とユフィの最後の方、イイ声で鳴き声を上げるまで苛め抜いておきました!

 ・・・体力が持ったら失神するまでヤったんだけど、さすがに昨日は疲れたわ。

 朝起き抜けに昨日の調教具合を確認するとイイ具合でした。そしてみんなで朝食後に直ぐに出発した所です。

 冒頭にある通り、荒野じゃないよ? 草原だよ? 一応街道っぽい所を選んで時速40km位で走行中。

 ・・・そして絶えず襲ってくるモンスター達。でっかい猪・1mくらいある一本角の牛・足が6本ある普通より二回り大きい馬とか、文字通り怪鳥みたいなやつとか。

 もちろん一々相手してられないんで、ディーの周囲にだけ高周波の怪音波を発生させ来たやつらを追っ払っている。

 現在時刻10時ジャスト。そして運転席には俺のほかに昨日の救出メンバー+エレン。・・・流石に8人は狭い。

 性奴隷セフレメンバーは無理をさせ過ぎたので療養中。あといろいろ今後のために睡眠学習をさせている。

と、俺達は目的地のカドナ村目指して進んでいるわけだが、見事に何もない景色で若干飽き飽きしてきた。

「・・・エレン、このペースだと目的地にはどれくらいで着く?」

「・・・およそ1時間ほどかと」

 ですよねー☆ ・・・なんてこのやり取り実にさっきから結構続いている。なんといってもこの中の空気がマジ重い。具体的には姉妹と親子はそんなでも無いんだけど、オーリにコリンがつーんてな空気を纏っています。

 ・・・まあある意味仕方がないんだけど。しかしそんな中、しびれを切らしたのかオーリがまず口火を切ってきた。

「―――しっかし、変てこな魔術兵器もあったもんだね。道をこんなに早く移動できるなんてさ」

《それは喧嘩を売っているんですか? 褒めてるんですか?》

「感心してるんだよ」

 ・・・まあ、向こうから打ち解けてくれようとしているんだからもう少し、こちらも歩み寄ろうかな。

「俺の人生最高の相棒だ。ちなみに言っとくけど絶対やらないからな?」

「貰ったってこっちが困る」

《光栄です》

 ・・・そうだ、唐突だけど歌を掛けよう。

「・・・ディー、唐突だが○山セレクションを掛けてくれ」

《・・・また唐突ですね。リクエストは?》

「さくらに風唄に生きとし生けるもの辺りで1曲リピート。まずは風唄から」

《了解。再生を開始します》


 ―――ディーの声が聞えなくなったと同時に、室内に響いてくる澄んだ高音と、森○ボイス。


「な、なに・・・?」

「男の人の声・・・!?」

「どこから聞こえて来るんだい!?」

「綺麗な音・・・声が澄み渡ってる・・・」

「おーー? ・・・おじちゃんじゃないよね?」

 ―――トラは、致命傷を受けた!

