第4話 ・・・説明会?
やはりプロットがないだけあって、めちゃくちゃになりつつあるかなー(汗)
片手間に読んでいただければ幸いです。
第四章 ・・・説明会?
・・・さて、あれから15人分くらい用意したシチューとポテトサラダ並びにフランスパンは見事に食い尽くされました。
・・・異世界人の食欲パネェ(汗)。まあほとんど監禁状態だったんだから無理ないけど。少しだけだけどユティにも分けたし。
今は食後の余韻というか、紅茶を飲みつつまったりタイム。・・・ていうかみんな言葉少なくなんか沈黙が痛い。
・・・まあ、では恒例の、事情の説明タイムといきますか。
「・・・あー、と。そろそろ皆何が起こったか事情を知りたいと思うんで説明しても良いかな?」
『・・・』
俺が声を掛けた途端に皆真面目な顔してこちらを向いた。・・・一瞬ちょっと怖かったなんて、言うつもりなんてないんだからね!
「自己紹介はさっきしたけど、改めて。トラク・ヒノって言って、ここから南西の平原の、さらに南にあるアースって所から来た。今のところ自由気ままな旅人兼冒険家ってところだろうか」
これは間違っていない。今のところこの世界での自分の立ち位置なので、こういえば角は立たないだろう。
さらに出身についてはこう言っておけば絶対にわからない。当初俺がいた平原より東は樹海が広がっており、さらに先には海。打ち上げた衛星で確認済み。ほぼ行き来が無かったから、角は立たない。
それと冒険者では無く、あくまで冒険家と言い張る。目指せ、異世界のアドル・クリスティン! 別名は『黒毛の虎紅』! ・・・何となく語呂悪いな。
「で、後ろに控えてるメイドはエレン。俺の愛人兼護衛」
「改めまして、エレンと申します」
優雅にお辞儀をするエレン。どうでもいいけど、俺の愛人てくだりのところで全員微妙な顔しやがった。・・・どうでもいいけど。
「次はひとまず置いておいて、そちらの自己紹介をお願いできるか? 出来れば出身と現在の身分なんかも教えてくれると助かるんだけど」
と、こちらから見て右の姉妹に紹介を促す。姉妹はしばらく迷っていたが、やがて意を決して話し出した。
「・・・エレナです。カドナ村に住んでいましたが、最近の飢饉で奴隷として妹と共に売りに出されました」
今更ながらエレンと名前カブっとるがな。
まあそれはそれとして、エレナは年は17歳くらい。金髪金眼で髪の長さは腰に届くくらい。160cm位の身長で、カラダはまさに少女から女になるところと言った、もうほとんど女よりの、美味しそうな体をしています。・・・最低でもDカップとみたね。
・・・さて、ここでこの世界の奴隷制度についておさらい。
奴隷には3種類あり、まず借金奴隷。基本的にある程度人権は尊重されるまだましな奴隷。この奴隷は性奴隷には基本的に不可。奴隷と主人との間に合意があれば、成立する。ただし力あ権力で無理矢理はNG。
次に犯罪奴隷。罪人がなる奴隷で基本的に人権無し。主人が買った瞬間性奴隷にしようが何しようが自由。
最後に契約奴隷。これは契約の神の元、完全に主人と奴隷の間で交わす契約をもとに奴隷となる。ただ単に奴隷になると契約を交わせば扱いは借金奴隷。今回俺とユティとの間に交わした条件は身も心も隷属しますって契約だったから、文字通り奴隷となった。まあ扱いを約束して奴隷契約を結ぶと解釈したらいいと思う。
「アンナです。エレナ姉さんの妹です」
と、エレナの傍らの少女。年は14くらいの姉と同じく金髪金眼、背中に若干かかるくらいの髪。身長140cmくらいで、膨らみかけ。何が、とは言わない。まあ年相応だと思う。AからBになりかけ。実に将来が楽しみだ。
「・・・私は、行商人の妻イーシャと言います。そしてこの子は娘のウルリエ」
「・・・(ペコリ)」
そして親子の方。二人とも藍色藍眼、母親は身長160cm20代後半で、娘は身長125cm12歳くらいって所か。母親は流石の色気むんむんボディ。まだ熟れ頃、Eカップは硬いね。まあ俺とタメってところです。娘さんは将来に期待しよう、Aカップ。イーシャは背骨にかかるくらいのウェーブのかかった髪で、ウルリエの方はうなじ辺りまでのショートカット。パッと見少年のようにも見える。
「あたしはオーリ。見てわかると思うけど豹の獣人だ。冒険者ギルドに所属していて階級はB」
・・・猫じゃなかった、だと・・・(血涙)? しかも語尾が「ニャ」じゃないだと・・・?!
