きれいな幽霊おねえさん
ケーナ達は、女性の霊を発見する。
果たして悪霊なのか……?
ケーナ達が側に来た時。
その女性の霊はゆっくりと立ち上がった。
長い髪をなびかせた妖艶な雰囲気が漂っている。なかなかの美人だ。
「あら……いらっしゃい。随分、カワイイ子達ねぇ」
レイル達が話しかける前に、その女性霊は普通に話しかけてきた。
悪霊と言う感じがしないくらいに普通の話し方だった。
「あの……こんにちは」レイルは、とりあえず挨拶してみた。
「あらボウヤ、礼儀正しいのねぇ。お姉さん君のような子好きよ……名前は何ていうの?」
「僕は、レイル。この子は……」
「ケーナだよ。」そう言いながら、少女は女性霊のグラマラスな肉体がちょっと羨ましいと思った。
「そう……」女性霊はウフフと怪しげに笑った。
「私は、ネレスト。ずっと昔にすっごく悪い事しちゃってねぇ、ここに閉じ込められちゃったのよ。現世への未練もタラタラだから成仏も出来ないし困ったなぁって感じなの」
「はぁ……」気楽な言い方にケーナは呆気にとられた。
「それで、お姉さんは、悪霊何ですか?」
「そういえば、そうよねぇ。この世に未練たっぷりで、誰かにとりついてやろうってよく思ってるし。まあ、悪霊かな?」
「そうなんだ……」
「ふぅん、その感じだとあなた達も例の冥術師の試練出来たクチかしら?」
「うん、そうだよ。このレイルが、女になりに来たの。お姉さん、もしかして全部知ってるの?」
「勿論よ」ネレストはまたウフフと笑った。
「だって、私今まで何回も憑りついたことあるんだもの」
「えっつ!?」
ケーナもレイルも、悪霊の意外な姿に驚きが隠せなかった。
今まであった恐怖感は何だか一気にさめてしまったような気がした。