「こら、ウルリエ? せめてお兄ちゃんと言いなさい」

 ・・・イーシャさんマジナイス。ウルリエ嬢におじちゃんと呼ばれてマジ凹むっ! 本人に悪気が無い所が・・・。

「グフッ・・・! 唐突だが、俺の故郷での娯楽で簡単に音楽を楽しめるものなんだ。どうせ1時間は暇なんだからと思って」

 と、おれは室内に流れる森○ボイスと一緒に歌い始める。・・・少しはカラオケで鍛えて自信があるぜ? だがあくまでおれはサブであり、メインはやはり○山さんであろう。



 ――欲望の波に揺蕩う 一輪の花

 ――紅の地平に燃ゆる 一片の詩

 ――絶望の果てに射し入る 一縷の光

 ――流るる雲を分かつ 一陣の風

 ――季節を運ぶ蟻の群れよ

 ――その眼に何を見る

 ――風唄口遊めど こころ虚しいだけ

 ――月夜の惑いよ 風の中散る花と成れ



 1番が終わってふと、周りを見ると皆聞き入っていた。・・・流石な○山ボイスは異世界でも通じる様だ。

 そして一番聞き入っているのはエルフのコリンではたから見るとその真剣さに思わず声を掛けるのをためらってしまう。

「・・・聞こえてくる音に、どれもこれも心当たりがありません。使われている楽器は一体どのようなモノでしょうか?」

「・・・そもそもこっちの楽器にどんなもんがあるか知らないんだが。まあ知りたかったら後ででも時間をつくるさ」

 ・・・もしくはてっとり早く俺のモノになれば話は早いと思うけど? とは空気を読んで思っても口にはしない。

「・・・」

 迷うそぶりを見せながら、流れる曲の方に集中し始めた。・・・しばらく放っとこ。

 そして曲が終わったらみんなに歌詞を教えてしばらく皆と一緒に合唱を楽しんだ。

 補足として、コリンは吟遊詩人だからかすぐにコツを掴んだ。ウルリエ嬢とアンナは若さゆえかすぐに上達。その他のメンバーも多少時間がかかったが、うまくなったと思う。

 選曲順は風唄ー生きとし生ける物へーさくらーハナミズキをチョイスした・

 ・・・こらそこ、年が分かる選曲だーとか古いーだとか言っちゃだめだからね☆



 ・・・そんなこんなで45分後。流石にあと15分ぐらいで到着となったらすでに目的地は目視できたんだけど、ある違和感が。

「・・・黒煙・・・?」

 そう、目視できるカドナ村のあちこちから立ち上る黒い煙が、尋常ならざる事態を告げていた。

 そして遠目ながら空に滞空しているのは、

「・・・ドラゴン? これまたテンプレだな・・・とはいえこうも立て続けに何か起きるとげんなりするし・・・」

「違う・・・っ! あれは飛竜ワイバーンだ! しかも手配魔獣ウォンテッド五色飛竜ファイブカラーズじゃないか!?」

「・・・手配魔獣ウォンテッド? 五色飛竜ファイブカラーズ?」

 意味不明だったので、改めて観察すると、体長10メートル弱の飛竜ワイバーンが5匹、しかもそれぞれで体色が違う。それらは赤・青・黄・緑・黒の所謂、

「―――どこの戦隊モノだ!? 飛竜戦隊ワイバーンズってか!?」

 思わず突っ込みに回ってしまった。

 と、相手を特定したオーリが此方を向いてまくしたてる。

「あいつらは常に5体一緒に行動して今まで数々の村を襲ったんだ! 〈村潰し〉の異名も持ってる! 5体とも変異種で恐ろしいほど連携が良い! 今までBランクどころかAランクパーティーすら退けて来た天災だよ! ・・・カドナ村には悪いが逃げた方が良い! あいつらは暫定的に今Sランクの手配魔獣ウォンテッドだよ!」

 顔面蒼白で焦りながらも説明の口を閉じないオーリ。そして周りを見ると皆も同じような表情をしている。

 ・・・しかし、それで引っ込む俺じゃねぇ!

「――暫定的にSランクということは、当然討伐したら一攫千金なわけだよなぁ?」

 八重歯をむき出し、ニヤリと獰猛な表情で嗤う俺。それに絶句する皆。

「な・・・何言ってんだい!? 倒せるわけないじゃないか!!」

「・・・目には目を、歯には歯を、そして・・・戦隊には戦隊だ」

『・・・え?』



・村娘ASide


「―――逃げろ! 爺さん家の土蔵なら少しはましだろう!? そこまで走れ!!」

「――お父さん! お母さん!」

 阿鼻叫喚の地獄絵図と言った方が、しっくりくる光景でした。今朝まで普通に起きて、畑仕事に繰り出した所までは普段通り。しかし突如として襲ってきた5体の飛竜ワイバーンが日常を、火の海にしてしまいました。