心の中で悔し涙を飲みまくった。まあそれはさておき、オーリは身長170cm年は18くらい。獣人と言っても頭の猫(豹)耳と尻尾、それと獣眼以外は人間とそう変わらない。こっちはスレンダーかと思いきや、胸がかなりわがままでした。ギリギリEに届くか届かないくらい。
「私はコリン。エルフです。吟遊詩人をしながら諸国を回っていました」
最後にエルフ。金髪碧眼の美人。外見年齢20歳くらい。160cm位の身長でスレンダー体型。ギリCカップ。手にすっぽりジャストサイズ。
一通り自己紹介が終わったところで、最後に鎖に繋がれてる、
「そっちは俺の契約奴隷のユティーサ。少し言いづらいんだが、イーシャにウルリエ、オーリにコリンを監禁してた盗賊団の元一員だ」
「「「「―――!!」」」」
俺が言った瞬間、イーシャはウルリエを咄嗟に抱き締め、オーリは椅子から立ち上がり戦闘態勢へ。コリンは立ち上がって一歩下がった。
・・・この反応をみて気付いたんだが。
「・・・ひょっとして、言われるまで気付かなかったのか?」
「・・・ああ。ていうか盗賊団に女がいるなんて知らなかったよ」
警戒心むき出しでオーリはユティを見ている。・・・まあ話が進まないから、とりあえず落ち着かせようか。
「ひとつ言っておくけど、盗賊団のアジトはおれが潰しておいた。その後でこいつを奴隷にしたんだから、俺は無関係だからな?」
「・・・分かってるよ」
しぶしぶと落ち着きを取り戻した皆。うん、どうやら盗賊団に所属してたってことはなんとか折り合いがついたみたい。・・・親子の方が戸惑い半分、怒り半分の顔でユティを見てるけど、釘を刺しておくか。
「・・・こいつにはまだ利用価値があるんでそんな怖い目で見るなよ。殺したいほど憎いのかい?」
「い、いえ・・・ごめんなさい・・・」
ちょっと、可愛そうだけどまだこいつに死なれちゃ困る。・・・主に俺の性処理的な意味で。身体を含めてなかなかの名器なので。
「じゃあ、いよいよ本題に入るぞ? まず簡単に言うと、俺の旅の道中に、モンスターの巣と、盗賊団のアジトを見つけたので強襲。放っておくと百害あって一利なしだし、路銀のこともあったんで退治した。そんでお前達が捕まってたんで助けた」
「「「「「「・・・え」」」」」」
「そっちの姉妹はモンスターの巣から、残りは盗賊団のアジトから。姉妹の方はモンスターの繁殖用だったから、お腹にいたモンスターとあと体液とかの影響も一切合切治療しておいた。性処理用だった全員も子供が出来ているかの調査と、性病その他もろもろも治療しておいた。以上」
「「「「「「・・・」」」」」」
全員あほ面晒してる。その中で真っ先に回復したオーリが震える手で俺とエレンを指差す。・・・人様に指を差しちゃいけません。
「えーと、いまいち信じられないんだけどその・・・二人で?」
「・・・あ、紹介してなかったな。・・・ディー! 自己紹介!」
《了解しました。今か今かと待っていたのに遅いです》
「悪い悪い」
「「「「「「―――!!」」」」」」
全員吃驚して背後のチートラことディーを見ている。・・・うむ、なんとなく気分が良いなこういうの。
《初めまして。トラクの唯一無二の相棒パラディウムと申します。通称はディー、ディーとお呼びください。それと先程の質問の答えですが、イエスでありノーと言えます。マスターが兵器である私に命じ、それを私が実行しました》
「「「「「「は、箱が喋った!?」」」」」」
《・・・マスター、この失礼な人達今から捨てに行きましょう》
「いや、捨てないからな? なに物騒なこと言ってんの!?」
《・・・冗談です・・・半分ほど》
そんなに放っておいたの根に持ってんの?
