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砂塵りのケーナ  作者: 束間由一
第一章:砂漠の少女
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水面でドッキリ


 落とし穴に落ちた2人は更に大変な目に!?



 ザブゥン!


 レイルの予想通り、穴の底は水たまりだった。

 正確には、地底湖と言った方が正しいだろうか。


 足をバタつかせながら、レイルは試しに<デリア>を使ってみる。

 光の球は再び現れた。どうやら、ここまでは冥術封印の罠の効果は無いらしい。

 辺りが照らされる、光球の映し出す部分には陸となる部分は無かった。


 「ケーナ、どうやら大丈夫みたいだ! 普通の水だよ!」


 ザブウン!

 ケーナも続いて水に入った。装備が重いせいなのか、それとも彼女が重いのか、水しぶきが一際大きかった。


 「プハー! 砂漠の地下にしては水が多いなぁ。オアシスから引いてるのかな?」


 「わかんない。とりあえず、どうにかして出口を見つけないと。」


 「そうだね、レイル。けど、ここって何だか嫌な予感がしない? 何か、ここに落とされてそれで終わりって気がしないって言うか……」


 「まさか……」



 ケーナの悪い予想は当たっていた。

 2人にゆらゆらと近づく何かがいる! しかも、1つでは無い。囲まれている!



 「うわわっ!」

 レイルが慌てる。



 「これは……砂漠ワニ! こんなところにいるなんて……」

 ケーナは、正体を見破った。しかし、この状態では、上手いこと剣を振るうのは難しかった。増してや数が多すぎる。



 このままだと、ワニにおいしく食べられる事だろう。

 2人にとって最大のピンチが訪れたように見えた。



  










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