「――カリーナ無事か!?」

「キリー!? あなたこそ!」

 逃げる中で私に話しかけて来たのは小さいころから一緒に育ってきたキリーでした。

「こっちだ! 今なら奴らもいな――!?」

「―――キリー!?」

 私達が向かう先の、黒煙が晴れた瞬間にその向こうから大きく開けた飛竜ワイバーンの口が見えました。絶対に逃げられないと覚悟を決め目を閉じたその時、前からの衝撃で後方へと突き飛ばされました。驚愕と同時に目を開けた私が認識したのは―――、

「キリーーー!!??」

 私を突き飛ばし、代わりに目の前の黒い飛竜ワイバーンの口に呑みこまれる、幼馴染の姿でした。

 そのままキリーを咀嚼して飲み込むと、黒い(ワイバーン)は私に目を向けました。

「―――あ・・・ああぁ・・・っ!」

 怖い、圧倒的な恐怖に何も考えられなりました。でも、そんな状況でも思い出すのは、最後に身を投げ打ってまで私を助けてくれたキリーの背中―――。

「―――!!」

 私は恐怖を呑みこみ、怒りにまかせて立ち上がり、目の前の畜生に向かってあらんかぎりの大声で心の内を吐露しました。

「―――負けない! あんたたちなんかに、絶対負けないんだからーーーー!!」

『―――その意気や良し!! よく言った!!』

 え? と思った次の瞬間、目前の飛竜ワイバーンが一瞬で消えました。・・・横に吹っ飛んで。

 そして吹っ飛んだ飛竜の代わりに私の前に居たのは―――、

「・・・黒い、虎・・・?」

 不思議な光沢をもつ肉体の黒い虎としか言いようがない謎の巨体がいました。先程の飛竜ワイバーンを遥かに凌ぐ巨体。そしてその頭の上には銀色の光沢をもつ全身鎧フルプレートアーマーを纏い、2本の大剣を背負った騎士が立っていました。

「―――とぅ!」

 という掛け声とともに私の前まで飛び下りて来た騎士。

「―――すまない、遅れてしまった。・・・そちらの立派な最後だった少年の名前を聞いておきたい」

 騎士の台詞に私は今更ながらに悲しみが自分を覆い尽くすのを感じました。しかし、それでもなんとか震える声で、答えることが出来ました。

「―――っ・・・! カドナ村の、キリー! 世界で1番・・・っ、1番逞しい人だった!」

「――そうか・・・勇気ある少年の、その気概・・・無駄にはせんよ・・・! ディー!」

《5体の〈猛虎タイガー〉、目標を村の外まで追いやることに成功しました》

 ・・どこからか、女の人の声が聞えましたが、私にそれを気にする余裕はありませんでした。

「エレン、エレナにアンナは村人の避難を頼む! オーリ、コリン、イーシャさんも協力してやってくれ! おれは、あのくそったれどもの相手をする!」

『・・・ご武運を』

「やるんだったら絶対に勝っちまいなよ!」

「俺をだれだと思っていやがる! ・・・レッド!」

 と、今度現れたのは先程の黒い虎では無く鮮やかな赤い色の虎でした。そして騎士の人はその赤い虎の頭上に飛び乗ると、飛竜ワイバーンが吹っ飛んでいった方向へと向かっていきました。