「・・・あの、ひょっとして古代の魔術兵器でしょうか・・・?」
「え?! ・・・まあそんなもん、かな?」
いきなりエルフのコリンが話しかけて来たもんだからこっちがびっくりしたわい。まあ嘘は言ってないよ、な?
《・・・さて、マスター? 楽しいお喋り時間はそろそろ終わりの様です。・・・来ました。現在周囲に展開中》
「・・・来たか、良しディー、防護服型式2VBをくれ」
《了解。転送します》
と、俺の服が移動中に着ていた防護服に光と共に変わる。ただ一つ違う点は背中に2本の幅広な大剣を背負っていることだ。
おーおー、みんな絶句しておるわ。
《・・・攻撃来ます。結界発動》
―――ビシュシュシュンッーー!!
無数の風切り音と共に、こちらに向かって矢が放たれた。
そして無情にもそれらの矢群は、
―――ブーーーンッ
ふはは、無駄無駄―! ディーの周りに張ったバリアーによって一本もこちらに来ることは在り得ぬわ!
「―――打ち方やめっ!」
おー無駄なことが分かったみたいね。矢群が尽きたわ。
そして俺らの周囲の影から出てくる盗賊団の生き残り約25名。おそらくこいつらが別働隊、最寄りの村まで略奪に行っていた奴らだろう。・・・こいつは良いカモだ。まあ、実を言うとこいつ等を待っていた訳なんだが。
ふと助け出したエレナ達を見ると、顔面蒼白になって震えている。オーリは素早く戦闘態勢で、コリンも一歩下がって構えている。・・・そんな必要ないのに。
「てめぇ、てめぇが俺らのアジトをぶっ潰しやがったのか!?」
現れた奴らの内の、リーダー格っぽい一際ガタイの良い奴が。
・・・と、そいつが声を上げた瞬間、俺の後方から声が聞えた。
「あ、あの人は!?」
「・・・?」
振り向くと、イーシャさんがウルリエを抱締めて、リーダー格を厳しい目で睨みつけている。・・・これはもしかすると、
「・・・あいつ、知ってんの?」
「夫の、主人の仇です!」
ビンゴ! ・・・これは、利用できるか?
「おっけー!」
「――おい! なにがおっけーだ!? 囲まれたぞ、どうすんだ!?」
オーリうるさい。
「全然問題ない! ま、あんたたちはディーのそばでおとなしく見ておきな!」
さーて、ショータイムだ!
と、俺は前へと出て盗賊団に対峙する。バイザーの中、レーダーによると総勢25人。内2つの反応は女。
(・・・ふ、性奴隷に2人追加)
内心ほくそ笑んだね。まあ好みじゃなかったら、斬る。
「てめぇ、余裕こいてんな! もうてめぇらは囲んでんだ! 仲間の仇、とらしてもらうぜ!」
「お決まりだなー。・・・知ってるか? 悪事っていうのは必ず、報いってのが訪れるもんだぜ? ・・・ショーダウンだ!!」
と、俺は叫びつつ指パッチン。
―――ザザッ
と、地面から3体の〈大蠍〉が、木の上から三体の〈大蜘蛛〉が、そして盗賊団の背後からこれまた3体の〈兵士〉が現れた。
まあ最初からこの状況を予測して隠れて貰ってただけなんです。地中と木の上に。
「な、何だこいつ等!?」
リーダー格が何か言ってるけど、もう遅い!