「カリーナ!? 無事!?」

「エレナ姉さん!? どうしてここに・・・!?」

 と、次に声を掛けたのは、先日村の事情により奴隷商人に売られていったエレナ姉さんとその妹のアンナちゃんでした。混乱する私にエレナ姉さんは優しく、

「色々あったの。それより早く! こっちへ!」

「エレナ姉さん・・・っ、あの、あの人は一体・・・!?」

 私の疑問にエレナ姉さんは困った顔をして呟きました。

「・・・聞かれても困るんだけど、とりあえず私達のご主人様候補かしら・・・?」

「え?」

 と、突然大音声で先程の騎士の人の声が辺り一帯に響いてきました。

 そして煙がいきなり晴れて、向こうに5体の飛竜ワイバーンに対峙する、5体の虎が見えました。

『―――やいやいやい! ようく聞きやがれ! 畜生相手にゃおこがましいが!』

 騎士の人が天空に手を伸ばし、

『燃える太陽! この背に背負う! レッドタイガー!』

 と、咆哮をあげ、ポーズを決める赤い虎。

『煌めく蒼穹! 縦横無尽に駆け巡る! ブルータイガー!』

 と、咆哮をあげ、ポーズを決める青い虎。

『不動の大地は不屈の証! イエロータイガー!』

 と、咆哮をあげ、ポーズを決める黄の虎。

『萌ゆる緑は生命の揺り籠! グリーンタイガー!』

 と、咆哮をあげ、ポーズを決める緑の虎。

『全てを飲み込む暗黒の闇! ブラックタイガー!』

 と、咆哮をあげ、ポーズを決める黒い虎。

『5体揃って―――』

 虎の後方より、それぞれの色の煙が吹き上がる!

『―――阪神・・・っじゃなくて! 猛虎戦隊 タイガース!!』

 堂々とポーズをとり、口上をのたまった!

 大阪の人たちごめんなさい!!

 何故かそう思ってしまいました・・・。


・Side End.



「猛虎ファンの人たちごめんなさい!!」

 と、流石にぶっ飛んだテンションでやったネタにしてはこういうしかないわけです! 反省はしています! でも後悔はしていません!

 ちなみにタイガースは全員セ○バータイガー似です。よしなに。

「さーて、見せ場だぜ。これがホントの、竜虎相見える、かね?」

《・・・絶対に違うと思います》

 おうふ・・・。

 けど、まあこいつらの相手って言うほど難しくないんだよねー?

「よしタイガーズ! あいつらに組み敷いて動きを封じろ!」

 と、次々と初速から音速を超えた速度で飛付き、あっという間に飛竜ワイバーンどもを組み敷くタイガース。

「・・・あとはこのヴァイブレイドで―――」

 首ちょんぱ♪ ね? 簡単でしょ?

《・・・流石に哀れになって来ました》

 これが一番早く片が付くのです。5体とも吹っ飛ばすと同時にタイガースの爪で翼の皮を片方だけ切り裂いておいたおかげで上空に逃げられずに済んだし。念のためアンカーで固定しておいたおかげだし。

「ディー、とりあえず素材は全部回収だ」

《了解・・・しかし見事に先程のキリーという名の少年の、シリアスがどこかに吹き飛んでしまいましたね・・・》

「それが安心安全の俺クオリティー」



 ・・・とりあえず、タイガースもディーに収納し、村に帰った。ディーを通じてエレンに脅威は去ったことを連絡した。そして生き残りの人たちに元広場に集まってもらって、現状の被害状況を確認してるんだけど。

「・・・こりゃ、ひでぇ・・・」

 パッと見た限り、全体の家の半数ぐらいが黒焦げてて、他の家にも大小の差は在れど、ダメージを負っている。畑の方は飛龍ワイバーンに踏み荒らされてはいるが、村近くの畑のみだが、3割近くを失っている。

 家畜小屋の方も壊され、中の動物は皆逃げて行ったようだ。近くに家畜の死骸はあまり見当たらないところを見るに、飛竜ワイバーンどもは本当に人間目当てだったのだろう。

 人的被害は、元々150人近くが住んでいたっぽいのだが、現在90人弱、実に4割近くの人が失った計算だ。・・・やめよう、人の命を数で表すのは。最も深刻なのが、無くなった人たちのほとんどが村の若い男衆だったこと。どうもこの村の人たちは善良で避難の際に女・子供・年寄を優先して逃がしたらしい。

 こんな、人として最低なラインの俺だがその事実には、素直に賞賛と驚嘆を送る。俺には絶対に真似できないわ。今の俺には。

 ・・・だが、何時までも感傷に浸っている場合じゃないな。

「・・・村長は? 村の代表は居られるか?」

「―――わしじゃよ」

 と、声の方を振り向くと老齢と言っていい御老体のお爺さんが。若干水戸黄門を思い出したのは内緒だ。

「先代の村長で、グイードと言う。本来ならば息子のケインという者が村長だったのだが、避難の先頭に立っていたせいで・・・」

「・・・御老体、それ以上は構いません。それと先に傲慢かもしれませんが・・・村の危機に間に合わなかったことを謝罪させてください」

 と、兜を脱ぎ深々と首を垂れる。それを見ていたエレナ以下救出組が目を見開いて驚愕しつつアホ面を晒している。

 ・・・実に失敬な。俺かてシリアスしてる時くらいあるわい。

「・・・いや、その謝罪は受け入れられぬよ・・・生き残った者は幸運じゃった。お主に助けて貰えたのだから」

「・・・そう言って頂けると、こちらも肩の荷が下りた気がします」

 姿勢を戻し、再度兜を身に付ける。そして本題に入るとする。

「―――提案ですが、これからのことです。生き残った方々を財産の確認をする方と、亡くなられた方々の埋葬及び葬儀を執り行う方とに分けて頂きたい。その後に亡くなられた方々の遺品の整理を。残酷なようですが、どちらもこれからのあなた方にとっては必要なことでしょう」

「・・・相分かった。・・・皆、聞いてくれ」

 グイード村長が生き残った人たちに次々と指示する中、俺はエレナとアンナに気になったことを聞いた。

「・・・両親は? どうだった?」

 尋ねる俺に静かに首を振る姉妹。

「・・・元々、両親は流行病で2年前に病死しています・・・なので今回孤児として売りに出されたのです・・・」

「・・・そうか・・・ならば、家へと行ってみるがいい。遺品なんかを確認しておいで」

「ありがとうございます・・・っ、アンナ行くよ!」

「待って姉さん!」

 駆けだす姉妹を見送りながら、埋葬の準備の為に高周波シャベルを取り出す俺。防護服スーツはすでに展開終了している。

 と、気付いたのだが残りのオーリ、コリンにイーシャさん達が俺のことを何とも言えない表情で見ている。

「・・・何だ?」

「い、いや・・・何か今まで見たことないような優しい顔だったんでつい・・・」

 俺はニヤリと、

「見惚れてた?」

『―――!?』

 慌てて周りの手伝いに参加する皆。

 ・・・やれやれ。



 亡くなった人たちの葬儀は、慎ましやかに、厳かに行われた。村の片隅の墓地へと葬られた。

 それから2日後に、思ったより早く現状の確認が出来た。その結果―――、



「―――村を、捨てる?」

「そうじゃ、残念ながらな・・・」

 広場にて生き残った人たちと会議を行い、その結果が村を捨てる事とは・・・物資的には何とか余裕がありそうだったんだが・・・?

「失礼ながら、物資には余裕があるのでは?」

「物資には確かに余裕があるが・・・最大の原因は、あれじゃよ・・・そろそろ聞こえてくるのではないかのぅ」

「? 一体何が・・・?」


 ――・・・グオオオォォォォーーー・・・


「―――!?」

 かなり遠くから聞こえてくる幾重にも響く唸り声にも似た不気味な声・・・て本気で何じゃらほい?

「・・・察しの通り、あの飛竜ワイバーンどもの巣からじゃよ・・・あ奴らは一度に卵を10数個ほど産むのじゃ・・・それらが孵った幼生の声じゃよ・・・」

 ・・・なるほどね。

「幼生と言えども単体でCクラスほどの実力がある・・・そんな奴らが10数体・・・とてもではないがもはやここに住むのは出来ぬ・・・加えてここらに住む魔獣は最高でDクラスじゃ・・・いずれここまでやってくる」

 項垂れるグイード村長。それを見ながら俺はこれからのことに頭を巡らせているが・・・ほんと、どうしようか・・・?


迫りくる飛竜の幼生の群れ


虎九はどんな選択をするのか?


①もらうもの(年頃の女性)もらって飛竜をやっつける

②もらうもの(年頃の女性)もらって逃げる村人の護衛

③村人全員自分の支配下に置いて村を支配して好き勝手する

④我関せず


・・・どれを選んでも魔王ルート一直線!?

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