「――いつもの通りだ、やってしまえ!!」
虐殺&捕獲開始だ。
周囲の盗賊団員に、〈兵士〉が、〈大蠍〉が、〈大蜘蛛〉が一斉に攻撃を開始する。地獄絵図何て言うのがぴったりだったね。まあめんどいんで割愛するけど。
周囲で暴れてる合計9体の人形たちを横目に、俺は目前のリーダー格の男を含めた3人1組のパーティーと対峙している。
・・・そろそろ俺にも見せ場が欲しいのよ。
「さーて、覚悟は良いか、糞野郎共!?」
背中に背負う2本の大剣〈高周波振動ブレード〉通称ヴァイブレイドを抜きつつ、突進。抜いた刃を横に薙ぐ!
・・・ちなみに武器についてのうんちくはググってください。参照は「ガ○バー」あたりが良いと思う。リじゃないよ、イだよ? もしくはBCこと「ブラ○クキャ○ト」のマルスとか。
「イヤッハーーー!」
大剣だからと、森の中に逃げ込むなんざ、甘くて胸焼けするぜーー!
「たかが大木の10本や20本! このヴァイブレイドにとっちゃ―――」
と眼前に迫る大木に向かって刃を振るう! すると・・・
―――ピュンッ・・・バキバキバキ・・・
と、いとも簡単に大木は両断。その後ろに隠れていた盗賊団員Aの胴体ごとあっさりと切り裂いた!
「―――豆腐屋の絹ごし豆腐よ!」
《いやその例えはどうかと思います。ちなみに木綿豆腐も同じ理由で却下です》
はい、ツッコミ入りましたーー。しかもダメだし。手厳しーー!
「じゃあ―――」
「―――串刺しだ! 岩錐喚起!!」
と、おれは気分を入れ変えようとしたところ、なおも逃げる残りの二人の内、魔術師風の男が放つ地中より岩の錐で串刺しにする魔術、岩錐喚起を許してしまった。
「は、雑魚は雑魚だな!」
眼前に迫る岩の塊。俺は今にも自分の直下より飛び出しそうな岩塊に向かってヴァイブレイドを振るった!
・・・予想通り、ヴァイブレイドの刀身に沿って真っ二つになる岩塊。
「・・・はぁ!?」
驚く魔術師Aだったが、男の驚きようなんか見てもちっとも楽しくない。邪魔な魔術師Aとの間にある岩塊を、手に持つ刃を振るい次々と両断していく。
「・・・う、うわあぁーー!?」
「は! 逃げるくらいなら最初から向かってくるんじゃねえよ!」
逃げる魔術師Aに向かって跳躍! そして上空から斜め袈裟切り!
―――ブシューーッ!
切断面から血をふきだし絶命した。
「―――さーて、残り1人!」
と、最初から分かっていたけど、俺の後方から近づき、奇襲をかけるリーダー格。武骨な戦斧が迫るが、それを俺はヴァイプレイドで防御。
「―――はぁ!? どうなっていやがる?!」
ヴァイブレイドにあたった瞬間両断されるリーダー格の戦斧。2度目だけど、男の驚く顔なんざ見たくもないってーの!
「鉄だろうがなんだろうが――」
と、俺は目前で固まる男の右腕・左足に向かって2本のヴァイブレイドを振るった!
―――ブシューーッ!
「・・・ぎいゃあぁぁぁぁーーー!!??」
切断面から血をふきだし、崩れ落ちるリーダー格。
それを横目に、決め台詞。
「―――プリン同然」
《わかりづらい!》
ツッコミ2つ目――! もう、しょうがないなー・・・。
「・・・紙切れ同然」
《最初からそう言って下さいよ・・・》
さて、では小細工といきますかね。・・・むふ♪
と、出血のため徐々に弱っていく男を引きずり、ディーのところへと帰る。
「・・・ただいまーー」
―――ビクッ・・・!
・・・あっるぇー? なんで帰った瞬間皆一瞬で引いたの?
《お帰りなさいマスター。・・・ちなみに見た目返り血で凄いことになってます》
あ、それでみんなドン引きしたのね・・・良いけど。へ、凹んだりしてなんかないんだからね!
「えーと、イーシャさんに一応土産。・・・仇討ちが必要なら、一思いにやってくれや」
「―――えぇ!?」
驚くイーシャさんの前に引きずってきたリーダー格を放り投げる。切断していない方の手足も、道中腱を切断し、一切動かない様に仕上げておいた。安心の俺クオリティー。
戸惑うイーシャさんに、俺は小型のヴァイブレイドを手渡す。・・・突いて良し、斬って良しなこの一品。
「・・・俺は復讐を否定しないけど、よーく考えてくれ。まず復讐するかしないか。そして自分でするかしないか。自分で復讐した場合、いくら罪人とは言え、血に濡れたその手で、我が子を抱けるのか、ていうことを」
「―――!!」
―――カラン・・・ッ
震える手から、刃が零れ落ちた。
「・・・おいで、ウルリエ」
「・・・うん・・・」
そして震える声で我が子を呼ぶイーシャさん。ウルリエを抱き締めて、俺へと視線を移した。・・・正直、泣き顔にグッときました。・・・絶対に俺のものにしてやんよ! レッツ寝取り(NTR)!
「・・・復讐は、したいです・・・! 主人を、犯されながら目の前で殺された! 私はこの男を殺してしまいたくて仕方がありません! ・・・ですが、この子を思うと、やはり自分ではできませんっ!」
「じゃあ俺に言ってくれればいい。さっきも言ったけど、おれは復讐を否定しない。その子と共に、先に進むために復讐を遂げるという手段が、必要だと思うからね」
ヴァイブレイドを右手で抜きつつ、目の前の男に掲げる。
「ウルリエは見なくていい。・・・イーシャさん」
そして、コクリと頷くイーシャさんを視界の端にとらえた。
「・・・お願いします・・・! 主人の、夫の無念を晴らしてください!」
「それと、貴方達の思いもね。・・・罪人には罰を、咎人には裁きを、そして―――」
ヴァイブレイドを振り抜く―――。
「―――悪党には、死出の旅路に永遠の地獄を」
―――ザシュッ・・・
リーダー格の男の首を斬り飛ばした。
「さて・・・ディー、首はひとつ残らず回収したか?」
《作戦完了。計23人の盗賊の所持品および討伐証拠は回収済み。なお盗賊団にいた女性は捕らえて処置中です。追加で近くに盗賊団の戦利品があったためそちらも回収済みです》
「おーらい、完璧だディー。じゃあ血の匂いに誘われた邪魔者が来る前にトンずらするぞ」
流石にディーは仕事が速いね。もう人形たちも回収して片づけも終わり。
―――プシューー
と、そんなこんなでトラックの荷台の扉があいたな。
「よし、全員中に入れ。ディー安全地帯まで自動運転よろしく。おれは中で補足説明をしている」
《了解》
・・・ディーもだんだん毒されてきただろうか、万年厨二病のおれに。・・・まあいっか。
全員ディーの中に入ると、そこは会議室っぽい部屋。
「適当に座ってくれ」
全員着席を確認した後(ユティは床の上)おれはおもむろに、口火を切った。
「現状、何か質問は? さっきの通り、こちらの事情の一部は知り得たと思うんだけど、あれらも俺が所持する古代の魔術兵器の人形たちだ。まああーゆーものだと認識してくれた方が助かるんだけど」
「・・・あなたは、一体何者なんでしょうか? 国元で、実は勇者とか英雄だとか、周りから言われていませんでしたか?」
エレナからの質問。この娘結構大物かもしれん。比較的冷静だな。
「そんな事実は一切ないな」
ある意味、昔若気の至りで女風呂とか女子更衣室に突撃したりしたときに言われたけど、意味合いが違うしねー。
と、皆の反応をうかがう。全員ある意味思考がフリーズしているみたいだな。
「・・・夜も遅いし、今日は此処までにしよう。・・・最後に、明日の昼過ぎくらいに最寄りの村へと向かう。・・・ここだ」
と、空中に出て来たここら辺一帯の立体映像。まあ皆何が何だかわからないだろうから目印に特徴的な城を入れてみた。
すると、それに反応するオーリとコリン。
「これって、カステロ城じゃないか!? とすると向かってる場所は・・・」
「おそらく・・・カドナ村だと思います」
2人の台詞に、エレナとアンナはビクッと反応したんだけど、可笑しいな。・・・もしかして・・・。
「・・・もしかして、帰りづらいのか?」
「・・・はい。・・・実は人買いから直接取引をしたため、村にはそもそもお金が支払われているのです。でも・・・私達を運搬中にモンスターに襲われたため、現在私達は微妙な立場にあります」
そりゃ奴隷として売ったのに証拠が何もないんだもんなー。・・・うーむ。
「・・・まあ着いてから事情を説明するしかないと思うがね」
「あ、あと聞きたいことがあるんだ」
「・・・私もです」
とはオーリとコリン。
「何ぞ?」
「あんた盗賊団を討伐した時に、奴らの荷物とかどうしたんだ?」
「あー、全部一応かっぱらった。こっちではどうか知らないけど、基本的に盗賊の持ち物は討伐した際に討伐者の物になるんで」
「こっちでもそれは一緒さ。・・・でもそれなら話は速い! あたしの荷物を返しちゃくれないか!? 大事なものがあるんだ!」
「私の方にもお願いいたします!」
と、頭を下げる2人におれは微妙な顔をした。
「・・・あー、言い辛いんだがそりゃ無理だ」
「何でだ!? 元々はあたしたちの荷物だろう!?」
少し勘違いをしているようだから訂正しておくか。それと追加説明も。
「・・・そうだな、少し説明させてくれ。・・・そもそも俺は自分のルールにのっとってあんたらを助けたわけなんだ。こっちも聖人君子じゃないんでね、どっちかって言えばおれも悪党側だよ」
言った瞬間、皆が俺を見る目が若干変わったな。・・・良いけど。べ、別に悲しくなんか、ないんだからね!?
「ま、有体に言えば俺にとって『利』になるからあんたらを助けたのさ。その際の条件は『命』と『状況』。今回はあんたらを助けて無事に人里まで届けるのが俺が決めた条件。荷物は残念ながら今現在の所有者は俺だ。だから元あんたたちの荷物を譲ってくださいっていうのであれば聞き届けるよ。・・・相応の対価は貰うけどさ」
まあ、今の自分の状況ではビタ1文払えないだろうけどさ。・・・あるモノ以外。
「それも含めて、明日村に到着するまでに今後のことを考えておいて欲しい。言った通り、こちらは村まで届けるだけだ。後のことは自分達でどうにかしてくれ。・・・もちろん対価を支払えばこちらも協力するのにやぶさかじゃない」
「・・・む、無茶苦茶だ! なんだよその理屈は・・・ッ!」
「・・・私達を助けて『利』になることとは、いったいなんでしょうか?」
激昂するオーリを抑えて、俺が一番聞いてほしかった質問をしてくるイーシャさん。うん才女だね。ますます欲しくなっちゃう。
「ん。良い質問だ。助けたのは、あんたらがあそこで死ぬのは非常に惜しいと感じたのさ。・・・はっきり言えば、おれはあんたたちが欲しい」
「「「「「「――!?」」」」」」
驚く一同だけど、おれそんなに変なこと言ったか?
「そんなに変か? 男なんざ何人も美人を所有したいと思うのは当然だと思うがね。・・・もちろん夜の方でも、ねぇ?」
と、おれは周りに流し眼を送る。・・・うん。実に皆さんソソる身体だ。
・・・1人、幼女趣味まっしぐらなウルリエ嬢もいるけど。おれがじっくり男の味を教えてあげるぜ!
「ま、今日はもう遅い。全員ゆっくり考えてくれ。・・・それと誓って無理強いはしないし、そのまま去るんなら追わないよ。それに俺の提案て意外な落とし穴があるから、そこはエレンにでも聞いてくれ」
ふあ~・・・今日は疲れたからはよ寝ようか。と、俺はユティに繋がった首輪を引っ張りつつ席を立つ。
「・・・良い夜を。また明日―」
寝る前にユティをいじめて寝よう。・・・さーて、どう転ぶかな?
欲望の権化、妄想を発散中です。




